だぶるばいせっぷす 新館

ホワイトカラーではないブルーカラーからの視点

【ゲーム紹介】 Fallout4 (フォールアウト4)

今回紹介するゲームは、今更感が結構強い『Fall out 4 (フォールアウト4)』です。


      

この作品、2015年の年末に発売し、私は2015年中に購入したのですが、今更の紹介です。
何故、1年以上も紹介が遅れたのかというと、単純に、面白さに気がついたのが最近だったからです。

先ずは、簡単にゲームの舞台設定を紹介していきましょう。
舞台となるのは今から200年先の未来の話。主人公は、1970~80年台ぐらいの古き良きアメリカと、未来のロボット技術が織り交ざったような環境のアメリカ・ボストンに住んでいたのですが、そのアメリカで内戦が勃発。
各地に核爆弾が落とされる事になります。
爆弾投下直前にVault-Tec社が運営する地下シェルターに家族(配偶者と赤ちゃん)と共に逃げ込めた主人公は、そこで冷凍睡眠状態にされ、200年間の眠りにつきます。

そして次に目が冷めた直後に見たものは、何者かが自分の配偶者を撃ち殺し、自分の赤ちゃんを誘拐する姿。
その後再び冷凍状態にされて眠りにつき、ようやく目が冷めて地下シェルターから抜け出した主人公が目にした姿は、荒廃した文明が崩壊した世界。
日本で例えるなら『北斗の拳』 映画で例えるなら『マッドマックス』の様な世界に突然、放り出された主人公は、その世界で何とか生き抜き、自身の子供を取り戻すために奮闘する。という話です。

舞台となる荒廃したボストンの作り込みや描写は素晴らしく、そのデータ量はPS4でも処理が重くなるほど。
設定の作り込みも非常に細かく、ゲームをプレイする時間が増えるに比例して没入していく作り。
非常に素晴らしい作品です。

何故、こんな素晴らしい作品に、発売から1年も経過してから熱中し始めたのかというと、このゲームの作りが非常に不親切で、面白さを発見する前に1度挫折してしまったからです。
不親切というか説明不足で、物凄く単純で基本的な操作の説明すら殆どない為、本当に探り探り。
発売当初は攻略サイトも充実していなかったせいか、本当に自分自身で操作を体感して覚えていかなければならないのですが、その作業が面白くない。

例えば、このゲームでは拠点開発をする事が出来、家や家具などの構造物を自分で作ることが可能です。
そのチュートリアルの様なクエストが初期にあるのですが、チュートリアルなのに説明不足で分かり辛い。
最初のチュートリアルを乗り切ったとしても、どのアイテムにどんな効果があるのかの説明や使用方法の説明がない為、チュートリアル以外の応用の仕方がわからない。
結果として、クラフトの楽しさを知る前に拠点開発を諦めてしまう。

次に難易度。
このゲーム、基本的にはFPSなのですが、初期に出てくる虫等の敵が結構小さい上に動き回るので、攻撃そのものが当て辛い。
FPSが苦手な人向けに、時間の流れがゆっくりになって特定部位を指定して攻撃するVATSというシステムがあるのですが、これはスタミナを使う為、連発が出来ないにも関わらず、敵はかなりの量で攻め込んできたりする。
結果として、すぐに死ぬ。
また、このゲームはオープンワールド。初期の状態から全てのマップに行くことが可能なのですが、変な場所に足を踏み入れると、いきなり強い敵に囲まれて蜂の巣にされる。
序盤を乗り切り、ある程度自由に動くためには、適切なレベル帯のクエストを受けて完了する必要があるのですが、そのクエストが何処で発生するかもわからない。

まとめると、操作の説明が不親切なうえ、オープンワールドで何処にでも行ける(逆に何処に行ってよいかわからない)ので、基本的に探り探りで試行錯誤しなければならないにも関わらず、序盤は装備も能力も低いので、とにかく死にまくる。
こんなゲームの為、購入してある程度ゲームを勧めた所で飽きてしまい、放置してたんです。

ですが、1年も放置を続けていると、他の人達は既に遊び尽くしている状態。自分のプレイや実績などをブログや動画で紹介する人達も増えてきました。
攻略サイトも充実し、『最初にやるべきこと』といった記事も増えてきた為、『折角だし』とそれらの記事や動画に目を通してみる事に。すると、その中のクラフトを使った拠点紹介の動画や画像にハマってしまい、『自分でも思い通りの作りたい!』と思ったが最後、むくむくと創作意欲が湧いてきて、再プレイに突入してしまいました。
ただこのクラフトによる拠点づくり。クラフトで最初から作れるアイテムは意外と少なく、自分の目当ての物を作ろうと思うと、マップ中に散らばるクラフト用雑誌やパークと呼ばれるレベルアップ時に貰えるポイントを振り分けて身につけることが出来るスキルを持っていないと作れないものが多数。
これらのクラフト品を開放する為に、レベルを上げたりクエストをこなしたりしている内に、『もっとこの世界のことが知りたい!』と思い、ドンドンのめり込んでいくことに。

此処から先は、正に泥沼に足を突っ込むが如く、ズブズブとFallout4の魅力にハマっていくことになります。
レベルが上ってスキルを身につけることで、どんどん強くなっていくのが実感できる。
そしてクエストをこなす度に、『このスキルがあったら、もう少し楽ができるようになるのにな』なんて思うようになってくる。
必要なスキルを全て身に着けるためにはレベルがどれ位必要なのかを逆算することで、とりあえずのゴールも見えてくる。

やるべき事とやりたい事がドンドン積み重なっていき、気がついたら自由になる時間はずっと、Fallout4をやっている状態に。
そして、プレイすればする程、ゲームの世界観がつかめてきて、『この世界の中でどんな人生を過ごしたいのか』を考えるようになってきます。

少し具体的に書くと、このゲームには4つの勢力が存在します。
市民たちが相互に助け合う形で組織化された自警団的な『ミニッツメン』
文明崩壊前に作り出されたハイテク危機を集めつつ、人間以外の勢力を全て殲滅して平和を取り戻そうと考えている『B.O.S』
インスティチュートが作り出した人造人間の中で、自我に目覚めたものを助け出し開放する為に動いている『レールロード』
そして、すべての勢力から敵対視されている、都市伝説化している正体不明の組織『インスティチュート』

メインストーリーは、これら4つの組織の中から自分の考えと合う組織を見つけ出し、最終的には特定勢力に加担するわけですが、各勢力の考えていることがかなり複雑。
その為、各組織の考えを見抜く為に、各組織に関わり合いながら、それぞれの組織の本心を見極めていく必要があるのですが、それぞれの組織はそれぞれの正義のもとに動いている。
正義と悪の戦いなら選択は楽なのですが、皆が『自分たちのやっていることは正しい!』と信じて行動している為、本当の意味での正解はなく、プレイヤーの価値観に委ねられることになります。

各組織の人達は、それぞれの立場からプレイヤーに対して様々な問題を投げかけてくるのですが、その問に答えていく内に、ゲームをとして自分自身の性格が浮き彫りになっていく感覚が非常に面白いです。
ゲーム自体のボリュームが凄く長時間楽しめる為に、そこが逆に社会人にとってはハードルが上がってしまってる感のある作品ですが、プレイする時間があるのであれば、是非、試してほしい作品ですね。
時期的に、DLC全部込みバージョンとか出そうですが、それが出た場合は、買って損はない作品だと思いますね。

広告を非表示にする