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中小企業診断士の勉強 3日目 コアコンピタンスと戦略

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この連載は、私が独学で中小企業診断士の受験勉強をしている際の記録です。
人に教える事を目標に勉強すると学習が早まるという噂を聞き、ブログで不特定多数の人にレクチャーするという体で書いています。
今勉強中の内容である為、書いている内容が間違っている可能性もあるので、受験生の方は鵜呑みにはせずに、テキストを確認することをお勧めします。

前回はこちら
kimniy8.hatenablog.com

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事業ドメイン

前回は、経営理念を企業ドメインに落とし込んで、会社の方向性を決めるという事を書いていきました。
企業が小さい場合は、企業ドメインだけを元にして、営業を行っていけば良いんでしょうけれども、会社がある程度大きくなっていくと、企業が行う仕事の幅が広がっていきます。
そうなった際には、企業ドメインの下に事業ドメインを置いて、各事業部ごとにドメインを設定していきます。

企業ドメインで企業の大枠を決めて、事業ドメインで事業の方向性を決めていくという感じで考えれば良いのかもしれない。
企業が複数の事業部を抱える場合は、事業ドメインが複数あっても構わず、それぞれの事業部ごとに方向性を決めて事業をしていけば良いが、企業ドメインの下に位置する為、それに反するようなドメインはダメ。
このドメインに従って事業を行うために、企業が集めた人・物・金をどのように配分していくのが、経営判断ということになる。

コアコンピタンス

企業は、事業を行うことで経済活動を行なって、お金を稼いでいくわけですが、他の会社も同じように事業を行なっているので、そこで勝ち残ろうと思うと、勝ち抜くための戦略というものが必要になってきます。
その戦略を建てるために必要になるのが、コアコンピタンスやケイパビリティと言われているもので、簡単な言葉に直すと『強み』になります。
自分が抱えている社員のスキルは、どのようなものがあるのか。 自分が関わっている市場に対して、他社が出来ないどのようなアプローチが出来るのか。

貼り付けている関係図には、事業ドメインの下にコアコンピタンスが来てますが、この当たりは並列的な考え方で、事業ドメインを作ってからコアコンピタンスを考えるわけではなく、コアコンピタンスがあるから事業が起こるとも考えられる。
自社の強みを事業化し、他社との競争に勝ち残るために、新たなスキルを持つ社員を引き入れたり、独自の製品を生み出すための設備投資を行うなどして、更に自社の強みを強化していく。

自社の強みを再認識し、足りない能力を補い続けることで、持続的な競争優位性を保ち続けることが出来る。

戦略

コアコンピタンスの項目でも書きましたが、企業が競争に勝ち残り続けるためには、その事業領域での競争優位性を保ち続けなければなりません。
その為に必要になってくるのが、戦略です。

戦略は、大きく分けると3つ程あり、一つは企業の独自性を保つこと。
つまりは、他社から自社の製品やサービスを模倣されないようにする事で、マーケットのシェアを維持し続ける事です。
いくら、革新的なアイデアを思いつき、事業化出来て大成功することが出来ても、その事業が誰でも真似できるような事業であれば、直ぐに真似されてシェアを奪われてしまいます。

事業を持続的に継続し、儲けを出し続けようとする場合、その事業が模倣されないようにすべきですし、どのように対策をしても模倣されるようなものであるのなら、その事業に多額の投資をすべきでは無いでしょう。
どの事業に力を注ぐのか、注がないのかを考える場合は、その事業の模倣困難性を見極める必要がありませう。

2つ目は、マーケティング戦略
市場のシェアをどのように奪っていくのか、顧客にどのような値段で販売していくのか。 市場における製品の位置づけをどのようにするのかといった事を考えるのが、マーケティング戦略

もう1つは、研究開発。
製品やサービスを改良し続けて、常に顧客ニーズを満たすようなものにしていったり、新たな製品を生み出すことで、別の事業につなげていく事で社会との関わりを増やしていくと行った方法があります。

この3つの戦略は、どれか1つ行うというものではなく、同時並行して行なっていくもので、どれが欠けてもダメなものだと思われます。
関係図では、二次元の図に落とし込むためにバラバラに書いてはいますが、この辺りの事は繋がりがある為に、それぞれを関連付けて考えるほうが良いんだと思います。