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だぶるばいせっぷす 新館

ホワイトカラーではないブルーカラーからの視点

【イベント潜入】 魔法 vs 科学 in なんば紅鶴

Podcast イベント

2016年8月14日の事ですが、大阪の味園ビルにあるライブハウスで行われた、【魔法vs科学】というイベントが開催されました。
この番組は、オカルト系の【東京ポッドキャスト】と科学系の【青春あるでひど】の、私が大好きな2つのPodcast番組の合同企画で、オカルト目線と科学目線で一つのテーマについて考えてみようという企画です。

青春あるでひど

青春あるでひど

東京ポッドキャスト

東京ポッドキャスト

  • 東京リチュアル
  • 宗教/スピリチュアル
  • ¥0

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今回の開催で、延べ4回の開催。
主催者によると、今までのイベントは前座で、これからが本当にやりたかったことのようです。

満を持しての開催ということで、今回のテーマは【死】
科学でもオカルトでも、死は避けて通れないテーマですから、私はイベント前から興味津々状態。
かなりの期待を胸に、大阪まで行ってまいりました。

観た感想としては、単純に『凄かった』です。
イベント自体は3時間ほど行われたのですが、その間中、ビシバシと影響を受け続けてしまいました。
という事で今回は、このイベントのことについて書いていきます。

イベント内では、話があちこちに飛びつつも様々な話をされたのですが、その中でも面白かったのが『死者がこの世の多数派になり、世の中を支配する』といった話でしょうか。
これだけを聞くと、かなりオカルティックな話なので、『何を馬鹿なことを行っているの?幽霊とか科学的に証明されてるの?』なんて反論する方も居らっしゃるでしょう。
ですが実際に話を聞くと、もの凄い説得力がある話で、『未来が楽しみ』『面白い』というもの意外に『恐怖』という感情を抱いてしまいました。

もう少し、具体的に書いていきましょう。
今の世の中は、リアルな空間だけではなく、サイバー空間で人々がつながっています。
Twitterfacebookは勿論ですが、Amazonで何かを購入すると販売履歴は取られていますし、Tポイント等も顧客の販売履歴を集めてビッグデータ化して販売をしていますよね。
私達がなにか困ったときは、とりあえずネットを介してgoogleで調べ物をします。
これらの行動により、私達の行動の大半はデジタル化され、何処かのサーバーに記録されていることになります。

その一方で、最近もう一つ発達してきた技術として、人工知能が存在します。
人工知能は自己学習で学ぶところまで進んでおり、少し前に囲碁で人間を打ち負かしたことでも注目を浴びていますよね。
この人工知能と、先ほどのビッグデータをかけ合わせるととうなるのかというと、将来的に、自分自身よりも自分のことをよく知っている知能がネット上に存在するなんて事も考えられます。

ではこの話が、【死】とどの様に関わってくるのでしょうか。

この事を考える前に、まず人が考える【死】について考えていきましょう。
【死】とは人間が活動を停止する事ですが、今の世の中の場合は、何を持って活動の停止というのかという問題があります。
皆さんの周りにも、実際にはほとんど顔を合わせないけれども、SNSだけでつながっている関係の人が、いらっしゃるのではないでしょうか。

その様な人が亡くなる事をしる機会というのは、更新が止まり続けて『もしかして?』なんて気づき方か、家族の方がログインして死亡したことを伝えるか、リアルで会っている人が報告するぐらいしか知る方法がありません。
逆の言い方をすると、亡くなった状態でも更新が続いていれば、『SNS内では死んだ事にはなっていない。』なんて不思議な事にもなってしまうわけです。

では、本人が死んだ状態で更新が続くという状況はどういう状況なのか。
Twitterなどでは、botなんてものが存在しますよね。
botは、機械による自動発言システムの事で、予め打ち込んでいた言葉をランダムで投稿してくれるシステムです。
コンテンツ制作者が、宣伝を行う為に定型文を定期的に投稿するといった感じで利用されていたりしますよね。

これを応用し、もし仮に、本人が死んだ後も、botが本人が呟きそうなことを自動生成して更新し続けてくれるシステムが有ったとしたらどうでしょう。
今の人工知能は、特定分野に特化した状態では、小説を書くことも絵画を描くことも可能です。
つい先日も、レンブラントの過去の絵画を人工知能におぼえさせることで、レンブラントの新作を人工知能が書いたりもしていましたよね。
SNSの投稿レベルであれば、人工知能を使って自分が書きそうな事をつぶやかせるなんてことは、結構、簡単なことだったりします。

昔は個人でサイトを作って自己主張をしていたものがブログサービスに移行し、それがSNSの登場によって更に簡略化されています。
そしてLINEでは、言葉ですら無く、スタンプのやり取りのみでコミュニケーションがとられる様に変化してきた事を考えると、『自己主張はしたいし、自分に向けてのアクションは欲しいけど、コンテンツ作りは面倒くさい』なんて事を考える人達がいて、その人達のニーズに応えるために、自動で呟いてくれるなんてサービスが登場したとしても、不思議なことではないでしょう。
この様なサービスを申し込んだ上で、その人物が亡くなった場合、本人はこの世に存在しないのにネット上では相変わらず更新が行われてしまいます。
これは言い換えれば、故人の人格がネットワーク上で生き続けている状態とも考えられます。

人格を模写した人工知能が、ネットに溢れる情報の中から故人の好きそうな情報を元にして、発言しそうな内容を自動生成して呟く。
この状態が長い年月続くと、いずれネット内での生者と死者の数の逆転現象が起こるでしょう。

人工知能に人間の思考の癖を覚えさせることで、コンテンツを自動生成出来るようになってくる。
最近のディープラーニング等を観ていると、ネット内で試写が生み出したネタなどを元に人工知能がリアクションを起こし、死者が死者のネタで新たなコンテンツを創りだすなんて世界も、近い将来で起こるかもしれません。
こういう状態になると、企業の広告の手段も変化する可能性が出てきます。

例えば、今は広告手段の一つとしてSNSでバズらせるなんて手法も有りますが、ネットで活発に発信している死者が生者の数を上回って主導権を握った場合、死者のbotに対して販促活動を行い、バズらせる事で話題を呼び、生者の購買意欲を刺激するといった方法も考えられます。
こうなってくると、結果として世の中の主体が死者に移ってしまうという現象が起こることも考えられるわけです。

『そんなのは変だ!』と思われるかもしれませんが、bot自体が自身がbotであることを公開していなければ、更新しているのが人間なのか人工知能なのかは傍から観ている分にはわからないわけです。
資本主義にとって重要なのは、『金が稼げること』なので、大半がbotかも知れない層に働きかけることが広告として有効なのであれば、当然のようにbotにアプローチするでしょう。

こうなると、この世にとっての生者の価値は、生まれ持ったパーソナリティーをネットに吸い取られる苗床ぐらいの価値しか無くなってしまうなんてことにもなるかもしれませんね。
『死者がこの世の多数派になり、世の中を支配する』という文を読むだけでは、かなりオカルト色が強い感じですが、実際に話しを聞くと、現在からもう少しだけ科学が進んだ未来に実際に起こりそうな現実的な話で、かなり刺激を受けました。


今回書いた内容は、私がイベントを聴いて理解できた範囲のことを一部分だけ抜粋して書きましたが、実際のイベントは3時間行われ、内容も多岐に渡っていました。
今後も、どれぐらい先になるかは分かりませんが、イベントは行われると思われるので、興味を持たれた方は、足を運んでみては如何でしょうか。

【イベント潜入】 LOTトークライブイベント ヒューマン

Podcast

今年(2016年)の8月は、11日に山の日という祭日が出来た為、お盆休みが結構な連休になりました。
それに合わせてなのか、8月中盤にイベントが結構設定されていました。
そんなイベントの1つに、私が普段から聞いている【リビングオンザトーキン(LOT)】のイベントが有ったので、行ってきました。

リビングオンザトーキン(LOT)というのは、ミュージシャンのsasayama.さんと、スタッフのシンザキさんによるPodcast(webラジオ)。
特にテーマがあるわけでもなく、物事を小難しく深く掘り下げることもない。
基本的にはフリートークで、シンザキさんが興味を持っていることや思っている事をsasayama.さんに対して話したりプレゼンしたりし、それに対してsasayama.さんが疑問や感想を投げかけることで、トークが二転三転するというスタイルの番組です。

テーマも無く、漫才のようにネタが決まっているわけでもないので、トークがどの様に転がっていくかが演者すらもわからないという、ちょっとしたハラハラ感。
その状態で、一定の笑いを取らなければ!と頑張る演者の姿を見て、楽しむといった感じでしょうか。

リビングオンザトーキン!!(LOT)

リビングオンザトーキン!!(LOT)

  • SASAYAMA.とシンザキ
  • 趣味
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そんな番組の、今回で9回目?となるイベントが、神戸16bitで開催されたので、参加してまいりました。
INFO 16bit – KOBE 16bit

イベントは16時から。
開始と同時に、おもむろに音楽が流れ出す。
その音楽に乗せてシンザキさんが登場し、その音楽の歌詞と同じジェスチャー行う。
事前に曲のタイトルを知らされていたかどうかはわからないが、意外に早い曲の流れに真剣に、そして必至に合わせようとしている姿は、何故か笑えました。
これは別に見下しているわけでもなく、私自身が人前で必死になって何かを表現することが出来ないことの裏返しなのかもしれません。

そんな感じで笑いながらその光景を観ていると、曲が1番の途中まで差し掛かった所で、後ろのほうで少し騒ぎが有り、『なんだろう?』と思っていると、観客の1人がsasayama.さんに背中を押される形で、強制的に舞台に上げられました。
トークライブの開催側は事前にある程度の心の準備が出来ているからまだしも、なんの前触れもなく、いきなり舞台に上げられた観客のJさん(仮名)の驚きようといったら、とんでもないものだったでしょう。
それがもし私だったら、確実に頭が真っ白になって立ちすくんでいましたね。

しかし、凄いのがJさん。
ドッキリを仕掛けられてのにも関わらず、一瞬で場の状況を理解して、音楽に乗りながらシンザキさんと一緒に踊り出し、最終的には主導権を握って先導するまでになっていました。
最初から舞台に上がっていたシンザキさんも、最初こそ驚いていましたが、コンマ数秒で立てなおして舞台を継続されていたのには驚きました。
これには、ちょっと感動してしまいました。

これも、舞台に上げる人選を間違っていたら、シラけてしまっていたことでしょう。
こんな大胆なことが出来るのも、sasayama.さんという方がいたからこそなんだと思います。

というのも、sasayama.さんという方は、話し方や切り込み方で誤解されている方も居らっしゃるかもしれませんが、私の知る限りにおいて、誰よりも身近にいる方を大切にしてらっしゃる方なんですよね。
関係を持った方がコンテンツを作っている場合は、そのコンテンツをしっかりとチェックされていますし、Twitterなどでコンテンツの感想が有った場合なども、その大半に目を通しておられます。
イベントなどで実際に顔を合わせた時などにも話しかけてくださるので、sasayama.さんに接点がある人のことは、ある程度は知り尽くしている感があるんですよね。
『神は乗り越えられない試練は与えない』なんて言いますが、、知人の事をある程度知り尽くしているsasayama.さんが『大丈夫。』と判断出来た人物だったからこそ、成功したんでしょう。

こうして振り返ってみると、ドッキリ・ファンとの親密度・シンザキさんの想定がsasayama.さんによって変えられるといったLOTの本質が、5分程度のパフォーマンスに全て詰め込まれていたような気さえしてきます。

このパフォーマンスは、動きが中心のコンテンツとなっている為、音声コンテンツであるPodcast等では配信されないでしょう。
行った人だけが楽しさを共有できるという意味では、行って良かったと思いました。
こういった試みは前回ぐらいから行われているようで、おそらく今後も継続していくと思われます。

パフォーマンスの性質上、『待っていればイベントの音声が公開されるから、わざわざ行かなくていいや。』とイベントに参加しない人は、楽しめない仕様になっていますので、普段からこのPodcastを聞いていて興味を持っておられる方は、雰囲気を感じるためにも、一度ぐらいは参加してみても良いのではないでしょうか。

サラッと観ても楽しめて、深く考えるといろいろと考察できるパフォーマンスが終わった後は、シンザキ氏による選手宣誓と、このイベントではお約束となっている差出人不明の手紙の朗読が有り、オープニングは終了。
その後は、1時間程度の本編が3本行われ、エンディングを迎えました。
おそらくこの部分は音声で公開されると思うので、この辺りの部分は割愛させて頂きます。


イベントも無事に終了し、皆でライブハウスを出て一旦待機した後は、交流会のスタートです。
この会が毎回有るかどうかは分からないのですが、私が観覧に行った際には毎回、開催されている交流会ですが、これが結構面白いんです。
sasayama.さんやシンザキさんといった主催者は勿論のこと、一緒に観覧していた人達とも会話を楽しめるのが、このイベントの面白いところなんですよね。
ラジオというメディアは、基本的には一人で聴く事が多い為、他の人と感想やイメージを共有するなんてことは余り行いません。

しかし、イベントで集まってきた人達は、確実に同じラジオを聞いているわけです。
その人達とコミュニケーションが取れる機会があるというのは、結構、面白いんです。

私は電車の都合上、22時過ぎには会場を後にすることが多いのですが、結構遅い時間まで開催されているとの噂なので、『ラジオ仲間が欲しい』人達や、『いつも聞いているパーソナリティーの方と話してみたい!』って方は、参加してみると良いと思いますよ。
イベントの観覧料金は2000円ですが、早めに帰った私でも6時間以上楽しめたので、結構、コストパフォマンスの高いイベントだと思います。
次回は11月の予定のようなので、都合の合う方は、行ってみては如何でしょうか。

【本の紹介】 すべてのJ-POPはパクリである (~現代ポップス論考)

今回紹介する本は、芸人のマキタスポーツさんが書かれた、『すべてのJ-POPはパクリである (~現代ポップス論考)』です。



マキタスポーツさんといえば、最近ではドラマなどでも見かけるようになりましたが、私が最初に拝見した時は、音楽を用いたネタを披露する芸人の方でした。
どちらかと言うとお笑い寄りの芸をされる方なのですが、私の印象としては、デフォルメして崩しまくったモノマネをして笑いを取るというよりも、少し知的な感じが漂うネタをされる印象の方です。




そんな、マキタスポーツさんについて、少し前にこんな噂を聞きました。
『今流行している曲を大量に集めて、その中の歌詞にどんなワードが使われているかを検証し、泣ける曲を計算して作って、実際にヒットした。』
この話を聴いて、『面白いアプローチだな。』と関心した私は、早速、ネットで検索をかけ、この本に辿り着きました。

実際に読んでみた印象ですが、『すべてのJ-POPはパクリである (~現代ポップス論考)』というタイトルだけを観ると、現在のJ-POPを馬鹿にしているようにもとれますが、実際にはそんなことは有りませんでした。
本の出版は、買ってもらわなければ話しにならないので、基本的に過激なタイトルを付けがちなんですが、この作品もその一つと言って良いでしょう。
ではタイトル詐欺なのかというと、そうでもなく、本全体を通して読むと、タイトル通りの内容といった感じ。
これの投稿を読まれている方は、若干、感想がブレているように感じられるかもしれませんが、『タイトルに嘘はないけれども、それほど過激でもなく、J-POPもdisってませんよ。』って事ですね。

読んだ感想ですが、音楽に興味が無い人が読んだとしても、何かしら吸収できる内容になっていると思います。
本の内容をすべて紹介してしまうと営業妨害になりますので書けませんが、かといって、私の表現能力では内容に触れずに書くことは不可能なので、少し内容に触れて書くと、この本には物を創りだす方法が書かれています。

私自身は、音楽に特に詳しいわけでもなく、自身で楽器演奏や作曲などを行うわけでは有りません。
しかし、仕事が製造業であるため、毎日の様にモノの生産には携わっています。
また、ブログという形で自身の考えなどを文章に起こして書いているわけですが、これも大まかに分けるとコンテンツ生産に入るでしょう。

こういった私の視点から読んでも、参考になることや、私自身がこれまで制作する過程で考えてきた事と共通する部分が多く書かれていました。

では、どのようなことが書かれていたのかというと、『無から物を作り出せる人間はいない』という事です。
人が創りだすものという行為は、基本的には『A』という物と『B』という物を組み合わせて、『C』という新しく見えるものを作っているだけです。
何も無いところから『C』を生み出す人はいません。

元となる『A』を、どのような形で『B』と関連付けをするのかというのが、世間一般で言うところのオリジナリティーというわけです。
この、組み合わせや関連付けと言うのは、必ずしも足し算というわけでは有りません。
分かりやすいのは、美術の世界でしょう。
美術は、基本的には従来のものとは違う作品を生み出す歴史です。
昔は、目の前にある被写体を、どの様にしてリアルに書くのかに重点が置かれ、陰影や遠近法等の技術が開発されませいた。
しかし、そこに写真という技術が生まれてしまいました。

被写体をそのまま描き出すという店においては、カメラ以上に手軽で正確なものは有りません。
そこで絵画は、自身が生き残る手段として、ありのままを書くのではなく、『絵である』という事を極端に主張する為に、筆のタッチを残す手法が生まれます。
それが、印象派ですね。

つまり、絵画というものに対してカメラという存在が影響を与えた事によって生み出されたわけです。
美術の世界では、今まで行われていなかったことやタブー視されていた事を、敢えて行う『カウンター』が多く使用される場合が多いですね。
カウンター以外にも、既存のモノの良い点を更に追求して尖らせたり、別角度の視点を導入するなど様々な方法が有りますが、基本的には、『既存のもの』に対してどの様な変化を加えるかという方法で変化が起こっています。
『A』というものに対して『B』という価値観を組み合わせることで、『C』という物を生み出してきたわけです。

この本では、この理論を音楽で実践する為に、どのような行動を起こしたかということが丁寧に解説されています。
本の書き方的に理論重視の為、もしかすると、『自分は音楽を魂で作っているんだ!』なんて主張する人にとっては、面白くないし、神経を逆なでするような内容かもしれません。
しかし、音楽を工業製品と割り切って考えられる人にとっては、参考になる内容だと思いましたね。

ただ注意点としては、ここに書かれているのは『製品の創りだし方』であって、これを読んだからといって、良作が量産できるというものでは有りません。
『A』というものに対して『B』というアプローチをして『C』というものを創りだすという法則ですが、これ自体は間違いではないでしょう。
ですが、より良いものを作るためには、ベースと成る『A』のデータ量が大量に必要になる為、日々の勉強が大切になってくるでしょう。
また、そのベースに対して『B』のアプローチ結果がどのように成るのかといった試行錯誤も必要になってきます。
本の中では簡単そうに紹介されていますが、元となる法則は簡単でも、実践する為には膨大な時間と努力が必要になってくるんですよね。

…と、こういったことが書かれている為、音楽好きで無い人が読んだとしても、得るものはありますし楽しめる内容になっているのではないでしょうか。
文章も読みやすく書かれている為、普段から本に接していない人でも簡単に読むことが出来る仕上がりとなっています。
気になった方は、読んでみては如何でしょうか。

【ゲーム紹介】 真・女神転生IV  (3DS)

ゲーム

今回紹介するゲームは、真・女神転生IV です。



今年の初め(2016年2月)に、この作品の続編である【真・女神転生IV FINAL】が発売されましたが、今回の記事はその前作となる無印の方ですので、お間違えなく。
女神転生シリーズといえば、多くのマニアックなファンを抱えるシリーズ。
RPGゲームの舞台といえば、中世のヨーロッパのファンタジー世界と相場が決まっていた時代に、現代の東京を舞台にした事で異彩を放っていたゲームです。
その最新作の完結編の良い評価を立て続けに聴き、少し興味を持って値段を調べてみたところ、ベスト盤がでて価格も大きく下がっていたので、購入してみました。

やってみた感想としては最初は『???』って感じ。
というのも先程も書きましたが、このシリーズは、他のゲームメーカーが中世ヨーロッパやそれを基にしたファンタジー世界を舞台にした作品を作っている時に、現代の東京を舞台にして差別化をはかったシリーズ。
にも関わらず、このゲームの最序盤は、中世ヨーロッパのファンタジー世界的な舞台なんですよね。
中央に城がそびえ建ち、そこに住む人達には、『ラグジュアリーズ』と『カジュアリティーズ』という身分制度が存在する。

ラグジュアリーズは、カジュアリティーズを出生の違いだけで見下して差別するという、昔の貴族と平民の様な構図になっています。
この世界では年に一回だけ、特定の年齢に達したもの全員がサムライに成るためのテストを、儀式的に行います。
特に野心もなく、サムライに成る事にこだわりも無かった主人公ですが、サムライの試験に合格してしまい、その後は流されるように物語が展開していく…

正に、昔の王道的なRPGの設定。

正直、私がメガテンシリーズに求めていたのは、こんな王道的なものでは有りませんでした。
基本的にひねくれ者の私は、他のメーカーがやらないような設定で制作されていた事に興味を持っていたんです。
それを今更、こんな王道的な設定にしてしまうとは…と、最初は少々がっかりしてからのスタートでした。

しかし、買って早々にやらなくなるのも、なにか負けたような気がする。
また、私が結構信頼している人達が総じて『面白い!』という感想を漏らしていたのも気になったので、とりあえず続けてみました。
一通り町の人の話を聴いて世界観を理解するように勤め、最初のチュートリアルダンジョンに突入。
ここまでは、本当によくある感じのRPG。

ダンジョンも闇雲に潜るのではなく、上司が丁寧に達成すべき目標を与えてくれるので、お使いをこなすだけの非常に楽な…
楽な??
『えぇ!!』
ここで問題発生、敵が強すぎる。
最初は自分一人から始まり、メガテンシリーズの醍醐味である悪魔との交渉を行うことで、仲間を増やしていくわけですが…
敵がなかなか交渉に応じず、仲間にならない。
まぁ、簡単に仲間になると、それはそれで楽しさが半減するのでしょうが、最初はこの状態が、とにかくつらい。
交渉が決裂するとターンが敵に移るわけですが、仲間が少ない間は、この時点でゲームオーバーが確定。

仮に仲間を3体集めることに成功しても、敵に先制をとられるとアッサリと全滅してしまう程のゲームバランス。
私の場合は、このチュートリアルダンジョンでのお使いクエストを消化するだけで、2時間以上を費やする事になりました。

私が想像していた世界観と違い、ゲームバランスも『これでもか!』という程に高く設定されている。
この時点で、やる気が結構削がれてしまいました。
本来ならやめても良かったのですが、『ノクターン』『ソウルハッカーズ』『ペルソナシリーズ』『デジタルデビルサーガ』と、メガテンシリーズをやり続け、マニアとまでは行かずともシリーズのファンである私は、『最後まで見届けよう』と思い、頑張って最初のダンジョンをクリアーしました。

その先に待っていたのは…
正に、驚きの連続でした。
引き込まれるストーリー!魅力的なキャラクター!謎だらけの世界観!!

私が期待していた通りの世界が、初期ダンジョンの先に広がっていました。
これぞメガテン!って感じでしょうか。

ここ最近は、ゲームといえば、高スペックの据え置き機を前提としたオープンワールドが主流になりつつ有り、私もそんなゲームばかりをしていました。
昔ながらのJRPGは時代遅れなんて意見もよく聴きますが、このスタイルのゲームも、シナリオが魅力的であれば充分に楽しめるのだなと、このゲームを通して再確認出来ましたね。

ゲームのプレイヤーに、基本的だけど生きていくために大切な質問を投げつけるのも相変わらずですし、その質問の答えがマルチエンディングに絡んでくるのも今まで通りでは有りますが、それが面白い。
時間のない現在では、この様なJRPGは攻略サイトを見て最短距離を進むのが王道なのかもしれないですが、この作品は、是非、何も参考にせずに、自分の思うがままにプレイしてエンディングを見て欲しい作品ですね。
興味を持たれた方は、一度プレイしてみては如何でしょうか。

不動産投資のリスクについて考える (後編)

政治・経済 考え方

今回の投稿は前回の続きとなっています。
まだ読まれていない方は、そちらから読んでいただければ幸いです。
kimniy8.hatenablog.com

前回の投稿を簡単に振り返ると、『世間に溢れている不動産投資関連の広告は、メリットだけが過剰に宣伝されていて、リスクが考慮されていませんよ』という内容でした。
宣伝文句通りに確実に儲かるのであれば、わざわざコストをかけて一般人に知らせて投資を募らず、不動産業者が自ら投資を行いますもんね。
という事で今回は、無視されがちなデメリットを考慮した上で、不動産投資について考えていきます。

前回紹介した不動産投資の条件としては
・不動産の運用利回りは6~7%
・土地は業者が独自のネットワークを駆使して好立地で一般の不動産市場に出回っていない掘り出し物を紹介してくれる
・お金がない場合、土地取得と建設費用の全額を貸し付けてくれる金融機関を紹介してくれる
こんな感じの、至れり尽くせりのプランでした。
これを信じるのであれば、20年程度で家賃収入だけで借入金を完済できる計算になります。
20年で家賃収入を生み出してくれる物件が実質無料で手に入るのであれば、誰だってやりたいですよね?

この情報に欠けているのが、不動産投資のリスクです。
では、不動産投資にはどんなリスクがあるのでしょうか。
順を追ってみてみましょう。

1.空室リスク
不動産投資は、自分が所有する物件を他人に貸すことで利益をえるわけですが、借りる人がいなければ収入は有りません。
1棟10戸のアパートで、空室が3室の場合は、収入は3割減となってしまいます。
新築の場合は、部屋が綺麗ということも有って空室率は低く抑えられると思いますが、年数が経てば経つほど条件は悪化するわけですから、空室率は上昇してしまいがちです。

2.家賃引き下げによる収入源。
先程も書きましたが、新築であれば強気の家賃でも入居者を確保できる可能性は有りますが、年数が経てば経つほど建物は老朽化していって入居者を確保するのが難しくなります。
同じ条件の圏内に新たな賃貸マンション・アパートが建てば、客はそちらに流れるわけですから、それらと勝負するためには、家賃を引き下げる必要が出てきます。

これだけを考えても分かりますが、長期的に6~7%の運用利回りを確保するのは、かなりの努力が必要でしょう。
経年劣化などを考えると、収入は年々減少することを考慮する必要があります。
最初の条件では20年程度で完済できると書きましたが、これを考慮すると、完済までの期間は更に伸びる可能性も考えておくべきでしょう。

3.不動産の管理費用です。
不動産投資は、貸したらそれで終わりというわけでは有りません。
住民たちは、何かトラブルがあると大家を頼ってくるわけですから、それらに対処していく必要があります。
この管理を不動産業者に任せる場合は、管理手数料を支払わなくてはなりません。
当然のことですが、手数料分、利益は圧迫されることになります。
『不動産管理会社に手数料を支払いたくないので、自分で管理をする!』って人もいらっしゃるでしょう。
しかし、実際に知り合いで大家をされている方に話を聴いた所、共有スペースの掃除や各トラブルへの対処等を全て自分で行うのであれば、他の仕事の片手間で出来る程、生易しいものではないらしいです。
それこそ、大家業としてやらなければならないようで、拘束時間もそれなりにあるようです。

こうなってくると、話は変わってきますよね。
大家業で拘束されている時間を他の仕事に充てた場合、どれだけ稼げるのかという計算が必要になってきます。

4.対人トラブル
入ってくる入居者がみんな善人で、支払日に確実に家賃を支払ってくれる人ばかりとは限りません。
私が以前、観に行ったトークライブで、『家賃滞納100ヶ月!』と語っている芸人の方がいらっしゃいました。
これが本当のことなのかは知りませんが、この様なトラブルも想定しておく必要があります。
また、トラブルメーカーが入居してきて、周りに迷惑をかけまくるなんて事もあるかもしれません。
こうなると、自身の物件の空室率にも響いてきますね。

5.修繕費
建物というのは実態が有るので、何か有った際に壊れることがあります。
当然、これを修理しないと、ただでさえ毎年下がる物件価値が更に下がる事になりますし、新規入居者を募る際の家賃にも響いてきます。
ただ、修理するには修繕費という経費がかかりますし、災害を予想して保険に入ると、保険料によって利益は更に圧迫されてしまいます。

6.出口戦略
投資は、最終的にどれほどのお金が手元に残っているかで、成功か失敗かが別れます。
例えば債権などは、利率は非常に低いのにもかかわらず人気が高いのは、償還日まで保有していれば、元本がそのまま返ってくるからです。
金などの商品・株などの証券投資などは、元本保証では有りませんが、取引市場が整備されている上、販売されているものに統一感が有る為、売却するのは比較的簡単です。
ソニーの100株は、どの地域の誰が持っていたとしてもソニー株100株以上の価値はなく、金は何処の国の人がが保有していたとしても、提示額の価値しかない)

しかし不動産はどうでしょう。35年ローンが終わり借金も返済した後、その物件を売却しようとしたとします。
その立地の不動産はこの世で一つですし、適正な値段がいくらなのかが不透明です。
周囲の環境と比べて参考価格を出すことは出来ますが、全く同じ立地の土地がない以上、参考でしか有りません。
その為、不動産市場が整備されていたとしても、売れる時期も売却価格も予想がつきにくいです。
また、貴方が売却しようと思っている土地に立っているのは、築35年の老朽化した賃貸物件です。
35年経過した住宅は、日本の場合は資産価値が有りません。
では土地の価格のみでの販売になるのかといえば、そうでも無い。
その土地を購入した人が、そのボロ物件で賃貸業をする為に購入するならまだしも、別の用途で使用する場合は、物件を取り壊す必要があります。
購入してから自身で取り壊すと解体費用分が割高になる為、購入者が余程その土地に執着してないかぎり、更地を購入したほうがマシという事になります。
こうなると、解体費用分を値引きして売却希望額を出す必要も出てきます。

また今の時代、更に気をつけなければならないのが、35年後の不動産市場でしょう。
日本では少子化と東京一極集中が進んでいるため、地方都市の入居希望社や不動産購入者は激減していると予測されます。
その市場で自分が満足する値段で賃貸・売却できるのかという問題があります。

以上のことを考慮すると、不動産投資というのは商品や証券投資の様なものとは違い、賃貸業者の経営者になる事と同意とも考えられます。
賃貸業の経営者となって35年も働いて、結果的に1000万程度の利益を得たとしても、年換算で考えると年収30万円弱となります。
仮に倍儲かったとしても、年60万円。
これが割に合うのかという話ですね。

ここまで苦労し大きなリスクを抱え、この程度の利益しか手に出来ないのであれば、適当な土地を見つけて欲の皮が突っ張った馬鹿に転売する方がよほど効率が良い。
その土地にアパートを建設し、建設費をピンハネ出来れば、更に効率良く低リスクで儲けることが出来る。
これで分かりましたよね。不動産会社がわざわざ高額なTV広告費を支払ってまで、不動産投資を勧めてくる理由が。

…と、今回はリスクを重点的に書きましたが、不動産投資は経営なので、経営手腕が有れば儲けることも可能でしょう。
ただ、少子化で人口減が分かっている今の地合いでは、経営手腕があるのであれば不動産以外の他の事業を始めるほうが、まだ稼ぎやすいような気もしますけどね。

不動産投資のリスクについて考える (前編)

社会 政治・経済

ここ最近、私の済む地域では、またマンション建設が始まりました。
徒歩圏内で既に4棟の建設が行われ、少し落ち着いてきたところでのマンション建設。
ここまで大量に建設して、本当に大丈夫なのかと家主を心配してしまう程です。

という事で今回は、前にも少し書いたことが有りますが、不動産投資について今一度、考えていきます。

この様なマンションラッシュは、私の住む地域だけでなく、全国的に起こっているようです。
建設ラッシュはいつから始まったのか。記憶を辿ると、東北地震だったように思います。
地震津波で多くの家屋が倒壊し、復興需要が盛り上がっている時に政権交代が起こり、安倍政権に変わってからは建設関連の公共事業が更に増え、建設会社の供給のキャパを超えてしまって建設費が高騰。
それに追い打ちを書けるように東京オリンピックが決定し、それに伴う建設需要が重なって、住宅の建設コストが更に高騰。

もともと建設計画を進めていた人達は、これらの事が起こる前は買い手市場の為、ゆっくりと計画を進めていたが、一気に建設コストが上昇した為、建設コストが上昇しきる前に慌てて発注したというところでしょうか。
市場って、本当に面白いですね。
直ぐに手に入ると思っている間は、じっくり検討しようと思うけど、いざ価格が上昇してしまうと、冷静な判断を失って我先にと飛びついてしまう。
政府がインフレを狙っているのも、この様な動きが建設だけでなく全ての消費市場に拡大することを狙ってのことなんでしょうね。

不動産業界も、ここぞとばかりに『土地や頭金が無くても、今直ぐ始められるマンション経営!』『家賃保証で安定した収益を!』なんて聞こえの良いCMを打ちまくり、ここぞとばかりに稼ごうと必死ですね。
そういう広告を目にした欲の皮が突っ張った人達は、儲けたい一心で我先にと不動産屋に向かってしまうかもしれませんが…

その前に深呼吸をし、少し冷静になって考えてみましょう。
冷静さを欠く判断というのは、多くの場合は失敗する可能性が高いんです。
それが、自分の知らない分野の話となると、尚更です。

まず一つ、冷静になって考えて欲しいのが、『不動産業界は何故、儲け話を、わざわざ広告料金を支払ってまで一般の人に伝えようとしているのか。』という事です。
もし仮に、貴方が確実に100万円設ける方法を編み出した場合、その方法を、広告料金を支払ってまで他の人に教えようとするでしょうか?
普通の人間であれば、その儲ける方法を自分一人で実行するはずです。
その方法は儲けが独占できず、且つ、数人がその手法を真似した程度では自分の儲けに影響が出ない場合は、他人には教えないという確約を得た上で仲の良い友達に教えるなり、それなりのお金を授業料という形で貰うなりして教えるのではないでしょうか。

しかし不動産は、親切丁寧に、『土地や頭金が無くても、不動産投資は出来るんですよ!』と多額のお金を広告費として使ってまで、私たちに教えてくれています。

その広告の情報を元にサイトを訪れてみると、本当に至れり尽くせり状態。
なんでも、駅近くの非常に良い立地の土地を紹介してくれて、その土地に物件まで建ててくれる。
しかもこの土地は、一般的な不動産市場に出回っていない、掘り出し物と言っても良い程の好条件の土地。

物件取得の為の頭金がなくても、建設費と土地の取得費用を貸してくれる、金融機関まで紹介してくれる。
全額借金で購入したとしても、借入金は安い場合で1%台で35年ローン。
その一方で、この不動産会社が推薦する土地にアパートを建設すると、6~7%の家賃収入が入る為、差額として5~6%も手にすることが出来る。
少なくとも20年程度で、家賃収入だけでローンを完済できてしまう。
正に、夢の様なプランです。

自分に何の資産も無くても、20年で土地とアパートが実質無料で手に入り、その後の家賃収入は全額、自分のもの。
こんな素敵なプランを広告費を出してまで一般人に教えてくれる不動産会社は、なんて素敵な会社でしょう!!
例えるなら、見ず知らずの人が不意に現れて、『貴方に高級料理をごちそうしますよ。』と貴方を誘い、高級料理店に連れて行ってくれた上に料理を取り皿に分けてくれて、一口サイズにした料理を箸でつまんで口まで運んでくれる様なものです。
こんなにも美味しい話が、あって良いのでしょうか。

皆がこんなにも他人のことを考えて動いてくれるなら、こんなにも素晴らしいことは有りません。
この動きが全世界に広がれば、世の中はもっと暮らしやすい世の中になるでしょう。
しかし世の中は、こんなにも美しいものでは有りません。

美味しい話には裏があるのが世の常です。

この話を冷静に考えてみましょう。
仮に、何年にも渡って安定的に6~7%も稼ぎだす、好立地の土地が有ったとします。
しかもその土地は、不動産市場にも出回っていないような、自分達が見つけ出した掘り出し物。
今すぐに購入するだけの資金がなかったとしても、今の金余りの超低金利の世の中では、担保さえあれば資金調達は容易に出来る状態。
ここまで条件が揃っているのであれば、業者は自分達で購入して運用するのではないでしょうか。

それをわざわざ高額なTV広告を出して他人に進めるということは、実際に運用を行ったとしても、リターンに対して充分なメリットが得られないと考えているからでしょう。

しかし変ですよね。
条件を見る限り、どう考えても儲かることしか考えられないのに、何故なのか。
答えは簡単で、この条件は希望的観測に過ぎず、且つ、デメリットやリスクを無かった事にしているからです。

私は以前、不動産会社で営業をしている人間に話を聴いたことが有りましたが、『聞かれない限り不利になることは言わないので、スマホを持たない老人は良いカモだ。』と言っておりました。
その際、私が『専門家で助言するはずの業者が騙しにかかると、消費者は抵抗できなくて大変だね』とツッコミを入れると、声を荒げて怒鳴られてしまった記憶があります。
当然、そんな人間とはソレっきりですけどね。

このことからも分かる通り、業者はメリットだけを過剰に宣伝し、デメリットは聞かれない限り、極力、伝えないんです。
都合の良い情報で相手の頭を一杯にし、夢の様なビジョンを勝手に妄想させる。
これは一種の情報操作で、洗脳の基本ですよね。

こうなった客は、まだ手にしていない利益の使いみちを考えるのに必死で、リスクの方に目が行かず、契約してしまうというわけです。
では具体的に、不動産投資にはどんなリスクがあるのかを考えていこうと思うのですが…
結構長くなってしまったので、続きはまた次回という事で。

【おすすめPodcast紹介】 ラジオ酒場

Podcast

私の独断と偏見のPodcast紹介コーナー。
第115回。

過去に書いた投稿
タイトル紹介はこちら
エピソード紹介はこちら

今回は、【ラジオ酒場】

です。


今回紹介するwebラジオは、【ラジオ酒場】
公式サイトの説明を引用すると
『ミナミの某所にあると言われる鄙びた路地裏の雑居ビル、通称「ラジオ酒場」。
その中でひっそりと営まれている場末の社交場「スナックねひ。」「すたんどばーエニグマ」。
そこでは今宵も常連客との他愛のない会話が漫然と繰り広げられている…』

という事で、立ち呑み屋に常連が通い、店主と時事ネタや趣味の話をするという感じの番組です。
小規模な『たかじんのBAR』みたいな感じでしょうか。
Barと言いつつ、訪れる客がみんな烏龍茶1杯で帰ってしまう辺りに若干の心配を感じますが、店側の説明によると、原価率が一番良いようなので、営業には困ってないらしいです。
とは言いつつも、初期はバイトが入っていたのに最近は見かけないところを観ると、やはり経営は苦しいのかもしれません。

配信されている方の紹介ですが、まずは、中近東ラジオを始めとして様々な番組に出演されている、このBarの店長『エニグマ』さん。
そして店に足繁く通う常連客の『JIN@studio荒法師』さん。
その他に、たまに見せに客として訪れたり、別店舗『スナックねひ。』でままを務める『ねひ。』さん。
番組開始当初はバイトとして店に入っていた、『もっち』さんが基本メンバーとなっています。

放送時間についてですが、30分から1時間超と結構幅がありますね。
Barでの会話ということで、盛り上がる時は盛り上がり、そうでない時は淡々と締めくくるって感じなのでしょう。
更新日や更新間隔は不定期で、2~3日で更新される時もあれば、1週間程度空くこともあります。
まぁ、これは仕方がないですよね、だって、水商売ですし。


主な会話のネタですが、一番頻度が高いのが、深夜アニメの話でしょうか。
この番組の放送開始時は、丁度、ガンダムの新作である『鉄血のオルフェンズ』が放送されていた時期なので、放送がある度に1話毎に感想や考察をされていました。
最近(2016年夏)では、今季のアニメを結構な割合で録画し、それを観た上で、独自の視点で評価をされるといった企画も。
深夜アニメを観ない人は分からないかもしれないですが、まとまった本数のアニメの評価を早い段階でしてくれるというのは、結構ありがたいことなんですよね。

何故なら、深夜アニメを観る際に一番重要なのは、どの作品を観るかを決めることだからです。
本数でいうと年間で300本近い作品が放送されている為、全てを消化するのは社会人にとっては時間的に不可能です。
その為、前情報やタイトルや絵柄等で観る作品を絞りこみ、それらを録画して観た後にふるいに掛ける作業を行わなければなりません。
この作業が、地味に辛かったりするんですよね。この様な感想をお持ちの方は、結構多いと思います。
それを代わりにやってくれる様な、この企画は、結構助かったりするんですよね。

一つの作品を追いかけての感想・考察。
また、クールの初めに広範囲の作品を見ての評価をコンパクトに纏めてくるコンテンツは、アニメ好きは勿論のこと、アニメに時間を割きたくないが、情報として流れを知っておきたいという人にも価値が高いコンテンツだと思います。

次に頻繁に話題に出るのが、常連客のJINさんの職場の話ですね。
私は個人的に、自分と直接関係のない職場話が好きだったりします。
どういった客を相手にして、どんな苦労があるのか。職場環境はどんな感じなのか。その業界の景気はどうなのか。その業界ならではの苦労の数々。
数多くの転職をしない限り、他の職場や業界がどの様になっているかは分からないので、それを聴けるというのは、結構、貴重だと思いますね。
話の性質上、愚痴なども多いのですが、単なる愚痴ではなく笑い話として纏められていて、且つ、この手の話は番組の枕部分で短時間で話されているので、聴き手にストレスが貯まらない様な工夫もされていて非常に楽しめます。

その他に話されるのは、時事ネタが多いですね。
店主と常連客の2人で話されることも結構多いのですが、たまにゲストを呼んで、1つの問題について掘り下げて話されることもあります。
プロレス業界の経営戦略といった少々マニアックな話から、今流行のポケモンGOの話まで。
そこら辺のニュース番組よりも詳しく丁寧に話してくれるのが、非常に為になりますね。

地上波のニュースで専門家などを呼んで話を聞く場合、かなりバイアスの掛かった偏った意見を聞かされることが多いと感じますが、この番組は私の聴く限り、結構、中立的な目線で話してくれます。
例えば、イギリスのEU離脱問題の際には、多くの地上波番組やPodcastで、『この先、大混乱になる!イギリス人は何を考えているんだ!』って意見を耳にしましたが、この番組では、『今の段階で騒いでいる人間は、何も分からないで騒いでいる。まだ何も決まってない。』と、至極まっとうな事を仰ってました。
こういう目線を持った人の話す時事ネタは、非常に貴重だと思いますね。

深夜アニメの話題から、今の流行や政治経済についての話まで幅広く、分かりやすく丁寧に話されている番組なので、社会人が雑談ネタを仕入れる目的で聴くには持って来いの番組だと思います。
放送時間もそれほど長くなく、且つ、頻繁に更新されているので、教養を深める為にも是非、聴いてみては如何でしょうか。
お薦めです!!