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【ゲーム紹介】 Far Cry 5 (ファークライ5)

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今回紹介するゲームは、FAR CRY5(ファークライ5)です。
簡単な作品紹介をすると、狂気の世界をテーマに、大自然の中で繰り広げられる戦いをテーマにしたオープンワールドFPSのシリーズ作品です。



      

今回は『5』という事ですが、このシリーズは基本的にストーリのつながりがないので、この記事を見て興味を持たれた方で前作をプレイしていないという方も、安心してプレイしていただけます。

私自身の、このシリーズのプレイ経験を書いておくと、前作の『4』をプレイした際に世界観やストーリーに惹かれ、それからは新作が出る度に(今作含めて2本ですが)購入しています。
共通している部分は、舞台が大自然というところと、ストーリーに登場する敵が狂った集団にみえる所でしょうかね。

まずは最初の大自然というところから説明すると、舞台は毎回、申し訳ない程度しか家が建っておらず、その他は森や草原が広がっているフィールドが舞台になっています。
かなり広いフィールドに、河や丘、山や穀倉地帯などが配置されています。
マップには、自然に作られた洞窟や絶景ポイントなどが点在し、時間を忘れて、現実逃避しながら探索することが可能です。

普通のFPSの場合は、この大自然の中に敵が配置されていて…という感じだと思いますが、ファークライシリーズの場合、敵の兵士が待ち受けていることも当然あるのですが、それ以上に野生動物に遭遇します。
野生動物は、鹿などのおとなしい動物も中にはいますが、大抵の動物は、熊や狼など、人間を襲う肉食獣だったりします。
この動物が、普通の兵士よりも体力が多めで打たれ強くなっている為、簡単に間合いを詰められて噛みつかれるなんて事も。
その為、このゲームでは、敵の兵士以上に、動物にも気を配る必要があったりもします。

ただ、この大自然に住む動物達ですが、出現した場合はプレイヤーだけに牙を剥くとは限らなかったりします。
動物にとっては、主人公も敵の兵士も同じ人間なので、当然、出現場所によっては敵の兵士にも襲いかかります。
また野生動物は、餌を撒くことでおびき寄せることも可能だったりするので、肉食動物という自然環境を味方にして攻略を進めることも可能だったりするところも、このゲームの魅力の一つだったりします。

次にストーリー。
先ほど紹介したように自然あふれる、アメリカのモンタナ州にあるホープカウンティという街に、エデンズ・ゲートという宗教団体が入り込み、住民の多くを取り込んで占領状態にしたところから物語が始まります。
教団は、幻覚剤のような薬品を使用して住民を洗脳することで、住民を熱狂的な信者に転向させ、人数を拡大しつつ、街を制圧している状態。
大きくなった教団は警察まで抱え込み、正にやりたい放題。
ですが、こんな状態に置かれても、教団に入信すること無く、抵抗する住民たちがレジスタンスとして立ち上がる。

情報統制や外部との通信が立たれたホープカウンティですが、レジスタンスが教団に潜入して動画を取り、それを大手動画サービスに投稿。
それによって事態を知った連邦保安官である主人公が、ホープカウンティを元に戻す為に、仲間と共に現地に派遣されたというのが、今回のストーリーです。

次に、既にファークライシリーズをプレイ済みの方に向けて、従来のシリーズと違う点を書いておきますと、今回は、塔の開放がありません。
今までのシリーズでは、各エリアに複数の塔が設置されていて、電波系のインフラを敵が制圧しているという前提があって、この塔を開放していくことで、敵の勢力を弱めたり詳細マップを知れたり…といった要素がありました。

しかし今回は、一番最初のチュートリアルを学ぶ島では塔を開放するというイベントがありますが、この塔に登っている最中に『何を考えているか分かるぞ。 塔を一つ一つ開放して行けなんて言わないから安心しろ』というセリフが無線を通して流れてきます。
今までのシリーズをプレイしていた方にとっては、思わず『ニヤッ』としてしまうセリフですが、この台詞の通り、今回は塔の開放によって詳細マップを開放していくという作業が無くなっています。
その代わりなのか、拠点を制圧すると、大抵の場所には周辺の詳細地図が置かれていて、それをとるとマップが更新される様に変更されています。

塔の開放といえば、毎回のようにパズルのように上がる場所を探しながら登らなければならなく、面倒くさかったわけですが、それが無くなっているというのは、ストレスが無くなって良いですね。
その一方で、パズルの様に進む場所を探しながら登るのが楽しかったという方にとっては、残念な変更かもしれませんが…

そういう方も楽しめるように、今回は別の要素が追加されています。それは、各地に点在する『プレッパーの宝』というクエスト。
このゲームでは、特別な情報をくれるキャラクターの頭の上には記号が付けられているのですが、ダイアのマークを付けたキャラクターに話しかける事で場所がわかり、その場所に置かれているメモを見ることで始まるクエストで、入るためにはパズル的な要素をクリアーする必要がある施設。
この施設に無事に入り込むことが出来ると、お金や弾丸、クラフト用素材が手に入る上に、キャラクターを強化する為のスキル、パークを開放するためのスキルポイントが3P貰えます。

今回のシステムでは、前回のように経験値を一定レベルまで貯めればスキル獲得が出来るという制度ではなく、チャレンジをクリアーしていかないとパークポイントが貰えない仕様なので、施設開放だけで3pはかなり助かります。
逆にいえば、パークを取らなくても大丈夫という人は開放しなくても良い施設なので、選択肢が与えられたという点では、良い方向に変わりましたね。

その他の変更点としては、今回は装備のクラフト要素がありません。
前回までは、追加ホルスターや爆薬などを入れるバッグは、動物を殺して手に入れた革を使ってクラフトする必要がありましたが、今回は、これらの装備はパークによって開放されます。
この為、装備製作の為に動物を探し続けなければならないという事がなくなり、ブラッド・スポーツが嫌いという人にも優しいゲームになっています。

気になるゲームの難易度ですが、普段からFPSをプレイしない人にも楽しんでもらえるようなのか、デフォルト設定の場合は結構簡単な設定となっています。
具体的には、エイムアシストがかなり強めの設定という感じ。

私もそうなのですが、FPSをやりなれていない人間にとっての一番キツイのは、標準がなかなか合わないうちに、自キャラが蜂の巣にされてやり直しという状況です。
しかしこのゲームでは、エイムアシストがかなり強いため、敵を画面の真ん中あたりに捉えた状態でL2ボタンを押すだけで、敵に標準が合います。
その為、乱戦になったとしても、L2とR2を交互に連打するだけで、何とかなったりします。

逆にいえば、エイムアシストが強すぎるせいで、他のFPSなどでこの手のゲームをやりなれている人にとっては、ヌルいというよりも、他のゲームの技術に悪影響が出るレベルだったりします。
まぁ、この点に関しては、設定でエイムアシストを着れば問題ないわけですけれどもね。
ゲームに慣れてつまらなくなってきたら、エイムアシストを切る事で難易度が上げられますし、他のFPSの練習にも使えるようになるので、序盤過ぎた辺りからはエイムアシストを切ることも考えてプレイしたほうが、飽きも来にくいかも知れません。

また、FPSの練習という点でいうと、このゲームではマップエディタというものがあり、自由にマップを制作して拠点を作り、それをアップロードすることが可能です。
つまり、世界中のユーザーが作ったマップを使って拠点攻略が出来るということです。
ストーリーモードにもかなりの拠点がありますが、それをクリアーした後でも、世界中の人が作ったマップで練習が出来るというのは良いですね。



後は、『5』の話ではないのですが、このゲームのシーズンパスを購入すると、シリーズの中でもかなり評価が高い『3』のPS4バージョンがプレイ可能になったりもします。

FPSは、マルチ前提という作品が結構多いですが、このゲームはソロプレイが基本なので、このゲームで練習をして、マルチ前提のFPSに手を出すというのも良いかも知れません。
ストーリーも癖はありますが、好きな人にはたまらない内容だと思うので、興味がある方は、購入してみては如何でしょうか。