だぶるばいせっぷす 新館

ホワイトカラーではないブルーカラーからの視点

Twitterでフォロワーをむやみに増やす事に意味はあるのか

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ここ最近、私は、メインのSNSTwitterを使っている。
Twitterが楽な点は、友達申請・承認といったものがなく、フォローしたい人が勝手にフォローする点だろう。
その為、どんな有名人でもアカウントを公開していればフォローすることが出来るし、逆に全く知らない人からフォローされるという事もある。

しかしそんなTwitterにも、ローカルルールなるものが存在する様だ。
それが、リフォロー、または相互フォロー。
フォローしたんだから、お前もフォローし返せよ!という暗黙の了解でフォローを迫ってくる。

そんなローカルルールを利用して、フォロワーを増やしまくっている人達がいる。
具体的には、特定のキーワードで検索をかけたり、フォローした人の繋がり等で片っ端からフォローし、3日ほど経ってから相互フォローに応じなかった人だけフォローを外すという方法。
この方法は、どんな人間でも時間と手間さえ掛ければ誰でも簡単にフォロワーを稼ぐ事ができる。
また、少し知識がある人は、ツールを使えば、手間と時間さえもかけなくても良い。
フォロワーをらくして稼ぎたい人にとっては、夢の様な方法だ。

手軽に出来るせいか、私のアカウントにも、この手の人から頻繁にフォローされる。


手軽にできるし、実際にフォロワーを増やす効果もある。
しかし一番大きな問題は、この方法で増やしたフォロー数に意味があるのかという点です。
フォロワー数を稼ぐというのは最終目標に到達する為の過程でしか無いわけで、目的が達成できなければ意味は無い。

では、目的とは何なのか。
人によっても様々だと思いますが、基本的には投稿内容を読んで貰いたい。
もしくは、投稿から目的のサイトに誘導したいというのが大多数の共通する目標でしょう。

では、この様な手段によって集められたフォロワーは、目的を達成するのに役立つのだろうか。
基本的に、フォローされたからリフォローしたという方は、元々興味があってフォローしているわけではありません。
単なるネット上の付き合いの一環としてフォローしているに過ぎない。
その為、投稿を見るとしても、フォローされた時の1度きり。
その時に目にした投稿の数々が余程面白い投稿でもしていない限り、基本的に投稿は見ません。

つまり、意味は無い。

この行為を例えるなら、数万枚の名刺を刷って、道行く人に配っているのと同じ様なもの。
大抵が受け取らないが、数少ない受け取った人も、見てない所で捨てるか、捨てないまでも二度と見ない。
実際に投稿内容を見たり、誘導先のページでサービスを利用する人は、1%に届くかどうかというところでしょう。


これを読んで前向きな人は、『1%も誘導出来るのなら、凄いじゃないか! 1万人フォロワーを増やせば、100人は誘導できる!』と思うことでしょう。
しかしそれは、この手の手段でフォロワーを増やすことにデメリットが無い場合の話です。

ではデメリットとは何かというと、Twitterを使い慣れたユーザーから、総スカンを食らってしまうことです。
Twitterを使っていれば分かりますが、フォローしている人が万単位もいると、投稿を追いかけることは不可能です。
その為、フォロー数が多い人はまず警戒されます。

次に、フォロー数とフォロワー数がほぼ同じ人数の場合。
偶然の一致ということも有りますが、ほぼ確実にリフォロー目当てでフォローしたと思うので、無視する人が大半でしょう。
極端な人だと、フォローされた時点でブロックされたり、スパム報告する人も出てくるでしょう。
ブロックとスパム報告は、複数の人から行われる事でアカウント凍結になるようです。


結論としていうと、この様な手段で増やしたフォロワーには意味はありません。
極端な話、100万人のフォロワーがいても、誰も見ていなければ意味は有りません。
逆に、例え50人のフォロワーだったとしても、自分の投稿を残さず見てくれるのであれば、価値は有ります。

これは、人間関係と同じですね。
友達の人数が大切なのではなく、深さが大切なのです。
何人フォロワーが居るのではなく、フォロワーとどれほどコミュニケーションがとれているかという事の方が重要なのではないでしょうか。