だぶるばいせっぷす 新館

ホワイトカラーではないブルーカラーからの視点

『みたらし祭』 と 『キューバサンド』

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先週の話になりますが、京都の下鴨神社で行われた『御手洗祭(足付け神事)』(みたらし祭)に行ってきました。
『みたらし祭』という名前から、『団子的な何か?』と思われる方も多いかと思いますが、みたらし団子の語源がこの祭り。
みたらし祭と聞いて、団子の祭り?と聞いてしまうのは、映画『マッドマックス』を観て、『北斗の拳にインスパイアされて創ったん?』と聞いてしまうようなものなので、注意が必要です。
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『みたらし祭』というのは、糺の森(ただすのもり)というところで冷水の中を歩いていくという祭りなんですが、『みたらし団子』は、その糺の森にある御手洗池(みたらしのいけ)の水泡を模して作られたという説があるお菓子です。
みたらし団子 - Wikipedia

この祭り、元々は、地元の人しか来ないような超ローカルな祭りで、私が小学生の頃は屋台も『みたらし団子』の1軒しか出ていませんでした。
また開催日も、土用の丑の日とその後1日の2日ぐらいしか開催していかなった記憶がある祭りなのですが…
ここ最近は集客に力を入れまくっていて、普通に屋台も出まくりで、開催日も、7月20日~29日までの10日間も開催されてたりします。
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また、私が小学生のに行った際には、神社に行って水の中を歩いて帰るだけの祭りで、特に参加費なんかもなかったように記憶しているんですが、最近では、参加料をとってたりします。
まぁ、神社って木造で、建て替え費用なんかもかかるんでしょうし、頑張って営業しているんでしょうね。

この祭りですが、何故行くことになったのかというと、私が愛聴している『BS@もてもてラジ袋』というネットラジオを主催している、ぶたお氏が、祇園祭の後祭を観に京都に来るという連絡を受けたからです。
moteradi.com
その際に、私が以前から『一度は行っておくべき!』と進めていた飲食店に行きたいという連絡を受けたので、それなら、その飲食店の近くで開催されている、『みたらし祭』に参加してみませんかと誘ってみたところ、『行ってみたい』という返答を頂いたので、行くことにしました。

みたらし祭

私にとっては数年ぶりの『みたらし祭』だったのですが、結構、色んな所がグレードアップしている感じ!
昔は150円だったと記憶している祭りの参加料は300円になってるし、足つけが終わった後に貰う水の横には、今まではなかった賽銭を投げ込むザルが置かれている。
帰り道には、湧き水を容器に入れたものが500円で売られたりと、色んな所でお金が落とせる感じ…

まぁ、神社の建て替え費用なんかもかかるしね。 
それに下鴨神社は、京都市内でも結構北の方に位置していて、世界文化遺産とはいえ、普段から参拝客が多いというわけでもない。
みたらし祭や葵祭流鏑馬といった、『ここぞ!』というイベントで稼がないと、やっていけないのかもしれません。

それに、冷静になって感が得れば、祭りに参加できるという体験が300円というのは、別にボッタクリってほどでもないですしね。

という事で、入場料を払って参戦ですよ。
入り口のところで、竹串に刺さったロウソクを渡され、特に説明設けないままに、それを持って坂を下っていく…
入り口に入ってすぐに、赤い橋をくぐっていく辺りが、結構良い感じですよね。
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水に入るということで、ジーパンを余裕を持って、膝の直ぐ下ぐらいまでまくりあげて入ったのですが、意外に深くてジーパンが水に濡れそうに。
この祭りには何度か参加したことがあるのですが、数年おきの参加という感じなので、水位は毎回忘れてたりするんですよね。。 もっと記憶力が良くなりたいです。

僕はギリギリ濡れなかったのですが、一緒に参加した ぶたお氏は、水に入ってから再度、捲り上げる自体に追い込まれていました。僕が水位を記憶しておけば、注意も促せただろうに、申し訳ない。
水に入って歩いていくと、当然のことですが、足元がかなり涼しく、水によって空気も冷やされているのか、猛暑を一瞬忘れられて良い感じ。300円払ったかいがあるんじゃないかと一瞬思わせてくれる気持ちよさが心地よい。
しばらく進んでいくと、所々に火が燃えているところがあり、皆がそこで、入口で渡されたロウソクに火を付けているので、僕たちも真似して火をつける。
風がキツく、何度も火が消えそうになりながらも、ゴールを目指して歩く様は、ぶたお氏曰く、ジョジョ第五部のギャング入団試験のようでした。
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なんとかロウソクの火を守り抜き、無事にゴール。
祭りへの参加を終えた後は、本来の目的である、『一度は行っておくべき!』と進めた飲食店へ向かいました。

アンティシェンエ

店の名前はアンティシェンエ。場所は、下鴨神社の西側にある下鴨本通を挟んだ向かい側です。
この店は、繁華街にあるわけでも無いのに、どこからともなく人が集まってくる人気店で、店の広さ自体もそこまで広く無い為、タイミングが合わなければ入ることが出来ないお店。
ただ今回は、事前に ぶたお氏から『リスナーさんと共に行きたい』というメールを貰っていたので、昼ぐらいに店側にメッセージを送って、テーブルを一つ空けてもらって置いたので、安心して向かいました。

店に到着すると、私達の為に空けられたテーブル以外は全て埋まっている状態。
オープン間もない時間のはずなのに、かなりの盛況ぶりに改めて、『予約しておいて良かったぁ』と一安心。

暑い外を歩いてきたので、取り敢えず、みんなでビールを注文!と行きたいところですが、この店の凄いところは、ビールサーバーがかなりの数あって、メーカー違いの様々なビールを取り揃えているところ。
普通のbarやパブでも、2~3のビールサーバーを設けているところはありますが、大抵のところは、メーカーを揃えなければ嫌がられたりします。
つまり、サーバーが3つあっても、メーカーは揃えなきゃ駄目だから、選ぶメーカーによって銘柄も決まってくるという事

でもこの店は、メーカーが違う銘柄を取り揃えているんですよね。これも、営業努力の結果なのでしょうか。
置いてあるビールとしては、『よなよなエール』『ギネス』『オリオン』『バス・ペールエール』『ブラックアイル各種』と、シードルの『ストロングボウ』など。
ブラックアイルに関しては、自身で輸入に関わったりして導入したようで、日本では、ドラフトではあまり呑むことが出来ないものだったりします。

和達が注文したのは、1杯目がブラックアイルのIPAで、2杯目がブラックアイルのオートミールスタウト。
どちらも、かなり個性がある味わい深いものでした。
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そんなビールのアテとして頼んだのが、まずはフィッシュアンドチップス。
ぶたお氏にこの店を薦めた理由は、フィッシュアンドチップスが好きというのを知ったのがキッカケで、好物であるなら、是非、この店のフィッシュアンドチップスも食べてほしいと思って薦めたので、一品目は必然的にこれになりました。

そして二品目は、キューバサンド。
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映画の、『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』で作られていたサンドイッチにインスパイアされて作ったというボリューム満点のサンドイッチ。
これでもか!というぐらいにチーズが入っていて、4分の1カットされていたものだけでも、ボリューム的にはマクドのチーズバーガー異常なんじゃないかと思わせるぐらいの食べごたえ!

そして最後は、ベーコンステーキを注文して、この日は終了。
この店は、一皿あたりの量が多いので、一人一品ぐらいを頼んでシェアするぐらいが丁度よいんですよね。
気になるお会計は、一人あたり3500円。
ビールが2杯と入っても、一杯がパイントなので600ほど入っている為、2杯で1L超え。それに料理まで食べてこの値段は、結構、クオリティーも含めた本来の意味でのコスパとしては、かなり良い方だと思いますよ。

これを読まれている方で近くに訪れた際は、行ってみてはいかがでしょうか?