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ホワイトカラーではないブルーカラーからの視点

【ゲーム紹介】 ドラゴンクエスト Ⅺ

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今更ながら、ドラゴンクエスト11を購入しました。
発売が夏なのに、何故、いまさら購入したのかというと、FF15をプレイした事で、スクエニとは距離を取りたかったからです。
FF15は、最初は楽しめていたのですが、後半部分が結構、苦痛でしたし、プレイ後もモヤモヤしたものしか残らなかったので、スクエニのRPGに軽いトラウマになっていたんですよね。

ですが、気がついたらAmazonで検索していることが多く、『何ヶ月も気になってるんなら、購入してみよう』と思い、今更購入してみたというわけです。



        

やってみた感想としては、普通に面白いですね。
音楽もシステムも、子供自体にプレイしていた『ドラクエ』と殆ど変わらず、懐かしさがこみ上げてくる感じですね。
一部では『おっさんホイホイ』なんて言われていて、ノスタルジックな雰囲気に浸りたい人向けのゲームなんて言われていましたが、正にそんな感じの作りとなっています。

では、昔にドラクエをプレイしていた層しか楽しめないのかというと、そうでも無い。
この作品は、今までのシリーズと関わりが深いと言われていたりもしますが、昔の作品を知らなかったとしても普通に楽しめるように作られています。
ストーリーも、大きな流れがあって、その中に小さなストーリーが敷き詰められているという感じの作りなのですが、そのストーリーも、どストレートでわかり易い内容で面白い。

年齢を重ねた人は、その直球過ぎる表現に心を打たれるでしょうし、直球なので、子供にも分かりやすい。
脚本家の価値観を押し付けるのではなく、ストーリーを進めることでプレイヤーが何を感じるのかというの大切にして作られている感じが、印象が良かったですね。

ゲームプレイに関しては、レベル上げなどに関しては特に面倒くさいと思うこと無く、サクサクと進む感じ。
道中に登場する敵を適当に倒すだけで適正レベルになり、エリアボスを倒すと大量の経験値が入って、レベルアップ。
そのまま次の目的地に行っても困らないという感じで、ストレスを感じること無く、クリアーまでは進めることが出来ました。

一方で、鬱陶しいなと思う点は、街の徘徊ですね。
昔ながらのドラクエの使用で、街の至る所に配置されているタルやツボを壊してアイテム回収をしたり、本棚を調べて、各アイテムを制作するためのレシピを見つけなければなりません。
その為、ストーリーと直接関係の無い民家に入り込んで、シラミ潰しみ探す必要があるのが、結構ダルい。

また、この作業は一回だけで終わらず、ストーリーが進む事で散策できるようになるスペースや、新たに解読できる本が増える為、それらを見つける為に再度、散策をしなければならない。
この時間がかなり面倒くさい。
私は、プレイ中にラジオなどを聞くことで、何とか気を紛らわせながらやってますが、もう少しシンプルでも良かったような気もします。
ただ、これらのアイテムは無くてもストーリー進行には問題はない為、やりこみ要素と考えると、これぐらいでも良いのかもしれませんけれども。

また、やりこみ要素としては、最強の武器や防具は、ダンジョンで拾うのではなく素材を拾って作ることになります。
この素材集めで、全国を飛び回ったり敵と戦ったりする必要でてくるのですが・・・ こちら場合は、私は比較的楽しんで行うことが出来ました。
これも、人によっては面倒くさいと思う人も出てくる要素だとは思いますけれどもね。

ただ、どちらの場合も、あくまでもやりこみ要素であって、やらなければクリアーは無理と言うものではなく、選択肢が用意されているので、その面では親切設計だと思いますね。
武器なども、最強装備が面倒くさければ、道具屋に売っているものでも何とかなったりしますし。

ちなみに、このタイトルですが、PS4版とDS版が出ています。
単に出るハードが違うだけかと思いきや、DS版だけに収録されている要素などがあったりするので、どちらか一方だけを買う場合は、注意が必要となってきます。
一番大きな違いとしては、『ヨッチ族』の存在でしょう。

ヨッチ族は、PS4版でも存在はしているのですが、こちらでは話しかけることも出来ずに、本当に『ただ存在しているだけ』の存在だったりします。
しかしDS版の方では、ヨッチ族が物語に関わってきているようなので、追加要素のストーリーを楽しみたい人は、DSの購入を検討したほうが良いのかもしれませんね。

一方、PS4版の方ですが、こちらの方は、当然のことですがグラフィックが非常に良くなっています。
フィールドに歩いているモンスターも、それぞれの行動を取りますし、観ているだけでも楽しくなってきます。
例えば図書館では、龍族の賢者が他のモンスターに対して講義をしていたり、フィールドでは、太鼓を叩いているモンスターの後ろを、スライムが楽しそうについていったり等。
(大部分は、勇者である自分が殺すんですが・・・)
モンスターの生態系が演出されいて、本当に自分がその世界に入ったかのような体験ができるところが良いですね。

私は現在、やりこみ要素を潰しつつ、プレイ時間としては100時間ぐらいプレイをしているのですが、それほどダレること無く、時間を忘れてプレイできています。
本当に、FF15のトラウマで買うのを躊躇していたのが悔やまれるほどです。

世界観自体が楽しいですし、ストーリーも、ホロッと来るものが多い。
現実逃避にはもってこいのゲームだと思うので、もし気になっている方がいらっしゃれば、試しにプレイしてみてはいかがでしょうか。