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だぶるばいせっぷす 新館

ホワイトカラーではないブルーカラーからの視点

【ゲーム紹介】 よるのないくに

ゲーム

先日のことですが、dマガジンでファミ通を読んでいると、PS+のフリープレイゲームの情報が掲載されていました。
その中に、名前だけは聴いたことがあるけどプレイしたことがないゲーム『よるのないくに』が有ったので、ダウンロードしてプレイしてみました。

という事で今回は、『よるのないくに』の紹介&感想を書いていきます。






このゲームは、コーエイテクモから発売されているアクションRPG
正直、私はコーエーのゲームは信長の野望シリーズぐらいしか知らなかったのですが、戦国ものシリーズ以外にも、この様な雰囲気のゲームも出していたんですね。
よくよく考えれば、無双シリーズも戦国意外で結構出ていますし、アクションRPGは得意なのかもしれません。

ゲームとしては、主人公のアーナスを操作して立ちはだかる敵を倒しながら道を切り開いていくスタイルのアクションゲーム。
特に謎解きといったものはなく、目的地まで進めばストーリーが進むというスタイル。
単独で戦うわけではなく、従魔を召喚して攻撃やサポートを頼むことが出来ます。
従魔は基本的には自立して動く為、操作は不要。召喚しているだけでサポートしてくれる便利なものなので、1画面に4体まで呼び出すことが可能とっています。
呼び出すときにSPというポイントを使いますが、それ以外には特にリスクもない為、ゲーム開始と同時に4体呼び出すというのが基本となる感じです。

プレイしていて他のゲームと違うと感じた点は、1回の冒険時間が15分(後に20分まで伸ばせる)に限られていること。
広いマップの場合は多少焦ったりしますが、大抵の場合は『扉』と呼ばれるものが設置されていて、そこに入るとベースとなっているホテルに瞬間移動でき、次はホテルから扉に瞬間移動できるようになっています。
一回あたりの出撃時間が少ない為、ゲームにそんなに時間を割けない社会人でも楽しめるように設計されているんでしょうかね。

実際にプレイしてみた感想としては、第一印象が『女の子の造形を頑張ってる』って感じでした。
背景は、パッと見た感じPS1でも表現できるような感じで、敵の作り込みもPS4にしては大したことがない感じ。
とはいっても、PS3とPSvitaでも発売されていてPS4専用ではない為、次世代機専用のゲームと比べると見劣りしてしまうのは分かるんですけどね。
それを考慮しても、どことなく手抜き感が有りました。
その一方で、女性の描写の仕方には相当力を入れている感じで、ゲーム作りの労力を女の子に極振りしたようなゲームという印象でしたね。
この様な仕様のせいか、Amazonレビューでは結構、酷評されていたりします。

では、ストーリーやゲームの操作感はどうなのかというと、プレイした感想としては『そこまで悪くない』という印象でした。
ストーリーを進めていくと先が気になりますし、気になるからプレイするという感じで最後まで飽きること無くプレイすることが出来ました。

キャラクターの操作感は非常に簡単、大抵の場合は□ボタン連打で、たまに△ボタンを押す感じ。
プレイしていてストレスが溜まるということはありませんでした。
ただ、操作が簡単ということは自然とゲームが単調になっていくという欠点もあるわけですが、それも特に気にならない作りになっていました。

というのも、このゲームではレベル(通常MAX Lv10)が上昇する度に使用できる装備が増えていき、最終的には、剣・短剣二刀流・銃・鉄槌・長剣の5種類が使用できるようになります。
このゲームはプレイ時間自体が短く、クリア後の追加要素を入れても15時間も有れば完全クリアー可能。
ストーリーのセリフやムービーにも結構時間が使われているため、一つの武器の操作を覚える頃には別の武器が解禁になる流れとなっています。
また、主人公が単独で戦うわけではなく、従魔への支持なども行わなければならない為、常にコントローラーで何らかのコマンドを打っている状態になる為、『ゲームをしている感』が絶えず得られる感じ。

レベル上げなども楽で、最後のダンジョンで30分程度頑張るだけで、従魔のレベルは1からMAXにする事が可能。
主人公のレベルも同様で、ストーリーをこなすだけでそれに応じてレベルが上昇していくので、レベル上げ作業がそれほど必要ないのですが、レベルを最大まで上げる場合でも1時間頑張ればそれぐらいの経験値が手に入ってしまいます。
その為、ストレス無くゲームを進めることが出来るようになっています。

正直なところをいうと、このゲームが定価、もしくは多少の割引価格で販売されていた場合、買うことはないと思います。
しかし、無料でプレイする分には十分楽しめるゲームでしたね。
フリープレイは2016年10月4日までのようなので、PSplusに既に加入している方は、試しにプレイしてみてもよいのではないでしょうか。

アベノミクスと京都と外国人観光客

考え方 政治・経済 京都

少し前のことですが、テレビ東京の経済系ニュース番組のWBSで、京都の観光収入が落ち込んでいるというニュースが報じられていました。
もう少し詳しく書くと、安倍政権に変わってからアベノミクスの一環でビザが緩和され、大量に外国人観光客が訪れているにも関わらず、京都の企業の業績は落ち込み、税収減になっている状態。
その一方で、大量に押し寄せる観光客の為に様々な対策を行わなければならないので、経費はかさんでしまう。
その解決策として、新たな税金である観光税を徴収するという話でした。

税金を集める手段としては、寺社仏閣の参拝料に拝観税をプラスしてみたり、観光用のガレージやホテルで料金とは別に観光税を徴収するという話でしたが、参拝料に課税する案は、以前に一度実施しようとした際に寺社仏閣から猛反対を受け、参拝料をとっている施設は参拝中止にして周辺の土産屋を困らせるという暴挙に出たそうなので、出来るだけ受け入れられやすい案を検討しているとのことでした。

このVTRをみて、京都に住む私自身は『そうなんだ。。』といった普通の感想を持ったのですが、ビックリしたのが、コメンテーターの意見。
随分前の放送なので、正確な文言を覚えているわけではありませんが、ニュアンスとしては『観光客が大量に増加して京都に観光に行っているんだから、儲かってないなんてことはありえない。行政は所得把握をしっかりすべき。』といった感じの発言をしたんですよ。

いやぁ。。本当に驚きました。
これって簡単にいえば、京都の税収が下がっているのは、京都人が所得隠しと脱税をしてるからで、行政はしっかり調べて税金を取れば新税の問題もなくなるって事ですよね。
このコメンテーター、京都の何を知って、こんなことを発言したのでしょうか。
何か脱税を裏付けるような証拠でも握っているのでしょうかね。
それなら、是非、税務署に情報を提供することをお勧めしたい。
所得隠しや脱税をしていない身としては、そういう人はサッさと検挙してもらいたいですからね。

東京に住んでいる学者やコメンテーターって、殆ど東京から出たことがないのに、データだけ観て妄想を膨らまし、その妄想をまるで事実かのように話すから困ってしまいますよね。

という事で今回は、京都に住む私から観た京都の景気について書いていきます。

結論から書くと、景気は結構悪い状態で住民税などの税収が落ち込んでいるのは、嘘ではなく理解が出来る感じです。
私は土産物関連の製造業を行っていて、得意先にいろんなメーカーがあります。
そのメーカーに対する売上は年々落ち込んでいて、頑張っている会社でも現状維持で精一杯という状態です。

『それは、お前と関係がある会社だけの話だろう?』なんてツッコミが入るかもしれませんが、多くの土産物メーカーは自社物件で販売しているわけではなく、百貨店やモール・駅ビルといったところに納めています。
隣の店はライバル会社といえども人と人なので、仲良くなることもあるし情報交換を行い、私はそれを聞いたりする事が多いのですがどの業者も皆同じように景気が悪いようです。
実際に、京都の繁華街である四条の京極・寺町通りを歩いてみても、土産物屋には誰も入っておらず、持ち家じゃなければ店舗を維持するのも難しいレベルです。

『それは、お土産物自体がオワコンなんだろう!』なんて、手厳しいツッコミもあると思います。
それは、正直その通りなのかもしれません。
今は旅行に行ったからといって、家族親戚一同に土産物を買って配る習慣も廃れてきていますからね。

では、他の業種はどうなのか。
観光客が土産物を買わなかったとしても、飲食はするでしょう。
旅行客が大量に増えているのなら、それに応じて飲食店の売上も上がっていそうな気がします。

しかし実際はというと、飲食店の景気が良いかというと、そうでも無い。
私は週末だけですが、京都の繁華街の木屋町に10年以上通っています。
基本的に一人で呑み歩くスタイルなので、周りの風景に自然と目が行くのですが…

外国人観光客が増え始めたのと同じ時期から、今まで観たこともない張り紙を色んな所で見るようになりました。
それは、『来店した際は、1人1オーダーはお願いします!』というもの。
この張り紙が何を意味しているのかというと、店に入ってもオーダーしない人間が多いということです。

ひどい場合では、5人以上で押しかけてビールを1杯だけ注文して、残りの4人は水を注文し、長いあいだ店に居座るということも珍しくないようです。
この対策として行ったのが、先ほどの張り紙というわけです。
店は大半が賃料を支払って店舗を借りている状態なので、お金が発生しない客が席を占拠し、その御蔭で他の人間が入れないなんて事になれば、利益を圧迫されます。
また、こういう客を放置しておくと、それを観た金の無い日本の学生なんかが真似をして、余計に悪循環に突入するなんてことにもなってしまいます。
これらを防ぐためにも、張り紙は仕方のないことだったのでしょう。
ただ、張り紙を貼ったからといってバンバンお金を使ってくれるわけもなく、1杯で粘る人が多いようです。

その他にも、レストランで働く人に興味深い話を聴く事が出来ました。
その方の話によると、そのレストランは質の良い料理を出すということで、東京の方から年に数回、観光を兼ねてそのレストランで食事をするという富裕層の方が何組かおられたようです。
わざわざ京都まで食べに来るということで、結構な金額を使ってくれていたようなのですが、ここ最近の大量の外国人観光客によってホテルが全て占拠されていまい、京都に来られないということで、その方々は来なくなったそうです。
では、代わりに外国人観光客がレストランに来て同じように金を使ってくれるのかというと、そんな事は当然ない。
『1人1オーダーお願いします!』と張り紙しないと注文してくれないんですから。

まとめると、大量の外国人観光客が来てくれたおかげで、今まで国内旅行で京都に来てくれていた日本人観光客が締め出されてしまった。
外国人観光客は、目当ての物を爆買いすることは有っても、飲食などで大金を使うことはないので、観光メインの京都は打撃を受けているといったところでしょうか。
儲かっているのは宿泊施設だけなんでしょうが、高さ制限のある京都はそもそも宿泊施設が少ないので、大半の宿泊客は大阪・滋賀・奈良などに宿をとっているため、京都の収入にはならない。

結果としては、京都はアベノミクスで打撃を受けているってことになるんでしょうね。
京都に住む私の印象としては、こんな状態なんですが、東京のコメンテーターにいわせれば、京都人は脱税しているらしいですけども。
まぁ、どちらを信じるかは、アナタ次第ってことで。

雑誌について考える

考え方 社会

前回は、雑誌読み放題サービスを利用した感想について書きました。
これと同じような内容を、現実世界でよく合う人に話してみたところ『みんなネットに置き換わっていくね。 そんなに安くなって、利益出るんかな? ますますデフレになるね。』なんて感想を頂きました。

確かにそうですよね。
dマガジンで取り扱っている雑誌の多くは、1冊あたりの単価がdマガジンの月額料金より高い状態。
特に、ファッション誌などのカラー写真が多めでしっかりとした作りになっているものは高く、800円近くするものすら有ります。
800円という事はdマガジンの2ヶ月分の料金に匹敵するわけで、単に情報が欲しいだけの場合、書店で買う意味が見当たりません。

消費者が金銭的に得をするということは、逆の考え方をすれば、出版社側の販売利益は大幅に減少してしまうことになります。
にも関わらず、何故出版社側は、こんな不利なサービスに雑誌を提供しているのでしょうか。

という事で今回は、雑誌について考えていきます。

本屋で雑誌が販売されているということは、売れれば売れただけ出版社の利益になるから、一生懸命記事を書いて、定期的に雑誌を出版しているのだろう。
私は今まで何の疑問もなく、この様な思いで雑誌を購入していました。
ですがこの認識って、そもそも正しいのでしょうか。

よくよくファッション誌などを観てみると、同じ価格で売られている新書と比べると、紙の大きさも4倍近い大きさです。
中身はカラー写真が多く使われていますし、その写真が綺麗に見えるように、紙の質も良い物が使われています。
これで同じ値段で販売。そもそも利益は出ているのでしょうか。

似たようなページ数のカラー写真を多めに使用したムック本の価格を調べてみると、大体の価格が1500~2000円程度と、ファッション誌の倍近い価格。
販売数量などによって製造単価は変わってくるとは思いますが、それでも販売価格が倍というのは差がありすぎですよね。

という事で、本を出版した時の出版社の利益について調べてみました。

google先生に『出版社 雑誌 利益』で検索をかけてみたところ、雑誌ではなく新書についての計算を見つけることが出来ました。
それによると、本の値段の内、書店と取次の取り分が約30%で、残り70%が出版社の取り分ということになるようです。
ただ本は、放っておけば勝手にできるというものではありません。本を制作する為の経費を、ここから差し引く必要があります。
著者への印税が10%で、製造費用が30%、その他販売管理費が20%なので、残りの10%が利益として残るようです。

ただ、これは印刷した全ての本が売れた場合の計算で、実際には売れ残ることも多いようです。
一般的な本の返本率は40%程度なので、重版が決まるほど売れなければ、赤字ということも少なくないようです。

話が新書にずれてしまったので、雑誌の方に引き戻しましょう。
これを雑誌に当てはめた場合、どれぐらいの利益になるのでしょう。
雑誌の場合は、同じような構成のものを毎月・毎週出す為、購入する人も限定されていることが多く、ある程度の販売量が予測可能です。
その為、返品率40%なんてことはないでしょう。
私は『ファミ通』をたまに購入することが有りますが、木曜日発売のものが日曜日には何処にいっても見つけられない状態になる為、ほぼ完売状態と考えても良いかもしれません。

となると、新書と同じ計算が成り立つなら、出版社は10%程度の利益を得ていることになります。
しかしここで問題になってくるのが、雑誌の価格です。

先程も書きましたが、ファッション誌の場合は新書に比べて、紙の大きさや質がかなり上です。
当然、製造コストも上昇します。同じ様な紙を使用したムック本の価格は、先程も書きましたが1500~2000円前後。
このムック本の価格が、新書と同じような返本率40%で採算ギリギリか赤字という計算で付けられた金額だとすると…
雑誌の価格はこの半額に設定されているわけですから、返本が無かったとしても、計算上は返本率50%と同じ計算になってしまいます。

つまりは、刷った分が全部売れたとしても赤字という計算。
ファッション誌の場合、『おまけ』としてバッグやスカーフといったものを付ける場合も有りますから、雑誌販売では利益が出ないと考えても良いでしょう。

では、雑誌販売では利益が出ないのに、何故、出版社は売れば売るほど赤字が膨らむ雑誌を作り続けているのでしょうか。
これは雑誌を読めば簡単に想像できますが、雑誌は、結構な割合を広告が占拠してます、その広告収入によって利益を得ていると考えられます。
特にファッション誌を始めとした『商品』をメインに扱っている雑誌は、メーカーからしても自分たちの商品を知ってもらう手段の一つとなっているので、無くなってしまうと困ってしまう存在です。
その為、自分達の存在を周知してくれる出版社を存続させる意味でも、多額の広告料を支払っているのでしょう。

まとめると、出版社にとって雑誌売上というのは利益に全くつながっておらず、むしろ赤字の状態で、利益の大半は広告収入によって得ているという構図になっています。

で、最初の話題に戻りますが、何故出版社は月額432円で雑誌読み放題なんてサービスに自社のコンテンツを提供するのかというと、そもそも雑誌販売では赤字しか出てなかったからなんですよね。
出版社にとって重要な事は、スポンサーに広告効果が有りますよと示す為の閲覧数だけで、今までは閲覧数を稼ぐ手段が雑誌の販売数を伸ばすことしか無かった状態でした。
それが、技術の進化によって他に閲覧数を伸ばす手段ができたというわけです。

週刊アスキーは紙媒体の発行を全てやめ、電子一本に絞ったようです。
これにより、本を印刷・製本する為の費用が無くなり、実物の商品が無くなったことで、販売管理費も無くなります。
本の出版に係る経費がほぼ無くなる上、dマガジンの様な雑誌読み放題サービスにコンテンツを販売すれば、コンテンツを配信するためのサーバー代を肩代わりしてくれる上にページ閲覧数に応じてお金まで貰えます。
客の方も、一冊づつ購入している時と違って読み放題なわけですから、普段読まないような雑誌にも手が伸びる。
結果として、相乗効果で購読者数が増えることも期待できるので、良いことばかりということになります。

出版社と購読者という関係だけで見れば、読み放題サービスというのは win winの関係になっているんですよね。
もっとも、排除される本屋・取次・印刷・製本・販売管理部門にとっては、面白く無い話でしょうし、この様な事が積み重なってデフレの原因になっているのでしょうけども。
ただ、仕組み自体は非常に良いものなので、『デフレになる!リストラされる業者が可哀想!』といった理由で後退するのは、間違っていると思いますが、これについて書くと長くなりそうなので、また機会があったら書こうと思います。

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dマガジンとKindle unlimited に加入してみた

雑記 考え方

私は過去の投稿で、『動画定額見放題サービスなどが登場し、今後は書籍の見放題サービスも始まるのではないか?』なんて書いたことが有ったのですが、どうやら私の勉強不足のようで、既に雑誌見放題サービスは2年も前から存在していたようです。
この事実を知ったのは、少し前(2016年夏)にWBSで『楽天が雑誌読み放題サービスに参入!』といった感じの特集を観たからです。
特集を最初に観た時は、『とうとう、雑誌読み放題がはじまったか。』なんて感じで余裕を持って観てたのですが、その後『値段は2年前にサービスを開始しているdマガジンよりも安く…』と追加情報が流され、自分の情弱っぷりに布団を頭から被ったまま出たくない衝動に駆られてしまいましたけどね。
その後、調べてみると、楽天と時期を同じくしてAmazonKindle unlimitedという読み放題サービスを開始していることが判明。
世は正に、大読み放題時代に突入って感じになってきていますね。

という事で、情弱の私も時代に取り残されないために、早速、2つのサービスに加入してみました。
1つは『dマガジン』で、もう一つは『Amazon UNLIMITED』です。
楽天については随分前に楽天で買い物をした所、スパム紛いのメールが大量に届くようになってから、楽天関連のサービスは極力使用したくないと思い、今回も見送りました。
ラインナップにファミ通も無かったですしね。

使用してみた感じですが、まず、Kindle unlimitedから書いていきます。
Kindle unlimited』は、雑誌に限らず指定されているタイトルは全部読み放題というサービス。
冊数は、日本語対応のものが12万冊で、洋書を合わせると120万冊が読み放題となり、料金は月額980円となっています。
もの凄い数量が読み放題でこの金額。単純な割り算で考えると1冊あたりの料金ではぶっちぎりの安さでしょう。

実際に使ってみた感想としては、タブレットで操作する場合に検索がし辛い。
私がパッと見渡した感じでは、Kindle unlimitedの対象商品がまとめられているページに簡単に飛ぶことが出来るリンクは発見できませんでした。
その為、Kindleストアでunlimitedと打ち込んで探す必要が有るのですが、ジャンル分けもされておらず、その中には稀に、読み放題対象外の商品が含まれていたりしていて、本を探すのに一苦労といった感じ。
最初から読む本が決まっていれば問題は無いのでしょうが、何を読むのか決まってない状態で好みの作品を探すのには苦労するといった感じでしょうか。

PCサイトの場合はタブレットよりも検索しやすくなっていて、Kindle unlimited用の専用ページが設けられています。
ただ、Amazonのトップページから分かりやすいようにリンクが貼られているわけではないので、自分でブラウザの検索窓に『Kindle unlimited』と打ち込んで探す必要があります。
専用ページでは、おすすめタイトルなどが分かりやすいように並べられていて、カテゴリー分けされているので自力で検索して探しだすよりかは見つけやすくなっています。
また、PCのKindleストアでは、左側に細かいジャンル分けがされていて、絞り込み検索が出来るようになっています。
読み放題対象タイトルだけを表示させることも容易にできる為、現段階では、PCを持っていないと満足に楽しむことが出来ないかもしれません。

実際の本のタイトルですが、私が読みたいなと思っていた本をタイトルを入れて検索してみたところ、何もヒットはしませんでした。
この部分に関しては、人それぞれの好みも有るでしょうから、一概にダメだとは言えませんが、人気タイトルは含まれていない印象でした。
雑誌が読み放題ということでしたが、ファミ通も無かったですし、個人的には、1ヶ月間の無料期間が終わったら解約する予定。

次に『dマガジン』ですが、160誌以上の雑誌が読み放題で月額432円です。
先程のAmazonのサービスに比べると1冊辺りの単価は割高となっています。
ですが、タブレット上での操作は非常に直感的で分かりやすく、使いやすいサービスとなっています。
アプリのホーム画面で160誌の雑誌がカテゴリー分けされている為、目的の雑誌が非常に探しやすくなっています。

また、私はまだ使用していませんが、雑誌記事を切り取ってスクラップしておく様な機能も搭載されているようです。
雑談やブログネタを探す時など、使いこなせると便利そうな機能ですね。

ラインナップに関しては、雑誌がメインということも有り、雑誌に関してはAmazonのサービスに優っています。
ざっと調べた所、ファッション誌では女性誌の『an an』や男性誌で人気の『Leon』
ビジネス系雑誌の『週間ダイヤモンド』『東洋経済』『日経マネー』『エコノミスト』といったものはAmazonでは対象外となっております。
そして結構重要なのが、IT系の『週間アスキー』やゲーム系の王道雑誌『ファミ通』が楽しめるのは、今のところ『dマガジン』だけとなっております。

この手のサービスは、取扱商品数や1誌あたりの単価で考えがちですが、数が多くても読まなければ意味はありません。
今回はほぼ取り上げなかった『楽天マガジン』は、雑誌取り扱い数は200誌と『dマガジン』よりは多いですが、観たことがないようなマイナー雑誌で数を稼いでいる感があり、メジャーどころで読みたい雑誌の数は負けていたりします。
雑誌というのは、世間一般の人と共通認識を持つために読む側面もある為、皆が読んでいる雑誌に目を通すという事も重要になってきます。
そういった意味では、名の通ったタイトル数がどれだけ揃っているかが重要であって、単純なタイトル数だけでは比べることが出来なかったりします。

これはAmazonも同じで、数は多いけれども読みたい本がどれだけ有るかと問われれば、考えこんでしまう様なラインナップとなっています。
その点『dマガジン』は、メジャーどころを抑えてくれている為、その中の1誌でも定期購入しているのであれば、雑誌購入を止めてdマガジンを申し込んだほうが家計としては安上がりとなります。
だって、ファミ通を書店で買えば500円ですが、このサービスだと過去1年分のバックナンバーと1ヶ月内に発売される最新版込みでで432円ですからね。
ファッション誌も同じで、1冊買う値段で他のファッション誌も全部読み放題になってしまいます。

今の世の中は、多くの情報はネットによって無料で手に入れることが出来ます。
しかし、お金を払って手に入れる情報も、それはそれで結構重要だったりするんですよね。
そんな情報誌の情報が月額432円で手に入れる事が出来るっていうのは、結構、画期的なサービスだと思います。
電子書籍でダウンロードなので、書店に買いに行く、読み終えた雑誌を捨てるといった手間がなくなるのも、地味に助かりますよね。

AmazonKindle unlimited もdマガジンも、初回1ヶ月は無料で試せるので、興味が有る方は、一度試してみては如何でしょうか。
既に雑誌を定期購読されている方は、10インチ程度の安いタブレットを買っても、長期的にみれば特になるかも知れませんしね。

【おすすめPodcast紹介】 ラジオ組体操

Podcast

私の独断と偏見のPodcast紹介コーナー。
第116回。

過去に書いた投稿
タイトル紹介はこちら
エピソード紹介はこちら

今回は、【ラジオ組体操】

ラジオ組体操

ラジオ組体操

  • ラジオ組体操
  • コメディ
  • ¥0
です。


今回紹介するwebラジオは、【ラジオ組体操】
公式サイトの説明が非常に上手くまとまっているので引用すると『ダメなニュースとアレな話題で無責任に盛り上がる、無意味アクティビティ、ラジオ組体操。アクロバティックでエクストリームな恥的体験を、1%の人たちに。お相手はKとUGでお届けします。
だいたい毎週更新で、長さは気まぐれです。』
というわけで、ダメなニュースとアレな話題を取り上げて、それを元に会話するニュースバラエティな感じの番組です。

配信されているのは『K』さんと『UG』さんの男性二人。
放送時間は一時間前後が多いですね。
更新間隔は週1回の週末更新となっています。

この番組はダメなニュースやアレな話題で主に構成されているわけですが、これだと、あまりにも抽象的なので具体的に書くと、変態と変わった事案で構成されている番組です。
警察などがメールサービスなどで知らせている通報事案や、新聞などに小さく取り上げられている、少し変わった出来事や変態が登場する事件を集めて発表。
その際に、一つ一つの事件に対してコメントを挟んでいくというスタイルで展開していく番組です。

これらのニュースは、ネットを頻繁に見ておられる方などは、ネットニュース等で取り上げられたりするので、馴染みのある方も多いかもしれませんね。
特定のニュースを特化して収拾されているので、アレやダメなニュースを聴き比べ『今週は、声掛けおじさんが多かったな。』『夏休みでも、教師事件て結構多いのね』といった、傾向や季節による事件の多さ等を比べる事も出来たりします。

番組を聞いてみた感想ですが、アレや駄目な話題を取り扱っている放送にもかかわらず、おしゃれな雰囲気が漂っている点が印象的でした。
下ネタや馬鹿な話題を取り上げている番組って他にも多数存在するのですが、その多くが、下品なものが多かったりするんですよ。
酷いものになると変態的なニュースから脱線して、性的な話の方に話題がそれていき、ずっと下ネタを話すなんてことにもなったり…

しかしこの番組では、不思議とイヤラシイ雰囲気は感じないんですよね。
公式サイトには『恥的体験』なんて書いてありますが、むしろ知的で、ちょっとした爽やか感すら漂っています。
話されている内容に注意を払わずに、話されている雰囲気だけをサラッと聞くと、FMラジオを聴いている様な気すらしたり。
元のニュースとの距離感の取り方が、絶妙なんでしょう。
例えるなら、紳士2人が上品に談笑しているので聞き耳をたててみると、『アレな話題や変なニュース』で盛り上がっている感じとでもいうのでしょうかね。
この、元ネタと対するコメントの温度差が、番組の面白さをより引き立てているのではないかと思います。

『面白いコンテンツには、対比構造が含まれている』なんて事を聴いたことが有りますが、正しくそれを実行しているって感じ。
これは言葉で言うのは簡単なんですが、実行するのはかなり難しいと思うんですよね。
特にこの番組の場合は、取り扱っているのが『アレな話題やダメなニュース』
元のニュース自体が破壊力抜群な為、薄いリアクションをしてもニュースの方に目が行ってしまって、印象に残らない。
かといって、ニュースに乗っかる形で話を膨らませていくと対比にならないし、下品な方向に脱線しがちになってしまう。

元のニュースと距離を話しつつ、且つ、ニュースに主役を奪われない形でコメントを行うというのは、かなり頭の回転が早くないと難しいことでしょう。
それを難なく行っている出演者の御両人は、本当に凄い。
このラジオは編集されているのかどうかは分かりませんが、間を置かずにポンポンとコメントが出てきます。
ジャンルの違ったニュースなら比較的楽なことかも知れませんが、1時間中で同じ様なニュースばかりを相当数扱っているのに、ほぼ、コメント内容が被るということもなく、流れるようにコメントをされているのは、単純に感心してしまいます。

また、番組内で取り扱われているニュースについては、公式サイト内に全て記載されています。
これも、ニュースソースがネットに存在するものに関しては、全てリンクを付けて載せるという力の入れよう。
そして公式サイトの方もラジオ番組と同じで、変態ニュースを取り扱っているとは思えないほどのオシャレな仕上がりとなっています。
この雰囲気作りには、ただただ感服してしまいます。

『アレな話題やダメなニュース』が主体ということで毛嫌いされう方もいらっしゃるかもしれませんが、番組のクオリティー自体はかなり高いので、一度聴いてみると、偏見なども取れて楽しめる人も多いと思います。
まだ聴いたことがない方は、ぜひ一度、聴いてみては如何でしょうか。
オススメです!!

【ゲーム紹介】 真・女神転生IV  FINAL (3DS) 

ゲーム

今回紹介するゲームは、【真・女神転生IV FINAL 】です。




このゲームは、真・女神転生IV と同じ世界観のゲームです。
女神転生シリーズを全くやったことがない方の為に簡単に説明をすると、基本的にはドラクエやFFの様なRPGなのですが、舞台となっているのが中世ヨーロッパの様なファンタジー世界ではなく、現在の東京です。
とある人物(シリーズによって人物が変化)によって悪魔召喚プログラムが作られ、それを駆使し、時には悪魔と契約して仲魔にして使役し、時には討ち果たす事で目的を達成していきます。
実際の神話などに登場する悪魔(ゲーム内では神や天使も含めて、全てを悪魔と表現)を使用している点が、他のゲームとは一線を画していますね。
女神転生シリーズは、Persona(ペルソナ)などの外伝を含めると結構な数が出ていますが、その最新作がこの作品です。

ゲームのタイトルは【真・女神転生IV FINAL 】で『Ⅳ』の続編のような印象を受けますが、続編というよりは【4】のNルート確定直後から始まる、アナザー・ストーリーとなっています。
本来、悪魔に殺されて死ぬはずだった少年が、別の悪魔の手を借りて生き延びる選択をした事で、前作のエンディングとは違った結末になる『もう一つの物語』
前作の世界観を補完するような情報が多数出てくるので、これ単体で楽しむよりも前作をプレイした上で遊ぶほうが、キャラクターや世界観に感情移入も出来て楽しめる作りとなっています。

世界観は同じで、結末が変更されている今作品ですが、ゲームのシステムも若干変更されて遊びやすくなっています。
一番の改善点は、難易度でしょう。
前作はバトルの難易度が非常に高く、最初にバトルを学ぶ為のチュートリアルダンジョンで死にまくる有様。
敵との遭遇はランダムエンカウントでは無くシンボルエンカウントで、『X』ボタンを押してシンボルに刀を当てることで先制が可能なのですが、敵はこちらを見つけ次第、ダッシュで突進してくる為、先制には慣れが必要でした。
死亡した際には三途の川に連れて行かれ、そこで賄賂を渡さないと生き返れないしようとなっていて、持ち金が少ない序盤では直ぐに手詰まりになる事もありました。

しかし今回のFINALでは、この部分がかなり改善されています。
バランス調整がされており、最初のダンジョンで死にまくるといった事はほぼ無くなりました。
不意打ちを受けて敵に先制を取られて死んだとしても、今回は金銭の要求などはなく無料で何度でもコンテニューが可能となっています。
また、仲間との交渉も前回に比べて難易度が下がっており、比較的仲魔にしやすいようになっていたように感じました。
(ゲーム序盤で、悪魔との交渉を有利にすすめる事が出来る機能を入手できる。)
1度仲魔にした悪魔をもう一度仲魔に引き入れる場合は、更に難易度が下がる感じで、交渉のストレスも然程感じること無くプレイできる点は良かったです。

その他にも、細かなシステム等が改善されています。
このゲームでは、メインストリーの他にチャレンジクエストというものが存在します。
チャレンジクエストは無印の『4』でも有ったのですが、前作では各地にあるハンター協会の連携が取れていなかったせいなのか、主人公がスマホを持ってないからなのか、以来の受注をするのに現地の商会まで行って、掲示板をサーチして新規の依頼を受注する必要がありました。
しかし今回は、チャレンジクエストが遂行可能レベルになると同時に、クエストがスマホにメールで送られてくる為、イベントをこなす毎に各地の商会を巡るという面倒くさい行為をしなくて良くなりました。

他には、マップナビ等も改善。
前回は、下画面に映しだされるマップをいつでも動かすことが出来ましたが、見終わった後にイチイチマップをスクロールさせて現在地までマップを戻さなければなりませんでした。
しかし今回は、右上にマップナビのアイコンが追加され、それを押さないとマップのスクロールが出来なくなりました。
今までより1つ手間が増えたわけですが、マップナビを展開している間は時間が止まっている状態になるので、敵に突進される心配もなく、安心してマップを観ることが可能になりました。
また、終了の際にもう一度アイコンを押すわけですが、その際に自動で現在地までマップが引き戻されるため、使い勝手が飛躍的に上昇しました。

悪魔合体も僅かに変更され、2体合体のアイコンが追加されました。
前作まではオススメ合体の中から選ぶか、検索合体で条件を指定し、出てきた合体結果の中から好きなモノを選ぶという方式でした。
今までのシリーズの様に、総当りで試すよりは遥かに便利だったのですが、この方式だと、要らない悪魔同士を合体させてストック数を減らしたい場合、面倒くさかったんですよね。
しかし今回追加された2身合体の登場により、この作業が飛躍的に楽になりました。

この様に、細かい改善によって、無駄にかかっていた時間が削除され、ストレスを感じること無くプレイできる点が良いですね。

肝心のストーリーですが、前回のものよりは長くて倍近いボリュームがありました。
前回の『4』の場合は1周クリアーは35時間程度で、3周しても100時間だったのですが、今回の場合は最初の一周で60時間超え。
システム改善によってサクサク進んでいるはずなのに、このプレイ時間ということで、結構な長さとなっていますね。

ただ、前回と違ってルート分岐が分かりやすくなっており、『4』の時のように選択肢によるポイント制で『ロウ』『カオス』『ニュートラル』が決定するわけではありません。
分岐する質問の答えによって決まるので、選択肢が出るイベントの前にセーブデーターを分けておけば、途中からやり直しをする事で最初の1回で全てのエンディングを観ることも可能になっています。
ストーリーの内容を書いてしまうとネタバレになってしまうので割愛させていただきますが、個人的にはかなり面白いシナリオでした。流石メガテン
といっても今回の『FINAL』は前回に比べるとポップな感じでより楽しみやすいシナリオにはなっていますが、明るく脳天気な話ってわけでもないですし、残酷描写も結構出てくるので、人は選ぶとは思いますけどね。
オカルトが結構好きな人には、かなり楽しめる作品だと思いますし、この作品をプレイすることでオカルトに興味を持つ人も出てくるような作りになっています。

個人的に、かなりお薦めです。

【映画感想】 恋の渦

映画

今回は、Netflixで見つけた映画『恋の渦』を観て思ったことについて書いていきます。
若干ネタバレを含みますので、まだ観ていなくて興味がある方は、先に観てから読まれる事をお勧めします。

この作品は、何かのラジオで発言された『愛の渦』というタイトルを『恋の渦』と聞き間違えて観てしまった作品です。
結果から書くと、作品を観だした直後の感想と、観終えた時の感想がかなり変わる不思議な作品でした。
最初は嫌悪感しか無かったのですが、ストーリーが進んでいくとドンドン引きこまれ、最終的にはちょっとしたカタルシスが得られます。
しかしその後、映画内の人間関係や各キャラクターの正確などを深く掘り下げていくと、ちょっとした恐怖も感じるような、複雑な感情が沸き起こりました。

この作品を簡単に説明すると、最初に登場人物が全員揃って、ホームパーティーを開催します。
イベント開催の名目は、冴えない男友達に女を紹介するというもので、これも友達思いの人達が真剣に開催したというよりも、集まる名目・ネタ的に利用しているという感じ。
そして、その場に集まる人間なんですが…
全員DQN属性の人で、私が最も忌み嫌うタイプの人達なんです。



その人達が集まってパーティーを行うのですが、特に中身があるわけでも無く、一体感があるわけでもない。
ふんぞり返って偉そうにしている奴や、空気を読まずに自分一人で大はしゃぎして空回りしている奴。
それらが、ただただ自分勝手に振る舞い、名目となっている『友達に女性を紹介する』というのも途中からどうでも良くなり、『ウェ~イ』って感じで盛り上がって終了。
この時点で、視聴終了したい気持ちでイッパイになりましたが、見続ければ物語が面白く転がっていくかもしれないと思い、何とか観続けるというのが最初の印象でした。

メインの物語は、このパーティーに参加した人間の、その後を追いかけるという感じで進んでいきます。
日常生活を通して、その人物の性格に焦点を当てるという感じでしょうか。
この部分が、それぞれの人者の評価が二転三転してかなり引きこまれます。

引き込まれるとはいっても、人間的に深いのかというと、そうでもありません。
ビジュアルだけを追い求めている女は、性欲を満たす為に体だけを求める男に惹かれますし、皆から馬鹿にされている男は、自分が偉そうにできるモテそうにない女ととりあえず付き合う。
根拠の無い自身を振りかざすDVっ気のある男は、無能な女と付き合っている。

『映画を見終わった後は、皆お似合いカップルだったんだなぁ』という妙な納得感と、『こういう人達は皆不幸になるんだな』というちょっとしたカタルシスを得られて、『僕は、あんな人達には近づかないでおこう』なんて気分にもなったのですが…
この映画、ここだけでは終わらないんです。
その後も、心に色んな感情が湧いてくるんですよ。

例えば、私が映画を観た直後に沸き起こった、『こういう人達は皆不幸になるんだな』『僕は、あんな人達には近づかないでおこう』という感情。
この感情は、このカテゴリーの人達を無意識に見下していたことから出てきた感情です。
見下し、心理的に距離をとっていたからこそ抱いた思いなんですが、この映画の恐怖は、DQNというフィルターを取って映画と向き合った時に感じ取ることが出来ます。

そして直ぐに、ここで語られている人間関係は、一部の特有の人達だけのものではなく、全ての人達に当てはまることに気がつくんです。
そういう視点を手に入れてから観ると、かなり興味深い映画となりました。

例えば、オラついた俺様系のDVっ気のある『コウジ』と『トモコ』というカップルが登場します。
このカップルの関係が、かなり面白いんです。
コウジは、DVっ気が有ると書きましたが、女性に直接暴力を振るうという行為は一切しません。但し、ネチネチと長時間に渡って説教をするんです。
では女性はどのような性格かというと、いわれればある程度のことはやってくれるという人間。言えばやってくれるんだから、良い娘の様にも思えます。
しかしコウジは、トモコの取る行動をイチイチ指摘し、長時間にわたって文句を言い続けます。

この様な男性を観て、『嫌な男!』と思う女性陣は多いと思います。
しかし、丁寧に映画を観ていくと、男性をこの様な性格に変えたのは女性であることに気が付きます。

トモコは確かに、言ったことはやってくれます。しかし裏を返せば、言わないとやらないんです。
少し考えるだけで分かることも、言われない限り絶対にやりません。
例えば、コウジが留守中に女友達(カオリ)が遊びに来て、そのカオリを狙っている男(タカシ)が『カオリと連絡が取れないから、今、トモコの家にいるなら会いに行くね』と言って押しかけてきます。
しかしカオリは、タカシに会いたくないため、タカシが来る前に帰ってしまいます。それから遅れてタカシがトモコの家(コウジと同棲中)に行くのですが、何故か家にあげて二人っきりで長時間話します。
ちなみにタカシは、最初のパーティーの時に彼氏の目の前でトモコの手をずっと握りながら喋る様な空気の読めない人間。

タカシの目的であるカオリは家を出たのだから、その事を告げて追い返せば問題はないのに、何故か家に迎え入れて男女二人で長時間過ごす。
この様な事をされると、特に嫉妬深い人間でなくても、いい気はしないでしょう。
何故、トモコがその様な行動をとったかというと、『するな』と言われていなかったから。自分の行動によって彼氏がどんな感情を抱くかということは一切、考えません。

こんな調子で、トモコは自分で考えることは一切せず、『やるな』と注意されない行動は何も考えずに行います。
こういう人を相手にした場合、人はどんな行動をとってしまうのでしょうか。
カップルで考えるのがピンと来ない場合、貴方が勤めている職場に配属された部下が、同じ様な事をしたと考えてみてください。

部下は、支持した事はやるが、自分で考えて行動することは一切しない。
『この状況の場合、少し考えれば、取るべき行動は分かるよね?』と説教しても、『すみません』『ごめんなさい』を連呼するだけで、翌日…いや、短い場合では数時間後に全く同じ過ちを犯す。
こういう状況になった場合、『さっきも注意したよね。 すみませんて言ったよね?』と詰め寄っても、再び『すみません』『ごめんなさい』を連呼するだけで、また同じ失敗をする。
こんな状態が数年続くと、『君、毎日の様に「すみません」って謝ってるけど、何を理解したの?何について謝ってるの? あの時も、あのケースも…』と言いたくならないでしょうか。

ここに登場するカップルも同様で、トモコの方は謝るだけで、根本的な改善をしようとは一切思っていない…というか、何が問題で注意されているかが全く理解できない無能な人間。
男性の方は、女性には手をあげられないし、一緒にいたけど、その為には改善して欲しいから、毎日ネチネチと文句を言っているという状態の無限地獄。
男女の価値観が決定的に違う為、別れることが最善の道なんでしょうけども、愛情やら承認欲求やら色んな物が複雑に絡み合って、別れることすら出来ないという現状が書かれていたりします。

他のカップルのケースでも、よくよく考えると身近で当てはまるケースが結構有り、『恐いなぁ』と思える事柄スが映しだされていて、観た後、かなり考えさせられました。
Netflixでいつでも見れる為、興味が有る方は、観てみては如何でしょうか。

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