ここ最近、もてらじ村民の間でエールビールが流行っているようだ。
実は私もエール好き。
近くに生のエールを提供してくれる店もある為、呑みに行ったりもする。
という事で、今回はそんなエールビールが呑めるお店【アンティシェンエ】を紹介しようと思う。
この店は繁華街にはなく、下鴨神社の西にある住宅地の真ん中にポツンとある、知る人ぞ知るPUB。
スコティッシュパブという事で、お酒はビールとスコッチがメイン。
料理も、スコットランドの代表料理?でもあるハギスや、イギリス料理の代名詞といっても良いフィッシュアンドチップス等は当然として、その他の料理も多数置かれている。
文字でこの様に書くと、普通のパブを連想される方も多いだろう。
しかしこのバブの本当に凄いところは、全てのもののボリュームが凄いことだ。
まずビール
と、数多くのBEERが置かれているのだが…
凄いのは、これらが全て缶や瓶ではなく、サーバーでドラフトとして提供されている点だろう。
よなよなエールについては、たまに同じ会社が作っている黒ビールである東京ブラックに変わることもある。
またブラックアイル2種は、かなりの種類があるブラックの中から2種類を選んで提供されていて、その樽が開くと別の種類の樽の販売が行われる為、訪れる度に違った味を楽しむことが出来る。
ちなみに私が聴いた時点では、ブラックアイルのサーバーを置いているのは日本で2~3軒しか無かった。
生のブラックアイルが呑める、数少ない店といっても良いだろう。
ビールサーバー以外にも、ストロングボウという名の、りんごの醸造酒であるシードルのサーバーがある。
これも、サーバーで提供している店は京都で2軒。
日本全国で見ても、数は少ないそうだ。
次にウィスキーだが、このラインナップも凄い。
店で普通に売られているものは当然有るが、独自のルートで仕入れた珍しいものも置いてある。
その中には、なにやら資格が無いと購入自体が出来ないといったウィスキーまで。
ここまでウィスキーが凄いのも、ここのマスター自体が、日本のウィスキー界で結構凄い方の様で、その昔は研究会等を作って、若手のバーテンダーに指導していた事もあるようです。
更に昔には、ウィスキーが好き過ぎてスコットランドに渡り、ボウモワの蒸留所で働いた経験もあるとか。
その結果ウィスキー界では結構有名なり、ウィスキーライターとして世界的に有名なマイケル・ジャクソン氏も店に訪れた事があるとか。
最後に料理ですが、本当に一人で作っているのかという程、メニューの品数が多い。
品数だけかと思ったら、一品のボリュームもかなり凄い。
例えば、合鴨ロース。
普通の店で注文をすると、スライスされた合鴨ロースが数枚出てくるだけだ。
しかしこの店で注文をすると、このように出てくる。
まるまる一本だ。
こんな感じの料理を出してくれる店だが、私が一番オススメするのは、カツサンドである。
ステーキ一枚をパンに挟んだ様なこのカツサンド。
一番驚くのは、挟んでいるパンよりも肉の方が柔らかいんじゃないかと思う程、肉が柔らかい。
A5ランクの肉を使っているらしい。
ちなみに価格は3500円するそうだが、店主の話を聞くと、利益はほぼ無いそうだ。
一見高いと思われがちだが、一皿注文するとお腹がいっぱいになる為、3500円のコース料理を食べたと思えば、納得出来る価格だ。
また冬には生牡蠣等も提供されているのだが、この食べ方が面白い。
普通に食べることも出来るのだが、スコットランド流にケチャップをかけて食べたり、アイラ系のウィスキー・ラフロイグをぶっかけて食べる事なんかも提案してくれる。
私は両方食べたが有るが、想像以上に美味しかった記憶がある。
京都を訪れた際には、一度行かれてみては如何でしょうか。
この紹介をみると、高い店のように思われるかもしれませんが、一人あたり2000~5000円程度と、クオリティの割には手の届く値段設定です。
注意点としては、店が狭くて収容人数が少ない為、満席で入れないこともしばしば。
行かれる際には、電話予約をお勧めします。
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