だぶるばいせっぷす 新館

ホワイトカラーではないブルーカラーからの視点

【Podcast #カミバコラジオ 原稿】第1回 番組紹介

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この投稿は、私が配信している Podcast番組『だぶるばいせっぷす ~思想と哲学史』で使用した原稿です。
放送内容は、私が理解した事を元に行っています。ご了承ください。
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目次

自己紹介

はじめまして、木村と申します
まず、この番組の説明からさせてもらいますと、『専門知識がゼロでもイチから経営学を学べる』番組です。
こういう学習番組は、どの様な人間が配信しているのかで、語られている情報が信用できるか出来ないかが変わってくると思いますので、まず最初に、私の自己紹介をさせてもらうと…

私自身は、京都で紙で作った箱の製造販売や、手提げ袋や包装紙やトレーの卸販売をしている者です。
ここで、『町工場で働いている人間に、経営学のことが分かるの?』と思われた方も多いと思います。それは、正しい反応だと思いますので、もう少し、私のことを話していきますと…
ここ約1年ほどですが、集中して経営の勉強をしていました。

勉強を始めた理由としては、私は将来、今携わっている事業の経営を任されることになるというのが1つ目の理由で、、2つ目は、携わっている業種に物凄い逆風が吹いているからです。
逆風というのは、世界的に巻き起こっている『過剰包装を止めよう!』という動きのことです。
先程も言いましたが、私は紙の箱や包装紙、手さげ袋などの製造卸をしていますが、この過剰包装をやめようという動きは、私どもの事業にピンポイントで影響を与えます。

この逆風で、じわじわと業績が下がってきたところに、コロナが襲いかかってきました。
ウチの取引先は、八つ橋を始めとした和菓子屋メーカーが多く、観光産業といっても過言ではありません。
今、全世界的に行われているコロナ対策としては、人の移動をやめようというものばかりなので、観光客が激減した今の状態というのは、かなり厳しい状況です。

この状況を何とかするためにも、勉強をはじめました。
ただ漠然と勉強を始めるといっても、何からはじめて良いのかがわかりません。そこで、経営全般のことが学べるという経営コンサルの国家資格があるのですが、その資格取得に向けて勉強をしました。
この資格ですが、7科目からなる1次試験と、4科目からなる2次試験の両方に通る必要があり、1次試験と2次試験の両方の合格率がそれぞれ2割程度なので、最終的な合格率は4%の試験です。

今年は年初からコロナの影響で仕事が暇になったということで、この試験の勉強に打ち込んで、結果としてこの資格の勉強と簿記の勉強を合わせて、トータルで約2000時間ほどの勉強を行いました。
そこで得た知識を元に、このコンテンツを制作していきます。

このコンテンツのターゲット

次に、このコンテンツのターゲットについて話していきます。
ターゲットというのは、どのような方に向けてコンテンツを配信するのかということですが、ここでは、中小零細起業やこれから起業をする方のための情報を発信していきます。

経営学の勉強にターゲットの設定がいるのかと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、理由としましては、経営においてやらなければならないこと、又は出来ることというのは、会社の規模によって変わるからです。
どういうことかというのを、もう少し具体的に話すと、大企業が導入して大成功を収めたシステムを中小企業が導入したとしても上手く行かないし、逆に零細企業が持つこだわりを大企業が取り入れても成功しないということです。

具体例を挙げると分かりやすいかもしれませんので、例え話をすると、パンの大手メーカーと、家族で経営されている個人が行うパン屋の2つの企業があるとします。
個人経営のパン屋が売上を増やすために、大手のパンメーカーと同じ様なプロモーション戦略を行ったとしても、効果は出ないでしょうし、むしろ広告費が膨れ上がって赤字になり、倒産してしまう可能性すらあります。
逆も同じで大手メーカーが、個人店が行っているような製品戦略を取り入れたところで、コストが合わずに利益が出ない可能性が有ります。

これは、人事でも同じです。大企業が求めている優秀とされている人材と、中小零細企業ベンチャー企業が求めている優秀な人材は違います。
その為、大企業で優秀だった人間がベンチャーに行くと無能扱いされてしまうこともありますし、ベンチャーで優秀だった人が大企業に行くと力を発揮できない可能性も高いです。
人事も経営の中の一つですが、これも、会社の規模によって変わってきます。

この様に経営というのは、規模にあった戦略を選んでいかなければ、うまくいきません。

では次に、会社の規模について詳しく見ていきます。会社の規模やステージといわれるものは、大きく4つに分かれます。 専門用語を使ってその4つを挙げていくと、起業家段階・共同体段階・公式化段階・精巧化段階の4つに分かれます。
この4つは、また別の機会に詳しく話すと思いますが、簡単に説明をすると、起業家段階から精巧化段階に向けて起業が成長して大きくなっていきます。

このコンテンツのターゲットとしては、主に、起業家段階と共同体段階の企業が中心となります。
この、起業家段階と共同体段階というのを、別のわかり易い表現で行うと、中小零細企業や、これから起業しようとしている方といった、比較的小さな組織となります。
つまりこのコンテンツは、繰り返しになりますが、小規模の事業を行っている方を対象にしたコンテンツとなります。

配信する目的

次に、配信する目的ですね。
今の時代、情報をタダで配信すると情報商材でも売りつけられるのではないかと警戒されたりするので、目的を最初に明確にしておきます。これは3つあるのですが、まず1つ目から言いますと…経営者や起業家の仲間が欲しいからです。
今のネット社会というのは、誰とでも簡単に繋がれて、個人間の取引も簡単に行えたりしますが、その一方で関係性が希薄になりがちですし、信頼関係も築きにくい状態になってたりします。

個人的には、この様な状態というのが、面白くないんです。 信頼し会える人たちと出会いたいし、一緒に仕事の話なんかをしたいんです。
私も含めて、小さい規模で経営している事業者というのは、単独では出来ることが限られていたりするんですが、いろんな業種の方が一つの場所に集まることで、1社では出来なかったことが実現できたり、思いつかないようなアイデアが出てきたりすると思います。
そういったアイデアを実際に形にして、実現していけるような仲間が欲しくて、このコンテンツを立ち上げました。

『異業種交流回にでも行けば良いのでは?』と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、これは私自身の勝手な思い込みや決めつけなんですが、そういった場所はどことなく、ナンパなイメージがあるんです。
私自身は警戒心が強いほうなので、そういったものに参加するだけで、簡単に仲間が作れるとは思えないんですね。
なので、こういうコンテンツを通して、長いスパンで経営に興味がある人達と繋がりたいと思ったのが、1つめの理由です。

2つ目の理由としては、本業の売上につなげるためです。
繰り返しになりますが、私の仕事は紙箱の製造をメインにしていますが、この仕事というのは、相手をあまり選びません。
今現在は、和菓子屋さんを中心とした得意先の構成になっていますが、紙の箱は使おうと思えば業種を選ばず使えるものです。

例えば、酒の小瓶を入れる箱を受注したこともありますし、飲食業の方から、調味料を販売する際に箱に入れて売りたいからといった感じで受注をもらったことも有ります。
その他には、個人の方から結婚式の引出物を自分たちで選んで、それを箱に詰めて配りたいという相談を受けて箱を作ったことも有ります。
この様な感じで業種を選ばないため、多くの方と知り合いになることで、私の本業の売上が上る可能性があるからです。

つまり、このコンテンツ自体が経営戦略の一つなんですね。
紙箱というのは差別化するのが難しいので、何も行動を起こさなければ価格競争になってしまいます。
その結果、同業他社はどんどん潰れていって、今現在、箱屋の数そのものが急激に減少してきている状態です。

その中で生き残ろうと思うと、価格競争から脱出しなければならないんです。
では、どの様に商品に付加価値をつけていくかといえば、『この人から商品を買いたい!』と思ってもらうしかありません。
そう思ってもらうために、かなりの時間を使って学んだ知識を、出し惜しみすること無く吐き出していこうと思ったのが2つ目の理由です。

最後の理由は、自分自身の勉強のためです。
経営についての勉強をして思ったのですが、この分野の勉強というのは、本を読んで知識を得たから経営がうまくなるといったものではありません。
冒頭で、経営コンサルタントの国家資格の勉強をしたと言いましたが、仮にこのペーパーテストに合格したとしても、経営コンサルタントにはなれません。

何故なら、この手の勉強というのは、実務と結びついてはじめて、生きた知識になるからです。
つまり、問題を見つけて課題を設定して、それを乗り越えた経験を得てはじめて、生きた経営の知識になるということです。
ですが、私自身が自分の会社で出来ることというのは限られてきます。

なので、ある程度のコンテンツが出揃った後に、リスナーの方から質問などを募集して、その相談に乗るといった感じのことをやりたいんですね。
これによってもし、問題が解決されれば、その方は私に好印象を持つでしょうし、私自身も自分の提案に対するフィードバックが得られるので、WIN-WINの関係になると思います。
で、そういった方に最初に挙げたコミュニティーに入ってもらえれば、仲間が増えていくので、良い循環が生まれると思うんです。

そういった事を目的として、これからコンテンツを発信していこうと思っていますので、興味を持たれた方は、チャンネル登録・購読をお願いいたします。それではまた、次回。