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だぶるばいせっぷす 新館

ホワイトカラーではないブルーカラーからの視点

マルクス青年期の草稿を読んでの考察 (後編

考え方 社会 政治・経済

今回の投稿は、『経済学・哲学草稿 マルクス』を読んでの考察の続きです。
簡単な本の説明はこちらでしています。
kimniy8.hatenablog.com
今回は前回投稿の続きとなりますので、そちらを読まれていない方は、まず、そちらから読んでいただければ幸いです。
kimniy8.hatenablog.com

前回までの投稿では、崩壊した共産主義国の行動とマルクスの主張は関係がない。いってみれば、マルクス擁護で書いてきたわけです。
では、マルクスが主張する通りの社会になれば上手くいくのかについて、もう少し考えていきます。

結論からいえば、前回の冒頭に書いた結論通りになるのですが、実践したくても実践できないのが現状でしょう。
その理由は、人間はマルクスが考えるよりも遥かに愚かだからです。

マルクスの主張を実行するためには、全ての人々が客観的な目線を元に、社会に何が足りていないかを感じ取って、需要を埋める必要が有ります。
しかし人間は愚かなので、例え求められていたとしても、辛いことはしたくない。
多くの人が、大した努力をしなくても、周りからチヤホヤされて自己承認欲求を満たせる仕事をしたいと考えるでしょう。
結果、人気の有る労働と無いものに分かれてしまう。
労働の成果をを評価する側が労働内容を熟知していて、人気が無く、面倒くさい仕事ほど高評価を示すような社会であれば、人気の偏りも徐々に修正されていくのでしょう。
ですが、そこまで考える人も現状では少ない。

これは、人々が客観的目線を持たないことによって、やりたい仕事と求められている仕事の間にミスマッチが起こっているということ。
マルクスが主張するような社会になる為には、人が自分の欲望に正直になって職業を選ぶのではな、客観的な目線で自分の価値を見直し、社会に必要とされていて、且つ、自分が出来る事を選択する必要が有ります。
また評価する側も、その労働の価値を知る必要があり、大変な仕事ほど評価をして尊敬できる社会にならなければならない。

しかし現状をみると、有名になりたいという一心で芸能界を志す人は多いし、もっと手軽に人気ものになる為にyoutuberになる、多くの人がそう考えて底辺youtuberが大量に生産されている状態で、まだyoutuberになりたい人も多い。
その一方で、コンビニ店員などの、覚える・実行する業務が多い割に薄給という職業の人は見下されがちです。
どちらが社会の重要度が高いかを客観的に考えれば分かることなのに、人はテレビに出ているというだけで芸能人をチヤホヤし、低賃金労働者を見下す行動を取る。

つまり、労働の選択と評価を人の自由にさせてしまうと、結局のところは人気の偏りが出て、労働のミスマッチが起こってしまう。

その一方で資本主義の場合は、生きる為に労働が強制される為、儲からない人は市場からドンドン淘汰されていきます。(もちろん、それでもしがみつく人はいますが。)
仕事にあぶれた人は、人が嫌がるような仕事を引き受けなければ生きていく為のお金が手に入れる事が出来ない為、結果としてミスマッチが解消されて上手くいってしまいます。

では、資本主義は優れているのかといえば、そうでも無い。
前回も書きましたが、仕事が強制される世の中で供給過多の状態が生まれれば、労働者の立場に比べて圧倒的に資本家の立場が強くなります。
資本家は圧倒的な立場の差を利用して労働者からの搾取を強める事で、その差は更に広がって決定的なものとなります。

先日発表されたニュースでは、世界でTOP8人の資産総額が、下位36億人の資産総額と同じになったようです。
www.mag2.com
つい1年前は上位62人と下位36億人が釣り合っていたことを考えると、格差はより広がったことが分かるでしょう。

資本主義による競争社会では、資本家と資本家が争うことで優劣を決め、負けた方は資産を失い、そこで働いていた従業員も職を失います。
その人達が新たに労働市場に供給されることにより、労働者は供給過多の状態になり、資本家にとっては有利な状態が生まれます。
これが繰り返される事で、勝者の資産はより高く積み上げられ、労働者の生活は、より、厳しくなります。

ノブレス・オブリージュって言葉を資本家が知った上で実践してくれていれば問題はないのですが、資本家は自分達の資産を増やすことにしか興味が無いので、格差は広がる一方になる。
今は上位8人と下位36億人で資産額が釣り合っていますが、数年先には1人の資産家と下位36億人が釣り合うことになるのでしょう。

こうして考えると、マルクスが考える理想的な社会を実現するのは現状では無理で、人間はもっと精神的にも成長する必要がある。
ただ、人間の精神的な成長などは紀元前から議論されていることですが、いまだに実現していないことを考えると、この先も難しいと考えるのが妥当。
資本主義の場合は、社会の一部となって労働することが強制される為に、社会自体は成立しやすい状態にあるが、労働者を使う資本家は自分の利益を伸ばす為に行動をする為、結局のところ格差が広がってしまう。
格差は少しなら競争心を呼び起こして原動力にすることが可能だが、差が決定的に広がると労働意欲が削がれてしまう為、最悪、システムは止まってしまう。

解決策としては、本来であれば社会貢献しなければならない資本家が役割を果たさないのだから、その資産家の財産が再分配されるシステムをつくっていくことなのでしょう。
具体的には、資産家により重税を課すような累進課税の実行なのでしょうが、競争社会ではこれも簡単なことではなかったりします。
何故なら、課税も競走対象になるからです。

仮に日本で所得税や事業税の大幅な増税を行った場合、自分のことしか考えない資産家達が行う行動は、日本を捨てて税金の安い国に逃れることです。
逆に、他国よりも安い税金を提示することで金持ちを誘致することが出来れば、労せず税金を得ることができる。
競争社会では全てが勝者である資本家に有利に働くため、根本解決は資本家が精神的に成長し、自らの意思で再分配を行うしか無く、再分配された人々が心からその行動を評価して尊敬することしか無いのでしょう。
ただ、先程の繰り返しになりますが、精神的成長は紀元前から指摘されていることなのに、数千年経った現在でも出来ていない。

人間は、行き着くとことまで行って、また、戦争や革命が起こって全てが御破算になるのを繰り返す事しか出来ないのかもしれませんね。

マルクス青年期の草稿を読んでの考察 (前編

考え方 社会 政治・経済

前回は、マルクスの経済についての主張について紹介しました。
今回は、マルクスの思想を下敷きにした共産主義国家が、何故、失敗したのかについて考えていきます。


      

マルクスを読んだことがない多くの方は、共産主義の失敗はマルクスの考え方が間違っていたからと考え、間違った思想など勉強する必要はないと決めつけているかもしれません。
しかし前回見てきた通り、マルクスの資本主義批判は的を射ていて、実際に主張通りに労働者の賃金と商品価格は下がり、デフレへと突き進んでいます。
kimniy8.hatenablog.com
こういうことを書くと、批判的意見を主張する方の中には、『だったら何故、共産主義は破綻したんだ!主張が間違ってないなら成功しているはずだろう!』と癇癪を起こす人も出てくるでしょう。

結論から書くと、現実社会での共産主義は、マルクスが目指していたものとは違ったものだったから破綻したんです。
では、主張通りに実践すれば成功していたのかというと、実践できれば成功するのでしょうが、実際には実現が不可能。

というのも、マルクスが想定する人間は精神的にかなり成熟していて、自分の外に客観的な目線を持ち、社会にとって良いと思えることを実践できる事が前提となっています。
しかし、いざ人間を観察してみると、これを書いている私も含めて人間は基本的に自分のことしか考えられません。
そういう人間たちでは、この主張を正確に実践する事は不可能なのでしょう。
ちなみに資本主義も、大前提として多額の利益を得る資本家層が、客観的な視点を持ち、社会に貢献することが前提となっています。
しかし現実に目を向けてみると、資本家は自分たちの私腹を肥やすことしかしない為、システムに不具合が出ていたりします。

少し話題がずれてしまったので軌道修正をし、マルクスの主張からみてみましょう。
前回も書いたことですが、私はマルクスが青年期に書いたものを訳した『経済学・哲学草稿 マルクス』しか読んでおらず、資本論は読んでおりません。
そのことを踏まえた上で、お読みください。

共産主義の失敗の原因といえば、全員が公務員で、一生懸命働いてもサボっても同じ給料しか貰えないため、皆がサボった為に生産性が下がり、経済的に破綻したといわれています。
では何故、全員、公務員なのかというと、資本下層を一掃したからです。そして所有を禁じ、全ての資産は国のものとしました。
当然、企業も国のものとなる為、そこで働く人たちは全員、公務員となるわけです。

ではマルクスは、全てのものを国のものとすべきと主張しているのかといえば、先程紹介した草稿では、そんなことは言っていなかったりします。
確かに所有が悪だという考えはありますが、だからといって全ての資本は国のものとは主張していない。
というか、全てを国のものとしてしまうと、結局は国が『所有』している状態になっている為、所有が悪という考えとは矛盾します。
国が土地や企業などを所有し、国が全員公務員として労働を強制するというのは、結局のところ資本家が行う搾取構造と何ら変わらない。

誰かが資本を所有をする事で、所有できない人間を奴隷のように扱っている状況に異を唱えたのがマルクスなので、国がすべての資産を所有するという状況は、共産主義国家の指導者が、自身に都合の良い様にマルクスの主張を曲解して作ったと言っても良いのでしょう。
労働者にとってみれば、資本家も国も労働を強制するもの。資本家は自身の利益を最優先し、他の資本家に負けない為に、労働市場を使って労働者の条件をより厳しくする事で稼ぎやすい状況を作るが、共産主義国家では国が唯一の資本を持つものである為、競争も起こらない。
当然、労働市場もない為、矯正される仕事を行っても行わなくても報酬が同じであれば、多くの人は働かなくなる。

では、マルクスは何を主張していたのかというと、人間が人間である為に必要なのは、『労働』としています。
しかし資本主義社会での『労働』は、本来の『労働』からは疎外されて別のものになっている。
そのため市民は、本当の意味での『労働』を取り戻さなくてはならないと主張しています。

労働が疎外されて別のものになっているとは、どういうことか。
資本主義社会では全ての問題をお金で解決する為、衣食住など最低限のものを揃えて生きていく為には、お金を稼がなければならなりません。
資本家は投資によって財産を得ることが可能ですが、資本を持たない人間は労働者にならざるをえず、他に選択肢はありません。
選択肢のない状態で労働する事を強制させられる為、当然のように、やりたくない仕事を嫌々せざるを得ない人達も出てくる。
生産性の上昇のためには、分業が必要になる為、嫌々やる仕事は増える傾向にあり、それを矯正させられるというのは本来の労働からはかけ離れているということ。

例えば、個人でパン屋を経営する場合は、自分で材料を仕入れてパンを作り、それを販売することで対価を得ることが出来ます。
自分の作った商品を喜んで買ってくれる方達をみる事で、精神的な喜びも感じることが出来るでしょう。
もし何らかの失敗をした場合も、社会から何らかの反応を受けることで、社会の一部であることが実感することが出来ます。

しかし、これが、パンを製造する大企業の場合はどうでしょう。
大量生産する為に業務は分業化され、倉庫から材料を運んでくるだけの人・材料を混ぜ合わせるだけの人・生地をこねるだけの人・形を整えるだけの人・焼くだけの人・パンを売り込む営業をするだけの人・不良品があった際にクレームを受けるだけ人…
この様に、それぞれの業務が細切れにされる事で効率は大幅に上がるのですが、分業化されて単純化されることにより、社会とのつながりは立たれることになります。
細切れにされて単純化された労働は自分ひとりがいなくても成り立ちますし、自分の替えはいくらでもいる状態になります。
製造チームは単純化された作業を強いられる為、製造機械の一部のように振る舞わなければなりませんし、営業は自分が作ったものでもないものを他人に売り込まなくてはならない。
クレームを受ける人は、自分が作っておらず売ってすらいないものの文句を、ただ、ひたすらに聞かされる。
この様な労働には、労働そのものが持つ喜びや楽しみが奪われている為、本来の労働からはかけ離れているということです。

マルクスは、人は社会を形成する生物とし、人が社会の一部と実感して受け入れられて生きていく為に欠かせないのは『労働』だとし、人々が客観的な目線から社会には何が足りていないのかを考え、自ら社会に対して貢献する為に労働すべきだとしています。
地域に食料が足りてない状態がわかっていて、土地を耕して作物を作りたい人がいれば、作れば良い。この場合、土地を誰かが所有しているとその行動がとれない為、所有せずに成り立つ社会を目指していたのでしょう。
また、この様に国民が客観的な目線から、社会が何を必要としているかを感じ取り、その需要を埋めるように自発的に動けるのであれば、そもそも貨幣という概念すら必要ないし、更にいえば国も必要ないかもしれない。
社会貢献の為に相互に助け合い、それによって社会とのつながりを感じて幸福感をえれるのであれば、そもそも財産を所有する意味がなくなります。

では、崩壊した共産圏では、このような事を考慮して国家運営が行われていたのでしょうか。
当然、されていません。すべての財産は国が所有し、国が職場を斡旋し、強制的に労働させていた。
この状態で、働いても働かなくても給料が同じとなれば、サボる人も出てくるでしょう。

つまり崩壊した共産主義国家は、二極化が進んで少数の資本家と大多数の貧民層に分かれた国で、共産党が支持を集める為に資本主義に反対しているマルクスの名を出し、『搾取してきた資本家から、自分たち労働者のもとに財産を取り戻そう!』と主張した結果、多くの人達に支持された。
支持を得た共産党は、資本家から取り上げた財産を自分達のものとして、唯一の大資本家として振る舞ったという事で、マルクスは直接は関係ない。

では、マルクスが主張する社会は実現可能なのか。
長くなってきたので、この話はまた次回。

【本の紹介】 経済学・哲学草稿 マルクス

考え方 社会 政治・経済

久しぶりの本紹介。今回紹介する本は、『経済学・哲学草稿 マルクス』です。


      

共産主義の父と呼ばれているマルクス
資本主義者からは批判されることも多く、『マルクス』という名前を出すだけで、一部では極左扱いされる感じの方ですが、具体的にどんなことを主張されているのかを知らなかったため、今回この本を読んでみました。

訳された方が当時の話し方や原文を忠実に訳そうとされているからか、途中、非常に読みにくい部分なども多々あり、学がない私が理解出来ているかどうかは分からず、誤解して解釈してしまっている部分も多くあるとは思いますが、そんなことは気にせずに、簡単な感想や内容を書いていきます。
この本では、賃金・土地といった経済的なことから哲学的なことまで書かれていますが、今回は経済を中心に書いていきます。

マルクスといえば、冒頭でも書きましたが、アンチ資本主義で共産主義の父なんて呼ばれている方で、経済方面で有名な哲学者。
経済といえば、現在は世界中に失業者が溢れ、失業率が低いと言われている日本では二極化が進み、貧困層の収入がより下がる悲惨な状態になっています。
この様な現状を前に、テレビの経済系コメンテーターなどは、『デフレなんて現象は教科書に乗ってない異常な状態!』なんていってますが、この本を読めば、これらのコメンテーターやアナリストが単なる無知・勉強不足であることがよくわかります。
というのも、マルクスは今から170年も前に資本主義の矛盾に気づき、デフレ経済になって二極化が進み、貧困層がより貧しい生活を送らなければならないことを指摘していたからです。

マルクスが指摘する資本主義の矛盾を、簡単に観ていきましょう。
まず大前提として資本主義社会では、資本家が資金を投資しなければ事業が起こらないわけですが、その資本家が『投資をする』という判断を下すのは、儲けが出る時に限ります。

例えば、金利が6%の場合。(今でこそ超低金利だが、金利6%は高金利ではなく通常の金利
資本家は何も行動を起こさなくても、金融機関にお金を預けるだけで6%の利益を得ることが出来ます。
この資本家が投資をして事業を起こす判断を下す場合、最低でも6%より多い利益を出さなければ、投資する意味がありません。
事業の失敗などのリスクを考慮した場合、最低でも10%超の利益がないと事業を起こす意味が無いということ。
仮に、1億円の資金を投資して事業を起こす場合、投資家が手にする利益は最低でも1000万円以上でないと意味がない。当然、利益は多ければ多いほど良い。
これが大前提。

次に、事業を起こした場合、実際に作業を行う人間を雇わなければなりません。
この際、当然のように人件費が発生するわけですが、この人件費は、考えられる限りで最低の値段に抑えられることになります。
というのも、投資家が受けとる利益は、売上から材料費やその他諸々の経費を差し引き、そこから人件費を差し引いたものであるため、資本家が最大の利益を手にしようと思えば、人件費は最低の額に抑えなければならない。
当然、引き下げすぎると必要な人員が集まらない為、必要な人員が集まるギリギリのラインというものは存在するが、そのギリギリラインに給与額は落ち着くことになります。

この様に資本家は、必要な経費をより低くする事で自身の利益を最大化出来るわけですが、この資本家の間でも競争が起こります。
需要と供給の関係で、市場に供給するものが少なくて需要が多い場合は問題ないですが、供給が勝る供給過多の状態になった場合、似たような商品間で販売競争が起こります。
大抵の場合は値段の勝負になる為、自社の商品のシェアを伸ばすためには、商品価格を引き下げなくてはなりません。
商品価格を引き下げる為に必要な事は原価の削減。材料費などをは大量購入する事である程度は安くなりますが、それでも限界は有る。となると、経費削減対象は最も高い固定費である人件費ということになります。
製造機械の導入や、賃下げ・サービス残業の強要などで製品価格を引き下げる事で市場シェアを奪い、資本家は他の資本家に勝とうとする。

この一方で効率化によって起こることは、従業員の価値の低下です。
今まで、1個制作して5000円の手間賃を貰っていた従業員がいたとしましょう。
これを、生産工程を細切れにして効率を高める分業によって5倍の生産が可能になった場合、商品1個の制作に対する手間賃は1000円以下に引き下げられます。
単純作業を機械によって自動化し、機械に出来ない部分を人間が補うことで更に10倍の生産が可能になった場合、商品1個辺りの手間賃は100円以下にまで引き下げられる。
この様に、効率化・合理化が進めば進むほどに労働者が制作するものの価値は下がり、労働者は技術を持つ職人ではなく、生産設備のパーツとなり下がる。
資本家は上手く動かないパーツは他のバーツと入れ替えることで最高の生産体制を手に入れようとし、その一方で労働者は『いくらでも変えのあるパーツ』となる。
これは、人が、労働市場で売買されるパーツという商品に変わるということです。

当然のように、資本家間の戦争で不利に立たされた資本家は、より、労働者に過酷な条件を突きつけて働かせることになる。
従業員はこれに逆らうことが出来ず、従うしか無い。
何故なら、自分が属する資本家がその戦争に負けた場合、資本家は投資した資本を失うだけだが、労働者は収入源を失うことになるからです。
資本主義社会では、あらゆるものがお金によって取引される為、生存する為に、お金を手に入れ無ければならない。
資本を持たない人間は投資によって稼ぐことが出来ないため、お金を手に入れる為には労働せざるをえない、選択の余地はない。
選択の余地がない人間は資本家によって安価で買われ、資本家間の戦争の兵隊とされる。

唯一、労働者が資本家に対して強く慣れる環境は、供給不足で人員の獲得合戦が行われている状態だけですが、この状態も『効率化』によって、直ぐに解消されてしまいます。

資本家間の戦争に負けた資本家は、一部の資本を失ってしまう。撤退時期を見誤った資本家は資本全てを失い、生存する為に労働者とならざるをえない。
小資本家は中資本家に食われ、中資本家は大資本家に食われ、そして大資本家同士の戦争となる。
負けた資本家とその奴隷である労働者は、再び労働市場に投入される為、需要と供給の関係から労働者の価値はドンドン下がっていく。
その一方で戦争に勝った資本家は安価な奴隷を買い放題となる為、その環境を利用して更に収益を高めることが可能となる。

結果として世界は、大多数の貧困にあえぐ労働者と、一握りの資本家の二極化状態になる。

今の先進国の状態を箇条書きで説明しているかのようですが、冒頭にも書きましたが、これは170年前にマルクスによって指摘されている資本主義システムの欠陥です。
その指摘方法も、需要と供給という経済において最もシンプルで分かりやすいもので批判されていて、かなり分かりやすい。

こんな風に絶賛した感じの感想を書くと、『社会主義国家はことごとく悲惨な運命を辿っているだろう!』なんて指摘をドヤ顔でカマしてくる人間もいるのでしょうが、この本でも書かれている『労働』についての記述をみると、崩壊の原因はマルクスの主張が間違っているというより、マルクスの主張の中から自分たちにとって都合のいい部分だけを取り上げて改造して採用したからでしょう。
長くなってきた為、そのことを踏まえた感想はまた次回という事にさせて頂きますが、ここまで読んで興味をもった方は、一度読んでみることをオススメします。

【MHXX】 ソロ攻略 G4 そしてハンターランク開放へ

ゲーム

今回はG4のソロ攻略について書いていきます。

G3以前の記事はこちら。
kimniy8.hatenablog.com
kimniy8.hatenablog.com
kimniy8.hatenablog.com
集会所【下位・上位】の攻略は、前作のMHXのソロ攻略を参考にしていただければ幸いです。
【MHX】 モンスターハンター クロス ソロでハンターランク解放への道 前編
【MHX】 モンスターハンター クロス ソロでハンターランク解放への道 中編
【MHX】 モンスターハンター クロス ソロでハンターランク解放への道 後編

G4に上がると敵の強さも当然上がっているので、当然、対策が必要になってきます。
G3の緊急クエでの報酬で上手く行けばラオシャンロン素材で作れる武器がレベルアップできるので、しっかり強化しておきましょう。

では、この武器を担いで最後まで行けるのかと言えば…
プレイヤースキルが高い人は行けるんでしょうが、私の力量では難しい。
という事で、これを担いで新たな武器制作に取り掛かりました。

制作するのは、ベルターアームズから派生する【31式飛竜鎮圧用盾斧】を限界突破して作る【コンポジットボーダー】です。
スペックは、攻撃力330 水属性24 防御力25
匠+2で紫が出ます。
f:id:kimniy8:20170413000139j:plain
他の属性武器のように、Xまでの最終進化系をいきなり作ることは出来ないようで、ベルターアームズから地道に進化させるのが必要のようで、若干面倒くさかったりします。
また、最終進化させる為にはG級の獰猛化パブルポッカを狩る必要があるのですが、それでもこの制作を進めるのは、これが有るのと無いのとでソロ攻略の難易度が変わってくるからです。
回復などを基本的に一人で行うソロの場合は、クリアタイムが縮めば縮む程、生存確率は上昇します。
そのために必要なのが攻撃力。
G1・G3で作ってきた武器をレベルアップさせたとしても、G4に上がったばかりの状態では攻撃力は290とか320ぐらいまでしか上がりません。その上、白ゲージが殆ど。
しかし、この武器は330で匠+2で紫ゲージになり、その上、水属性までついています。
G4のキークエで2体同時狩猟クエでは、2体とも水属性が弱点クエもある為、ハンターランク解放を目指す上で、是非、欲しい装備ですね。

武器を手に入れた後は、防具制作をはじめます。
作るのはG級ディノバルド素材で作れる、ディノX。
ディノバルドは水属性が弱点なので、先程作ったコンポジットボーダーと相性が良い相手。
基本的に側面に回るようにし、尻尾叩きつけの後のスキに攻撃を打ち込むようにすれば楽に勝てるので、乱獲して素材集めをしましょう。
装備製作にはドスマッカオの素材も必要なので、モンニャン隊でドスマッカオが出た際は、円とモンニャン隊の色を合わせて派遣するようにしましょう。
それでも足りない場合は、G1の『不潔者の大集合』クエを受けましょう。
MAPに2体のドスマッカオがいるので、両方狩ったら、サブクエクリアー(ドスマッカオ1体の狩猟)で抜けると効率が良いです。

この装備は、装備だけで匠+2が付く為、先程作った武器との相性が良い。その上、砥石使用で1分間切れ味が落ちない剛刃研磨も付きます。
チャージアックスは、防御や属性解放で切れ味がドンドン落ちますが、このスキルによって切れ味が紫で保ちやすくなる為、火力を維持し続けることが出来ます。
また、回避性能も4pついてるので、お守りなどで底上げすれば回避性能も付けられます。
末永く使える装備ですね。

続いて、モンス別の簡単な攻略。
ディアブロスは、突進でツッコんでくる時はリスクが高いので、適当に回避などでやり過ごす。
角でかち上げた時はスキが出来るので、攻撃しても良い。
適当にやり過ごしているとバテて動きが止まるので、ここぞとばかりにラッシュを繰り返すと簡単に倒せます。

ディガレックスも同様、怒って走り回っている時は無理せずにやり過ごし、止まった時に攻撃を当てるようにすれば楽に倒せる。
被ダメが高くないため、難易度的には非常に楽。

イビルジョーは股下が安置なので、股下の安置を維持出来るように立ち回りながら攻撃を当てていく。
防御DOWNを付けられた用に、忍耐の種は必須。起こった状態が面倒くさいなら、マップい移動してやり過ごすのも良いが、やりすぎると時間が足りなくなる。
基本的に攻撃が大振りなので、回避性能を付けて注意深く立ち回っていれば死ぬことはない。

ラージャンは、ガンナー用装備を整えているのであれば、ガンナーの方が楽かもしれない。(ビームとローリングアタックを避けれる前提で)
近接の場合は、素早い上に振動によって攻撃が遮られるので、耐震が有ると少し楽。
基本は斜め後ろから攻撃し、深追いはしないようにすることで、生存率が上がる。

斬鉄の剣、不壊の鎧(ディノバルド,グラビモス)は、地底火山での同時狩猟。こやし玉は必須。
両方、水属性が弱点の上、2体同時なので体力も大したことはないので、余裕を持って1体づつ対処しましょう。
地底火山は移動が楽なので、モドリ玉を調合分も含めて持っていくと、回復薬が無くなるなんて事がなくて良いかも。

戈と槌は相いれず(アグナコトル,ドボルベルク)は、闘技場での同時狩猟。
真ん中にある策で2体の敵を分離した状態で戦うことを意識しましょう。
このクエストもモンスターの体力は低めなので、焦って柵を起動させる必要はないので、ちゃんと見極めて柵を使う事を心がければ、難しいことはないでしょう。

そして最後の【緊急】蠢く墟城(アトラル・カ)戦
私は2回目の挑戦で何とかクリアーしましたが、薬的・時間的にギリギリの戦いでした。
この敵は、通常状態+障害物・巨大ロボ状態・通常状態+障害物+槍・巨大ロボ・通常状態+障害物+槍+車輪の5段階で戦います。
巨大ロボ状態の時は金糸野部分しかダメージが通らないので、そこに攻撃。
変形する毎に攻撃力が上がっていく感じなので、薬をがぶ飲みしているとあっと言う間に薬がなくなる。
秘薬・回復薬Gは必須で、調合分も持っていく方が良い。それでも足りない場合は、スキルに『キノコ大好き』を付けてマンドラゴラ10個持っていくと良いかも。

砥石使用や、回復のスキに攻撃を受けるのを避けるため、モドリ玉を調合分も含めて持っていくと、結果として薬の使用回数を減らせます。
こいつを倒せば、晴れて、ハンターランク解放です。
お疲れ様でした。

【おすすめPodcast紹介】 心理学ニュース

Podcast

私の独断と偏見のPodcast紹介コーナー。
第回。

過去に書いた投稿
タイトル紹介はこちら
エピソード紹介はこちら

今回は、【心理学ニュース】

心理学ニュース

心理学ニュース

  • 心理学ニュース
  • 社会科学
  • ¥0
です。


今回紹介するwebラジオは、【心理学ニュース】
この番組を知ったのは、アプリのPodcastのホームページで、新着として名前が挙がっていたからです。
心理学って、人の心を覗き見出来るイメージがあって、結構、興味がある人が多いと思います
テレビなどでも心理学者などが悩み相談をしていたりと、学問のはずなのに、人のコミュニケーションに密接に関係があり、どことなく親しみやすいイメージ。
そんなイメージから興味が出て、聴き始めました。

配信されている方々は、全員、現役で研究や実験などを行っている心理学者の方たち。
更新間隔はまちまちで、1週間で配信されることも有れば2週間空くこともあります。
放送時間は20分前後で、気軽に聞ける感じが良いですね。

気になる放送内容ですが、普通の心理学系とは少し違う感じです。
何を持って普通というのかにもよりますが、タイトルに『心理学』と銘打っている物の多くが、心理学を利用して悩みを解決したり、恋愛を成就したりと人の心を覗き見ることで人間関係をなんとかしようとするものだったりします。
これはラジオやテレビに限らず書籍として発売されているものも、この様な用途を想定して販売されているものが多いと思います。

しかしこのPodcastは、そういった意味ではちょっと違います。
番組の流れとしては、事前にメンバーの一人が事前に論文を選んで下調べをしておき、その方が皆の前で読みます。
その論文を聴いて、他のメンバーの方が思ったことや疑問をぶつけて行くというスタイル。
論文をテーマにした議論が中心の、心理学の学問面を全面に押し出したような放送です。

では、勉強系の番組にありがちな構成になっているのかというと、これも少し違います。
勉強系にありがちなのが、先生役の人と生徒役の人がいて、生徒役の方が話をより理解しやすくする為に質問をするという形式。
難しい用語や解説が出てきた時に、生徒側が質問をする事で先生役が解説の機会を得て、少し堀下げて話す。
解説が難しいが重要な部分では、生徒側が自分で理解した簡単な解釈を先生側に伝えて、あっているか間違っているかを確かめることで、より理解しやすいように伝える番組。

今回の番組は、そういった番組とは違い、お題として取り上げられた論文について、研究者の人が自分で思った疑問についてガンガンぶつけていきます。
つまり、先生役に対する生徒役はおらず、立ち位置としては皆同列といった感じで議論は進行。
メインテーマとなる論文の内容が、自身の現在・過去の研究内容と類似する内容があった場合、『過去にこんな実験をした際には、この様な結果が出ているのですが、今回のケースにも当てはまるのか?』といった感じで質問がぶつけられます。
これを受けて、事前に論文を読み込んでいる幹事の研究員が、答えられる部分には答え、答えられない部分は素直に分からないと答えていく感じ。
授業というよりは、心理学者同士の座談会のような感じで進んでいきます。

これが、かなり面白い。
授業形式であったり従来の心理学を使った相談モノの番組の場合は、学問的な『正解』というものがあり、そのガイドラインに沿って話を進行していきます。
心理学を応用した人生相談も同様で、心理学的には相手がこう思っているから、それを想定して行動を取るほうが良いといった解決をする場合が大半。これも、心理学的な正解をベースにしてのアドバイスになっています。
どちらも、心理学的な正解がある事が前提なのですが、この形式の番組の場合、その正解が本当に合っているのかどうかというのが重要になってきますが、その部分について触れられることは少なかったりします。
その為、疑り深い私の様な人間は『その心理学的な前提は、全てのケースについて当てはまるのか?』といった疑問を持ってしまいがちで、良くて話半分程度にしか聞かなかったりしてしまいます。
しかし、この番組では、その疑いがある部分を現役の研究員がズバズバとツッコんでくれます。

例えば、第21回では『ドラマは思い出をよみがえらせる?』というタイトルで、「自己への役割:自伝的記憶の自発的でない想起に対する引き金といてのメディアコンテンツ」という論文を紹介されていました。
結構難しい感じのタイトルですが簡単に書くと、人は、自発的に自身の過去の思い出を思い出すことも出来ます。その一方で、何かの映像を見た際に、それがトリガーになって意識せずに自分の思い出が思い出されるということも有ります。
この『映像がトリガーになって記憶が思い出される』という現象が、どのような時に起こるのかという研究です。

メインテーマはこの論文になるのですが、映像の種類といった基本的な質問から、その映像が人に及ぼす影響などを各研究員が自身の経験から予想したり、気になる部分について質問をしたりします。
こんな議論をしている内に、話は『動画を楽しめた人ほど、過去の記憶を思い出される事が多かった』という話に変化していきます。
当然この話にも、『原因と結果が逆で、動画を見て過去の記憶が思い出されて感情移入できたから、結果として楽しめたのではないか。』といった鋭いツッコミが入ったりします。

こんな感じで、一つのテーマを取り上げて議論し、質疑応答を繰り返していくことでテーマを掘り進めて、より理解を深めるという構造になっています。
結構、新しい論文を取り扱うことが多く、この知識をそのまま生活に活かすことが出来るかといわれれば、正直、疑問は残ります。
しかし、心理学者がどんな事を研究テーマに据え、そんなアプローチをしているのか。その実験を通してどんな疑問を持ち、疑問を解決するためにどんなアプローチが必要なのかというのが、表面的ではありますが知ることが出来ます。

『心理学を応用して、相手の気持を手玉に取ってやろう!』って感じの方は、期待はずれの番組かもしれません。
しかし、心理学がどのようなものか、根本的な部分に興味をもっている方にとっては、楽しめる番組ではないでしょうか。

【MHXX】 ソロ攻略 G3 今作メインのバルファルク戦まで

今回はG3のソロ攻略について書いていきます。

G3以前の記事はこちら。
kimniy8.hatenablog.com
kimniy8.hatenablog.com
集会所【下位・上位】の攻略は、前作のMHXのソロ攻略を参考にしていただければ幸いです。
【MHX】 モンスターハンター クロス ソロでハンターランク解放への道 前編
【MHX】 モンスターハンター クロス ソロでハンターランク解放への道 中編
【MHX】 モンスターハンター クロス ソロでハンターランク解放への道 後編

G3になると、G1~2の『上位よりも簡単なんじゃないか?』といったレベルから、難易度が一気に上昇します。
その為に必要になってくるのが、備えです。

先ずは武器。
前回のラオシャンロン攻略では頭部破壊を推奨していましたが、理由は武器制作に有ります。
かなりの高性能と噂のラオ武器ですが、素材に『老山龍の剛角』が必要なのですが、それには頭破壊が必須。

チャージアックスでの性能はご覧のとおりで、防御が30上がるのが地味に嬉しい龍属性武器。
G3は、これを担いでクリアーを目指します。

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キークエで戦う敵は、グラビモス・ベリオロスとXから追加された4種の新モンス。
攻略の基本として全てのモンスターにいえる事ですが、モンスターの正面には立たないようにしましょう。
そして攻撃の際は、モンスターの大ぶりの攻撃を避けた際に2発程度当てて様子見をするようにすると、被弾が防ぎやすくなります。近づいたからと言って欲張りすぎないようにしましょう。

個別で観ていくと、ベリオロスに関しては、体感的にはナルガの完全下位互換って感じなので、ナルガX装備を作れる程の腕前なら、特に注意する点もないでしょう。
前足のスパイクを破壊すると更に弱体化するようなので、最初はピンポイントで狙って攻撃を当てていくと良い感じ。

グラビモスは、移動しながらの火弾を狙い済ませて撃ってくるので、離れ過ぎずに横に張り付くようにすると良い感じ。
レーザー攻撃を撃つ時は絶好の攻撃タイミングなので、逃さず大ダメージを与えていきましょう。
睡眠ガス用に元気ドリンコがあると便利です。
足の下は安置の用で安置じゃないので、懐に入り込みすぎず離れすぎず、適度な距離を取ることが重要。

タマミツネは、突進などの大技の後に眺めの硬直が有るので、走り回りながらスキを誘って攻撃を確実に攻撃を当てていくと、苦もなく倒せるでしょう。
ダメージも低く即死も無いため、難易度はわりと軽め。

ガムートは、正面に立つとかなりやっかいな的なので、基本的に後方から攻撃を当てていく。
一発一発のダメージが大きいので、攻撃を食らったら無理せずに距離を取って回復していく。
体が大きくてノロイからと無茶な攻撃をせずに、様子を見ながら一発一発確実に攻撃を当てていけば、苦戦する相手ではないでしょう。
ただ、こいつの素材を使った武具は大抵、正面から攻撃して部位破壊しないと駄目だったりするので、素材目的なら立ち回りは変わるかもしれない。
しかし、クリアー目的なら安全に後ろから攻撃すれば大丈夫でしょう。

ディノバルドは、火力の高い攻撃が多くてやっかいなように見えて、慣れると一番戦いやすい相手。
噛みつきは正面にいなければ当たらないし、尻尾叩きつけはスキがデカイので、反撃の絶好の機会。
即死の可能性がある尻尾大回転斬りに関しては攻撃モーションがかなり長いので、納刀状態なら見てから逃げても十分間に合う。
武器を出してる状態でも、ブレイブモードだと納刀継続でイナせるので、冷静に対処すれば恐れることはありません。
保険として狩技に絶対回避を入れておけば、体力が低いときでも何とかなります。

ちなみにG4ではディノバルド素材を利用したディノXを防具として使用するので、素材が揃うまで狩りまくりましょう。
何回か挑戦すると動きも見えてくると、強敵からカモに変身します。
この時点での連続討伐が難しいなら、G4に上がってからだと武器も変更できて、楽ができます。

そして最後にライゼクスですが…個人的に一番辛かったのがこいつ。
距離を取ってると物凄い勢いで飛行して突進してくるし、近くに張り付いていると尻尾からの放電にやられる。
翼による連続叩きつけは、こちらの動きに合わせて行ってくる感じで、非常に鬱陶しい。
私はG3に上がって一番最初にこいつに挑戦しましたが、2回挑んで2回3乙くらってしまいました。

そこで対策として制作したのが、前回の投稿で推奨したナルガXシリーズ。

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回避性能+2で回避による無敵時間が伸び、さらに、回避距離UPで翼による連続叩きつけや飛行による突進の攻撃範囲から容易に逃げることが可能。
プレイヤースキルの低い私では今まで対処できなかった攻撃が、回避ボタン1個で回避できるようになりました。
ナルガxに装備を変えてからは、他のモンスト同じように相手の動きを見ながらスキに対して、側面からの斧攻撃を1~2発程度叩き込んで距離を取る感じでやれば倒せます。

そして最後に緊急クエ。
相手は、今回から新しく加わったバルファルクです。
時間は35分以内での討伐か、一定ダメージを与えることでの撃退でクリアー。
私の場合は、相手が疲れて眠るところまで追い込んだのにも関わらず、時間切れで撃退クリアーでした。
スキを確実に逃がさない・火力スキルを積みまくるなどの対処をしないと、初見での討伐クリアーは難しいイメージですね。

こいつの特徴は、離れた間合いからの、腕伸ばしや振り回し等の範囲が広い攻撃。
相当距離を取っていても攻撃が当たるため、ガンナーにとっては辛い相手かもしれません。
しかし、近場を攻撃する手段が少ないためか、近接の場合はそれ程でもない。彗星アタック意外は被ダメも多くはない為、他の敵と同じく側面から攻撃を確実に当てていくと楽に対処が出来る。
たまにミサイル弾のようなものを足元に向けて撃ちまくることは有りますが、くらっても致命傷にならないので、落ち着きながらもガンガン攻撃しても事故死は少なそうです。
G2の緊急に比べるとかなりのイージーモードなので、ここまでソロでクリアーできた方なら初見クリアーも難しくない為、さっさと倒してG4に上がりましょう。

G4の攻略は、また次回。
kimniy8.hatenablog.com

労働者の所得は本当に増えているのだろうか

先日WBSをみていると、日本の労働者の所得は増えているので、どう使わせるのかが重要といった感じの話をされていました。
人手不足が深刻化し、各企業は人材の獲得合戦をせざるを得ない状況になり、給料は上昇してきているそうな。

しかし実際に世間で感じるのは、そんな話とは全く無縁の世界。
ここ数年で生活が豊かになったなんて人には会ったことがないし、私が合う範囲の人は、仕事が無いか、もしくは忙しいが儲からないといった話しかしません。
ただ、私の暮らしている環境が異常なだけで、世間一般では違うかもしれない。
という事で調べてみると、厚生労働省の統計がヒットしました。

それを見て分かったことは、私が実社会で感じる実感と同じで給料が増えているなんてことはない。
むしろ、所得が減った人達の割合は年々増えていて、人々が豊かになったなんてことはありませんでした。
その図がこちら。

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平成12~21年までしか無いのは、この記事を書く為に都合の良いグラフを探してきているわけではありません。
厚生労働省が、グラフを作ったり作らなかったりしているせいで、これしか発見できなかったからです。
というか、こういうグラフや過去の数字は、毎回同じ形式で作らないと比べようがないと思うのですが…優秀と言われている省に勤めている役人がこれを行わないというのは、比べられては困るからかそれとも、そんな深い意味は無く単に読む人間のことを全く考えてないからか…
理由は分かりませんが、とにかく都合の良いフラフを採用しているわけではなく、グラフがなかったからです。

このページを見てみれば、年度毎・もしくは数年ごとにフォーマットが変わってる事が理解できると思います。
国民生活基礎調査|厚生労働省

話がそれたので、元に戻しましょう。

先程のグラフですが、ピンク枠で囲った一番上のカッコ内に書かれているのが平均所得額で、平成12年は616万円だったのに対し、平成21年では549万円に減少。
では、ニュースで盛り返してきていると報道されている最近のデータはというと、平成27年度調査で541万円と微妙に減少しています。
何故、盛り返しているなんて報道がされているのかというと、25年・26年の状態は更に悪かったのが、ここ最近で少し持ち直しているから。もしくは、データにない28年度が異常なほど良かったのか…
平均所得の推移を見ると分かりやすいですが、20年前をピークとして下がっているのが確認できます。

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大幅に下がったところから観ると小反発しているが、大きな目で観ると下がっているという状態です。

そして、このグラフのいちばん重要な点は、低所得者層の割合が増加しているという点。
平均年収以下しか貰っていない人は全体の61%程度と一定水準を保っていますが、500万円以下で平均年収以上という、グラフで言うと上澄み部分の白い層が圧縮されていっているのがわかります。
その一方で、200万円以下・300万円以下の所得の人達が増加しています。
これから分かることは、平均所得以下という枠組みの中でも二極化が進んでいるということです。

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比較的最近のデータである27年度の所得階級別の相対分布はこんな感じ。
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グラフが違うのでわかりにくいと思うので、数値を比較するとこんな感じです。
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低所得者層の数値が増え、所得が高くなるほど数値が減っているのがわかると思います。

こういうことを書くと、政治家や企業の肩を持ちたい人達から『平均所得が下がったのは、団塊ジュニア世代が大量退職。しかし65歳はまだ若くて働ける上、今までの経験や知識・技術をムダにするのは勿体無いので、安い値段で嘱託として働いている人が増えたから』といった言い訳を聴きます。
一見すると、まともでしっかりした意見のようにも聞こえます。
しかし見方を変えると、定年まで働いて身につけた技術・知識・経験・ネットワークを退職したからという理由で現役世代の何分の一という値段で買い叩いているだけなので、これはこれで問題。
また、本来なら退職する人が安い値段で仕事を引き受けるということは、そのしわ寄せは何処かに向かいます。

何処に向かうのかというと、若い労働者。
『あの先輩は、お前の給料の半分なのに、効率が良いから2倍の能率が上がってる。』なんて理不尽な事をいわれ、昇給されないなんてケースも有るでしょう。
人の評価なんて相対比較ですから、質の高い仕事を安い賃金で引き受けてくれる人がいると、普通の仕事を適正価格で行っている人が割高に見えますしね。
結局、その理不尽な意見によって空いた穴はサービス残業という形で埋められるわけで、日本企業のブラック化の一翼を担っているようにも思えます。

また個人的な意見を言わせてもらえれば、退職したのに働かないと生活できない、もしくは、仕事以外に何もする事がない社会というのも、どうかと思いますけどね。
国としては、学校を出たら死ぬまで働いて税金を収めてくれる方が良いのでしょうが、それが人の生き方として正解なのかと聞かれれば甚だ疑問です。

これらのグラフからも分かる通り、日本の労働者の賃金は決して上がってはおらず、平均所得は大きな目で観ると減少傾向です。
その上、平均所得以下という括りの中でも二極化が進んでいる。国内の格差がよく分かる『相対的貧困率』で見ると、微増とはいえ年々増加している事からも、このことがよく理解できると思います。

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ここまで書いても、まだ、『不景気だから、企業も大変なんだよ!』と、企業・資本家の味方をしたい人もいらっしゃるでしょう。
そんな人は、このニュースを観てください。
3日前の日経新聞の記事です。
www.nikkei.com
これによると、企業の所得である法人所得額は、過去最大の57兆円に達したようです。
増加は今回に限ったことではなく、6年間連続で上昇中。

当然といえば当然ですよね。労働者を以前よりも安い値段で買い叩いているんだから、同じ業務をして同じ売上があげられるのであれば、人件費節約分がそのまま利益として上がります。
また、人件費を抑制することで損益分岐点も下がる為、今までは不可能だった仕事だって引受けることが出来ます。
ただ当然といえば当然ですが、こんな事をすればブラック企業になってしまいます。しかし、今の日本は大抵がブラックで、ブラックが普通となりつつ有るので、麻痺してわかりづらい状態にはなっているんでしょうけどね。

現状では、企業・資本家が一方的に勝っていて労働者は辛酸を舐めさせられている状態。特に現場に近い程、つらい状態になっています。
本来なら辛い職場や下請けの人達は、報酬に不満が有ればストライキなどの行動を起こして交渉する必要が有るのでしょうが、ストライキが効果的なのは供給不足の時か、需給バランスがとれている状態のときのみ。
今の供給過多の状態では、『そんな値段で仕事は受けられない!』って突っぱねたら他の業者に話を持っていかれるだけなので、それも出来ない状態なんですよね。

今回紹介した様々なグラフでは特に改善に向かってるなんて傾向は見られませんし、今後も現場に近い労働者は更に苦しい立場に立たされることになるんでしょうね。
重要なのは再分配なんですが、我が国では首相が『トリクルダウン! 金持ちがより金持ちになれば、お金を使ってくれるから格差が無くなる!』なんて言ってるわけで…
悲しいことですが、この国は、行くところまで行かないと駄目なのかもしれませね。