だぶるばいせっぷす 新館

ホワイトカラーではないブルーカラーからの視点

【ゲーム紹介】 アサシンクリード 3

広告

今回紹介するのは、アサシンクリードシリーズの3です。


 

アサシンクリードシリーズは、DNAに蓄えられた記憶を読み取る装置【アニムス】を使い、歴史を追体験する事で、世界の真相を突き止めて地球の危機を救う物語。

主人公のデズモンドは、伝説のアサシンの血を受け継ぐ子孫。
その彼が、ある日突然、アブスターゴ社に拉致されるます。
理由もわからないまま、アニムスに繋がれて先祖の記憶を強制的に追体験させられるところから物語は始まります。

1ではイスラム世界を舞台に、十字軍との戦いと、その裏側にある真の目的である【エデンの果実】について描かれます。
操作する主人公は、伝説のアサシン【アルタイル】

2の3部作では、【アルタイル】の子孫に当たる【エツィオ・アウディトーレ】が主人公。
無印・ブラザーフッド・リベレーションの3作とも主人公は変わらず、エツィオの青年期から老齢期までの人生を体験します。
舞台も、タイトルが変わるとともに変化します。
最初の作品では、15世紀終盤のフィレンツェベネチア等の観光都市を舞台に、青年時代のエツィオが暴れ回ります。
ブラザーフッドでは、舞台をローマ周辺に移し、中年に差し掛かって落ち着いてきたエツィオが、アサシン教団を大きな組織にまとめ上げます。
そして最期のリベレーションでは、自身の先祖であるアルタイルの生涯を探る為、イタリアを離れてコンスタンティノープルへ。
16世紀初頭の、現代のトルコを動き回ります。

アサシンクリードシリーズは、タイトルを変えるごとに、時代や舞台が変わりますが、それは3になってからも同じです。
1がイスラム。2がイタリア・トルコ。
そして今回紹介する3は、18世紀のアメリカのボストンが舞台です。

この当時は、ヨーロッパから船で東海岸に乗り付けて、開拓。
そこに街を作って、西へ西へと開拓を進めていった、西部開拓時代。
ボストンはかなりの都会ですが、西側のフロンティアは、ほぼ原生林。
ところどころに、ポツンと数軒単位の集落がある程度の未開の地。

今までのシリーズが、主に街中を中心に作られていたので、原生林の木の上を走り抜けるという、新たな体験を与えてくれます。


このシリーズは、回を重ねる毎に、設定や舞台が変わるのは先ほど書きましたが、実は他にも変わっている点が有ります。
それは、グラフィック。
同じPS3のゲームなのですが、回を増す毎にグラフィクが大きく向上し、臨場感が増していっています。
今回の3で、そのグラフィックが行き着くところまで行った感じが有りますね。
私はこのシリーズで、一番最初にプレイしたのが、PS3版で最新作となるローグでした。
そのグラフィクと同じレベルの印象を受けたので、PS3ではここら辺が限界なのかもしれませんね。

操作性ですが、3で結構大きく変わっています。
今までのフリーランは、R1ボタンとxボタンを押すことで可能でしたが、今回からはR1ボタンのみで可能となりました。
戦闘に関しては、カウンターを合わせるのが、かなり楽になりました。
2の時は、どんな敵も確実に1撃で倒せる代わりに、ボタン入力のタイミングが結構シビアでした。
しかし今回は、敵が攻撃する際にアイコンが大きく点滅し、それに合わせて○ボタンを押すだけで、敵の攻撃を受け流してくれます。
この受け流し中に時間経過がゆっくりになるので、その際中に攻撃ボタンを押すと、カウンターが決まります。

しかし、強い敵の場合は高確率でカウンターを返されてしまう為、カウンターさえ極めれば無双が出来た2と比べると、戦闘が面倒くさいと感じる人も居らっしゃるかもしれませんね。
ただ、このゲームはステルスゲームなので、戦闘を避ければ問題はないのでしょうけども。

他に感じたことといえば、フリーランですね。
建物を上る作業ですが、2の頃は結構面倒くさかったのですが、3ではそのストレスが少し軽減しています。

レビューなどを見ると、2のシステムが最高で、それからは徐々に落ちてきたというネガティブな感想も見かけますが…
個人的には、ゲームを良くしようという気持ちが受け取れましたし、実際に操作に慣れれば問題はないので、2と同様、十分楽しめると思います。

この作品はアメリカ大陸3部作の最初の作品なので、シリーズをまだやったことがない方も、ここから始めてみては如何でしょうか。