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京都の飲み屋街は西に行くほど安くなる?!

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今回は、京都の飲み屋街について書いていこうと思います。
私は他の地域に旅行に行って呑みに行くといった経験はあまりないので、他府県の呑み屋事情については良くわからないのですが、京都に関しては15年近く毎週のように飲みに行っていたこともあり、少しは知っているつもりです。
という事で、今回はそのあたりのことについて書いていきます。 注意として書いておきますと、今回取り扱うのは京都の飲み屋街として有名な河原町近辺だけですので、他の場所のことは書いておりません。

京都の呑み屋は西に行くほど安くなる?

今回のブログで紹介するエリアは、祇園から大宮までのエリアだけなのですが、この界隈だけでいうのであれば、西に行く程、安く呑める店が増えていく傾向にあります。どちらが東かというと、祇園が東で大宮が西にあります。
もちろん、各店の価格設定はその店で行われていて、地域から矯正されて決めているわけではないので、例外的な店もあります。
その為、全体としてみると、その様な傾向があるという程度で捉えていただくとありがたいです。

祇園エリア

河原町通界隈は電車だと京阪や阪急で来ることが出来て、その場合は四条河原町に到着します。
祇園エリアは、そこから四条通を東に向かうと到着することが出来ます。 東は、四条通の東の突き当たりにある八坂神社を目印にすると良いでしょう。
緑の山の中に赤い神社が目立つ形で建っているので、分かりやすいと思います。 エリアとしては、鴨川~東大路通の間のエリアとして捉えてもらうと良いです。

祇園エリアですが、四条通はお土産物屋が多く、一見すると飲み屋街などはないように思われますが、四条通から北や南に少し入ると、飲み屋発見できます。
北と南でどちらが店が多いかというと、北側。 四条通りを挟んで南側は呑み屋が点在しているという感じなので、目当ての店が有るというのでなければ、北側を散策すると良いと思います。
祇園の飲み屋街は、東西は川端通り~東大路通り。南北は三条~四条の少し北側といった感じです。

祇園エリアの四条通の北側に広がる飲み屋街に行くには、四条通を八坂神社の方向に向かって歩いていって、壹銭洋食という看板を見つけたら左方向(北側)に曲がると到達できます。
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その通りには、飲み屋街が三条手前ぐらいまであり、三条~四条までの間にある東西の通りに入っていっても、飲み屋街は続いています。
特に、石畳で舗装されている通りは観光名所にも成っていて、京都らしさが味わえるので、実際に店に入るつもりがない人も、散歩をすると楽しいかもしれません。
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この石畳のとおりにある店は、雰囲気的には一見では入れない様な佇まいをしていたりもします。 実際に、予約をとってないと入れない店も多いですし、結構なお値段を取る店もあったりします。
全てがその様な店というわけでは無く、探せばチャージ1000円ぐらいでビール一杯700円ぐらいの店もあったりするんですけれどもね。

石畳以外の店には、スナックやクラブが入ってるビルが建っていたり、所々に、黒い服を来たお兄さんが立っていたりもしています。
中には座っただけで5万取る店もあるようですので、入る際には注意をしましょう。
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とはいっても、バブル崩壊以降の経費削減によって会社の経費削減が行われて、サラリーマンの接待用の店は激減。
その為、土日の集客が見込めない祇園エリアから撤退する店も多く、空きテナントは増えすぎた結果、後に紹介する木屋町よりも家賃が下がる場所も出てきている為、維持費の安さから客単価の安い店も増え始めてたりはしますが。

先斗町

祇園から、八坂神社と反対方向の西に向かって進んでいくと四条大橋があり、そこを渡ってすぐの右側にある通りが先斗町
旅番組でもやたらと紹介されていますし、グルメ雑誌などで取り扱われている店も多いので、知っておられる方も多いでしょう。
しっかりとアンケートとか取ったわけではないので憶測ですが、この通りを夕方のご飯時分に歩いている人、そして店の客の大半は観光客だと思われます。
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メインの客層が観光客なので、京都っぽい内装にしている店も多く、観光した際に食事に行くなら、良い雰囲気が味わえると思います。
観光客目当ての商売をされている方が多い通りですが、では値段が高いのかというと、それほど高いわけでもありません。
1人5000円出せば食べて呑める店も比較的多いので、祇園に比べると入りやすいと思います。

この先斗町ですが、西と東側で客単価が若干違う傾向にあります。
というのも、先斗町の東側は川に面していて、春頃から秋にかけて『床』と呼ばれる、川の上に作るオープンテラス的な施設を作る店がほとんどで、風情が味わえる為かかなりの集客力があります。
その為、先斗町の西と東では家賃が3倍ほど違うと言われていて、東側はそもそも空き店舗が出ずに順番待ちが出来ている程の人気の立地。
家賃が3倍ということは、店の回転数を挙げるか客単価を上げる必要がある為、東側は少し高い傾向にあるようです。
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因みに先斗町がある通りは、四条通を挟んで南側にも飲食店が有ったりしますが、先斗町の南側のエリアは風俗街になっているので、カップルや家族連れの方は近寄らないほうが良いです。
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木屋町通

先斗町の西隣にある南北の通りです。 先斗町の隣の通りなので、所々にある東西の通りで行き来が可能だったりします。
先斗町木屋町をつなぐとおりで有名なのは『13番路地』。 まぁ、有名なのは通りだけで、そこにある店が特別というわけではないのですが。
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東隣にある先斗町が観光客目当ての飲食街だとすれば、木屋町通は地元民のために有るような飲食店といっても良いでしょう。
通りが1本違うだけなのに客の大半が京都の人間で、各店には常連客がいて、コミュニティーが出来上がっていたりします。

この木屋町通ですが、20年ほど前には乾杯する時はテキーラという習慣が有ったせいか、三条~四条間の300メートルぐらいしか無いエリアで、テキーラ売上日本一をはじき出したらしく、メキシコからオルメカの社長が御礼参りに来たという話があったりします。
それも、10年前ぐらいには廃れた感じで、今はテキーラ押しというわけではない感じですが。

この通りは、やたらとキャッチがうろついていたりしますが、その人達についていかずに適当に店に入っても、2~3000円程度で飲み食いできる店が多いです。
チャージが無い店も多く、ショットバーが多めなので、呑むだけなら1軒あたり2000円未満で済む場合も多いので、何件か回るのも面白いかもしれません。
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旅行などで訪れていて良い店を知らないという人は、バーテンダーに聴くと良いでしょう。
大抵のバーテンダーは、木屋町でバイトなどをして修行して金をためた後に、独立して自分の店を持つというスタイルで出店しているので、自分の同僚や師匠の店を紹介してくれるでしょう。
行った先で、◯◯さんに紹介してもらったといえば、少し対応が変わるかもしれません。

西木屋町

木屋町通は、道のすぐ西側に川が流れている為、西側には店がありません。
その川を渡って西側~河原町通りまでのエリアは、西木屋と呼ばれていて、木屋町通と少し雰囲気が違う感じになっています。
単価的には、木屋町とそれ程変わらないか、少し安い値段設定になっている印象です。
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割と個性が強めな店が多く、一人でカウンターで飲んでいると、知らない人から話しかけられる確率が高めです。
割とゴチャっとしているので、東京でいうとゴールデン街的な雰囲気が味わえる地域だと思います。
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ちなみにですが、祇園エリアから西木屋町までは歩いても10分かからなかったりします。
この辺りを隅々まで探索しても30分もかからなかったりするので、夜の散歩にも良いかもしれません。
狭い場所に密集しているというのが、京都の夜の街の魅力の一つだと思います
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大宮

祇園~西木屋町までが隣接した感じでつながっていたのに対し、大宮は結構離れた位置に有ったりします。
駅でいうと2駅分。 歩くと15~20分ぐらいはかかるでしょうか。

ここまで西に来ると、飲み屋街の雰囲気が全く違ったものになります。
先ほど紹介した3エリアは、客層がかぶっていたりもするのですが、大宮は離れすぎているので、大宮で飲む人は大宮で完結することが多いと思われます。
大宮には大宮の独特の空気感のようなものがあり、普段から大宮で呑んでいる人以外が立ち入りにくい空気感が漂っているように感じます。
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壁にタイルを張って溝を掘っただけのトイレが有ったりもしますし。。
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客単価は木屋町周辺よりも安い傾向にあり、食べて呑んで1000円台というのも珍しくありません。その為、安く呑みたい人達が集まってくる場でもあります。
店を経営している人に話を聴くと、普通の飲食店とは繁忙期が異なり、年金などのお金が支給された翌日に忙しくなったりするそうです。
来ているお客さんも、個性強めの方が結構いらっしゃる印象があります。

まとめ

という事で、祇園エリアから大宮までを紹介してきましたが、京都で夜遊びをするのであれば、個人的には木屋町近辺をお勧めしたいです。
他のエリアに行くのも簡単ですし、何より店が多い。
私が15年ほど一人で呑み歩いた中で、ボッタクリにあったという経験もありませんし、それ程心配せずに遊べると思います。

たまに喧嘩などが起こったりもしますが、木屋町の真ん中には24時間人がいる交番もありますし、定期的なパトロールもあったりするので、危険な目に遭う可能性も少ないと思います。
旅行者の方は、京都の違った一面も見れると思いますので、興味がれば是非、行ってみてください。