だぶるばいせっぷす 新館

ホワイトカラーではないブルーカラーからの視点

腹筋と腕の筋トレはするな

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季節も春になり、徐々に暖かくなってきましたね。
こういう季節に増えがちなのが、夏に向けてダイエットをする為に、ジムに来る人達。
夏に身体を完成させるのに、春になってから来る時点で遅い気もしますが…
何もしないよりは良いと思います。

私は毎年の様にこの光景をみますが、大抵は結果を出せず、大半の人が秋にはジムを辞めてしまいます。
ある程度の期間を見続けた結果、その人達に共通する点が見つかりましたので、今回はこの事について書いていきます。


夏までに大して体型が変わらない理由。
これは簡単で、単純に効率が非常に悪いからです。

夏までにダイエットを完了する為に、春にジムに訪れる人の多くは、そもそも知識がありません。
そんな人達がやる筋トレは大抵、腹筋・腕(二頭筋)がメインで、男性であれば胸のトレーニングをする人も多い。

何故この部分の筋トレを行うのか。
これも単純な発想で

  1. 腹筋は割れている方が格好良い
  2. 夏にTシャツを着た時に見える腕が、太い方が格好良い
  3. 胸を鍛えて逆三角形に成りたい!

という考えを元に、腹・腕・胸のトレーニングのみを行うのでしょう。
そして成果が出せず、トレーニングを秋ごろ辞め、太りやすい冬にリバウンドというのが既定路線だと思います。

これらの運動の何が悪いのか。
それは、腹・腕の筋トレが余りに非効率だからです。

前にブログでも書きましたが、この世に部分痩せというものは存在しません。
kimniy8.hatenablog.com


つまり、腹筋をやったからといって、ウエストだけが細くなることなんて無いんです。

また、この様なトレーニングをする人は、自分のトレーニング理論の矛盾にも気がついていません。
というのも、腹筋をやったらウエストが細くなるのに、腕の筋トレをやったら腕が太くなると思っている。
腹筋をやってウエストが細くなるのであれば、腕の筋トレをしたら腕は細くなるはずですよね。
にも関わらず、運動をすれば自分の都合の良い体になると思い込んでいるわけです。

しかし、当然の様に成果が出るわけはない。
むしろ、こういう理論でやって、成果が出る方がおかしいですよね。


ではどの様なトレーニングをすれば良いのか。
レーニングにはBIG3と呼ばれるトレーニングが存在します。
【スクワット】【デッドリフト】【ベンチプレス】
部位でいうと、足・背中・胸のトレーニングになるわけですが、この3種目をやる方が断然、効率的です。

何故なのかというと、単純に使う筋肉が大きいからです。
運動は、使う筋肉が大きければ大きいほど、消費カロリーが増えます。
また、大きな筋肉が成長する事で基礎代謝が増え、一日の消費カロリーを底上げすることが可能となります。

その一方で、腹筋・腕の筋肉量の少ないこと。
腹筋や腕の筋トレに30分費やしても、大した運動にはなりません。
その時間をスクワットに当てる方が遥かに効率的です。

また、体のバランス的にも、BIG3をやる方が良いでしょう。
考えてもみて下さい。
仮に、腹筋をすることでウエストが細くなり、カール(腕の筋トレ)をして二頭筋のみが太くなったとしましょう。
腹筋が割れてて腕が太ければ、他の部分がどんな状態でも問題はないのでしょうか。

そんな身体は、私がどう想像しても、不格好な身体にしか思えないのは気のせいでしょうか。

過去のブログでも書いていますが、トレーニングを行うのであれば、自分の理想体型を想像してやりましょう。
目標がないまま突っ走っても、確実に続きません。