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ホワイトカラーではないブルーカラーからの視点

【イベント潜入】 今昔科学語 科学のいまココ!

2015年6月7日の事ですが、なんば紅鶴で開催されたイベント【今昔科学語 科学のいまココ!】に参加してきました。


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このイベントは、webラジオ(Podcast青春あるでひどが開催するイベント。
普段は、○○vs科学という感じで、何かしらのテーマを設けて、時に科学的にアプローチするといった催しなのですが、今回は科学回。

科学者のアニワギ博士が最新の科学情報を紹介し、最先端の科学者は何を考えているのかを解説する3時間のイベントでした。

最初の1時間程は、Podcast青春あるでひどの公開収録形式で行われ、基本となる論文とは何かについて話されていました。

今回のイベント自体が、最先端の論文を紹介して解説するというものなので、基本知識ともいえますね。
論文といえば、身近で耳にするのが卒業論文
といっても私は高卒なので、大学の最終課題で提出しなければならないという話を、風のうわさで聞いた程度。
つまり、知識的にはゼロなので、興味を持って聴けました。

この部分はラジオの方でも公開されると思うので、詳しくはそちらの方を聴いてもらったほうが良いと思います。
極簡単に説明すると、最初にテーマ決めをして、仮説を立てる。
その後、仮説を実証する為の証拠集めをして、結論に至るッて感じです。
論文の良し悪しはテーマ決めで8割方決定してしまうようなので、この部分にセンスが無いと、認められることは少ないようです。

またこの順番は、多くの場合で前後するようです。
最初にテーマを決めて仮説を考え始めたら、思考実験の段階でテーマに矛盾が出てきたので、テーマを変える。
仮説をたてる所までは順調に進んだが、証拠集めの段階で想像とは違った事実が出てきた為、テーマから見直す等。

ブログの様に仮説段階で好き勝手かけるようなものとは違って、誰の目から見ても同じ結論になる様な証拠を集めなければならないという点で、ハードルが高そうな印象を受けました。

この一連の話を聴いて、一番印象に残った部分があります。
それは、『論文内でウソを付くのはダメだが、自分にとって不都合な真実は書かなくても良い』という点。
この言葉を聞いて真っ先に思い浮かべたのが、【魔法少女まどか☆マギカ】に出てくるキュウべえの以下のセリフ。

『君はいったい何を言っているんだい?
僕は一切嘘は言っていない。
彼女達をだましていたのではなく、彼女達が自分達に都合のいいように勝手に理解していただけじゃないか。』

嘘を書いてはダメだけども、自分の説を証明する為に有利な事実のみを繋ぎあわせて、読み手が誤解するような文章を創るのはOKという事実。
だからこそ、反証に何年間も耐えられる様な確りとした物しか認められないんだとは思いますが、個人的には衝撃的でしたね。

しかし、性善説で最初から信用するよりも、『自分の都合の良い証拠だけを集めているんだろう』という前提でチェック体制た整っている状態の方が、より効率的で確かなんでしょうね。
こういう所に、理系っぽい合理性を感じたり。


そんな興味深い話が前半部分で、その後、メインの論文紹介。
今回はNatureのより細分化された雑誌を1年分紹介するというイベントだったのですが、正直私は、日本で発売されている雑誌なんだから、日本語で書かれていると思い込んでました。
まさか、全て英語で書かれていたとは…
といっても、タイトルやサブタイトルはアニワギ博士が和訳してくれていいました。
その和訳を読んでもチンプンカンプンだったので、結果的には全く問題は無かったんですけどね。

で、約2時間程度、アニワギ博士が一生懸命解説してくれたのですが、低学歴の私には、日本語に聞こえないレベル。
弟のぶっちょカシワギさんが、途中でツッコミや合いの手を入れてくれたおかげで、なんとか寝ずには済んだという感じ。
科学者の仕事をドリンクバーに例えられた所などは、科学者の仕事が何となくわかったような気になれたり。

話されている内容の大半は解らなかったのですが、そんな私でも面白いと思えた所は、科学雑誌編集者のタイトルのコダワリですね。
ラップ調に韻を踏んで、本来使わなくて良い単語を無理やり使った結果、ただでさえ伝わりにくいテーマが余計にわからなくなったり。

最先端の知性を扱う分野の方でも、そんなお茶目な遊びをするんだなと感じれた点は良かったです。
また、合理性を追求するような化学系の雑誌で、一見すると無駄だと思える遊びをしているというのも、ギャップがあって面白かったですね。

韻を踏むというのは、ラップ文化だけでなく、英語圏の人の根底の部分に刻み込まれているんだなと思ったり。

…と、化学の最先端を解説するというイベントに参加して、得られた事が『科学雑誌の人もキャッチコピーで遊ぶ』という情報だけで良いのかは置いておいて、良い経験が出来たイベントだったと思います。

来月からは、皆で論文のテーマ探しから行って、最終的には論文を書いてコミケで売るというイベントが開催されるようです。
私は、テーマと仮説ぐらいなら頑張れば何とかなりそうな気もしますが、それ以降の証拠探しが面倒くさそうなので、参加するのは難しいなと思ったりしてますが、興味の有る方は参加してみても面白いのではないでしょうか。

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