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ホワイトカラーではないブルーカラーからの視点

サーキュレーターの購入で生活環境が変わった話

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今日は珍しく、私が購入した商品についての紹介ブログを書いてみようと思います。
今の時代、こういう記事を書くと、ステマとか疑われそうで嫌なのですが・・・
書かずにはいられない商品を購入したので、記事にしてみようと思います。

この記事を読まれている方は、タイトルを読んだ上で訪問されていると思いますので、買った商品を勿体を付けても仕方がないので最初に書いておきますと、サーキュレーターです。

扇風機との違い

写真を見てもらうと、扇風機っぽい構造をしているけれども、微妙に違う感じがする商品ですよね。
では、サーキュレーターとは何ぞや?というと、英語の【circulate】が『流す』とか『循環する』という意味で、それに『~するもの』という意味の【er】が就いているので、循環させるものといった意味合いがある商品です。
『循環させるもの』って、何を?というと、空気を循環させるものです。

扇風機とは何が違うのかというと、扇風機の用途は、基本的には人間を冷やすものです。
夏など、汗ばむ季節に扇風機を回して風に当たると、体から出た汗が蒸発し、その気化熱によって涼しくなることを目的としたのが、扇風機ですね。
一方でサーキュレーターは先程も書きましたが、部屋の空気を循環させる事が最大の目的としています。

同じ様にプロペラを回して風を出すだけの機械なのに用途が違うために、若干、違った形状になっていたりもします。
扇風機は人の体に風を当てる為、体に全体的に風を送るのに対し、サーキュレーターは部屋の空気をかき乱す為に存在するので、風の影響を遠くまで届ける作りとなっています。

冬に活躍! サーキュレーター

先程も書きましたが、サーキュレーターと扇風機は似て非なるもの。
その為、当然といった良いのか、活躍する季節も違います。
扇風機は基本的に涼む為の道具なので、汗ばむ季節に活躍するわけですが、サーキュレーターは逆に冬に活躍します。

サーキュレーターが特に役立つ家庭というのは、暖房器具に石油ストーブを使用している家庭になると思います。
一方で、暖房器具に最新の省エネ エアコンを使用しているような家庭では、恩恵は少ないと思いますので、予めご了承ください。

先程も書きましたが、私の家では、主に石油ストーブで暖を取っているわけですが、単純にストーブを灯けているだけでは、それほど暖まらない。
何故なら、空気は温度によって重さが変わり、ストーブによって熱く熱せられた空気は上昇して天井付近にたまり、一方で、冷たく冷えている空気は床付近に溜まる。
気密性の高いマンションのような場合だと、これも軽減されるのかもしれませんが、一軒家の場合だと、外気が入り込む隙間が多く、外の冷えた空気が床付近に溜まり、いつまで経っても暖かくならないという状態になってしまいます。
また、座った状態から立ち上がると、部屋の上の部分だけが暖かくなっていて、少し気持ちが悪くなったりもします。

この他にも、皆さんもご存知のとおり、石油ストーブというのは石油が燃えた際に水蒸気を出すという特徴がある為、ストーブを灯けていると部屋の湿度が上昇し続けます。
この湿度ですが、部屋全体に均一に広がってくれていれば良いのですが、そう上手くはいきません。
ストーブから出た水蒸気は、ストーブから出る上昇気流によって天井付近に行くわけですが、それが壁などに到達すると冷やされて、徐々に壁に沿って下の方に降りてきます。
これによって、壁と家具との間の隙間に湿気がたまり、ひどい場合には結露になって壁に付いたりもします。

この結露や湿気が慢性的にたまった状態になると、それが元で壁紙が剥がれてきたり、カビが生えてしまったりもします。
壁紙の剥がれやカビは、家の寿命も縮めるでしょうし、カビがずっと生えている状態は衛生的ともいえませんし、健康状態にも影響が出てくるかもしれません。

この様に、石油ストーブにはそれなりに難点が有るわけですが、この難点を解決してくれるのが、サーキュレーターだったりします。
先程も説明しましたが、サーキュレーターの役割は空気をかき乱すことです。

湿気が特定の場所に留まり続けて、結露やカビの繁殖の原因になるのも、人が居ない部屋の上の部分だけが暑くなり、人が生活している部屋の下部分がいつまで経っても暖まらないのも、理由は簡単で、空気の流れがほぼ無いために、湿度や温度差に強弱が生まれてしまっているのです。
これを解決する為に必要なことは一つで、空気の流れを人工的に作ってやればよいわけです。
その為には何が必要なのかというと、今回のテーマであるサーキュレーターだったりします。

サーキュレーターによって強制的に空気の流れを作って循環させることにより、様々な問題がかなり軽減されます。
部屋の大きさに合ったサーキュレーターを購入することで、部屋の空気はきれいに循環し、温度差や湿度の問題も、かなりマシになるでしょう。
サーキュレーターを買う前は、数時間、ストーブをつけていただけで窓は結露し、外の景色が見えない状態になっていました。

これを解決する為に、窓を少しだけ開けるという事で対処してましたが、温めるためにストーブをつけているのに、それが原因で結露になって、それを解決する為に窓を開けるというのは、かなり効率が悪いような気もします。
また、窓を開けたことで入ってきた冷気は、当然のように地を這うようにやって来るので、椅子ではなく地面に座るタイプの生活スタイルだと、冷気が直でやって来る状態になり、何のためにストーブを付けているのかが分からなくなる。
ですが、サーキュレーターの導入により、壁際や窓周辺に湿気を多く含んだ空気が溜まりにくくなった結果、結露が起こりにくい状態を作り出すことが出来ました。

結露がなくなるということは、窓を少し開けるという対処法も行わなくて良くなる為、ストーブの暖房効率も上昇する。
当然ですが、部屋全体の空気を循環させているため、上だけ暑くて下が冷えているなんて状況も生まれない。
買ってから数日は、『なんで、もっと早く買って置かなかったんだ!』って感じで感動をしていました。
まぁ流石に、家具と壁の隙間までは空気の循環が起こりにくいですので、隙間に向けてサーキュレーターの風を定期的に送り込む必要はあるのでしょうけれども。

扇風機で代用できないのか

最初の方にも書きましたが、サーキュレーターと扇風機は構造が似ているので、扇風機で代用ができないのかとお考えの方も多いと思います。
結論から書くと、出来なくはありませんが、効率は落ちます。

先程、石油ストーブをつけた環境でサーキュレーターがどれほど役に立つのかというのを書きましたが、基本的に冷たい空気は下の方に溜まります。
しかし、人の体を冷やすことが目的で作られた扇風機は、基本的にはネック部分が長く作られている為、部屋の下の空気を拾い上げて上に循環させるという事が行いにくいです。
それを無理やりしようと思うと、扇風機を寝かした状態で運転させなければなりませんが、余程広い部屋でもない限り、寝かせた扇風機は邪魔になります。
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一方でサーキュレーターは、空気を循環させる目的で作られている為、プロペラ部分がかなり下についていて、床に近い空気を吸い上げる構造になっています。
また、扇風機は人に当てる為に作られているため、ネックの可動域も低いですが、サーキュレーターはプロペラが真上に向けることが出来たりもします。
他にも、扇風機は風を人の全面に当てる構造になっている為、空気が拡散して出る作りになっていますが、サーキュレーターの場合は、風を狭い範囲で出来るだけ遠くに送る設計になっている為、効果が全く違います。
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私が以前使用していた扇風機は、デザイン重視で購入した為か、回すと非情に音が大きく、テレビの音も聞こえないほどなのですが、一方で風の強さはというと、床近辺に寝かせた状態で起動させた場合、風が天井までぎりぎり届くか届かないかぐらいでした…
効果がまったくなかったわけではありませんが、うるさい割には効果が低いという印象でしたが、今回購入したサーキュレーターは、かなり静かだったのにも関わらず、『静音』『中』『強』の3段階の『中』で起動させても、天井に届いた風が跳ね返って降りてくる程のパワーが有りました。
ただ、風が拡散したい為、扇風機の用途として使えるのかというと、微妙かもしれませんが。

ちなみにですが、私が購入したのは、日本ではコスパ最強なんじゃないかと名高い、アイリスオーヤマの製品です。
私は首振り機能有りの製品を選んだ為に、3000円近い金額でしたが、首振り機能なしを選べば、2500円で買えるというのは、かなりコスパが良いと思いました。

私と同じ様な悩みをお持ちの方で、解決法を探しておられる方は、一度試しに購入してみてはいかがでしょうか。