だぶるばいせっぷす 新館

ホワイトカラーではないブルーカラーからの視点

苦手な人とコミュニケーションをとる際の3つの方法

ここ最近、【聞く力】や【聞き出す力】といった本が売れているようだ。
これらの商品にかぎらず、人とコミュニケーションをとる為のハウツー本は、結構な量が出ている。

コンテンツ供給者は基本的に、人が求めているものを供給しようと務めるので、裏を返せば需要が多いということなんだろう。

何故こんなにもコミュニケーションが重要視されるのか。
それは、コミュニケーション能力そのものが、人間社会を生きていく上で、かなり必要な能力だからでしょう。

人間社会で生活する上で一番のストレスは対人関係で、その関係を円滑にする為にはコミュニケーション能力が必須。
しかし、どの様にコミュニケーションを取って良いのか、その方法がわからない。
真面目な人達はその方法を学ぶ為に、本やネット等の情報にすがるのでしょう。

私も、この気持は非常によく分かるります。
頭ではコミュニケーションが大切だと理解はしているが、いざ話すとなると、何を話して良いのかわからない。
ここで真面目な方は、コミュニケーションが上手くとれないのは、方法が分からないからだと思い、勉強しようとする。
その結果、コミュニケーション関連本が売れる用になったのでしょう。


実は私も同じ様な事を考えた時期が合ったので、数冊のハウツー本を購入してみたのですが…
書いてある内容は、どの本も全て同じ。

  • 共通の話題を見つけよう
  • どんどん質問しよう
  • その人のファンになったと想定して、気になる事を聞いてみよう

つまりは、共通の話題を見つけて、相手にどんどん質問をしていけば、会話をしている様に見えるという事です。
書いてある事自体は、一見すると当たり前の事の様に思えますが…
よくよく考えると、結構見当外れな答えばかり。

というのも、そもそもこの手のハウツー本を購入してコミュニケーションを取りたいと思っている人は、興味のない人とコミュニケーションをとる方法を探しているわけです。
少しでも興味があったり話題が合う人とのコミュニケーションをとる方法なんて、大抵の人が本を読むまでもなく知っています。
仕事などで、話したくもない相手とコミュニケーションをとる方法を探しているんです。

しかしこれらの本には、この様な事は書いていないんですよね。


ではどうすれば、コミュニケーションが取れるようになるのか。
これには、コミュニケーションが取れる相手と取れない相手のどこが違うのかを認識する必要があるでしょう。

私の場合は、共通言語を持たない人間が、コミュニケーションが取れない相手となります。
ここでいう共通言語とは、日本語・英語の様な語学のことでは有りません。
興味をもつ分野であったり、持っている知識で、どれほど共通点が有るのかということです。

例えば、2人の人間がいたとします。
一人は、日頃から政治経済について調べたり勉強している人。
もう一人は、自由時間をパチンコと競馬にしかつぎ込んでいない人間。
政治経済に興味を持っている人にとっては、ギャンブルしかしていない人の話は興味が有りません。
また、ギャンブルしかしてこなかった人にとっては、政治経済の話は難しすぎます。

この2人には共通言語が無い為、会話が盛り上がることは有りません。
逆に共通言語がある場合は、その共通言語を使って自分の主張を行えばよいのですから、話は弾むでしょう。


このことを踏まえた上で、取れる行動は3つ有ります。

  1. 浅くても良いから、幅広い知識を付けることで、使える言語を増やす。
  2. 相手の興味がある分野と自分の得意分野を、考え方によって無理やりつなげてしまう。
  3. 話が合わない人とのコミュニケーションは諦める

まず1つ目ですが、これは読んで字の如くで、浅くても良いから、色んなジャンルの知識を身につけることで、自分の引き出しを増やす方法。
先程の例で言えば、パチンコ屋競馬の表面上の知識さえ知っておけば、解らない点を相手に聞く事で話を広げること可能です。

2つ目は、自分の考え方自体を少し買える方法です。
また先程の例を使えば、ギャンブルにしか興味が無い人に政治経済で会話を盛り上げることは不可能です。
しかし、ギャンブラー目線の話を聴く事で、自分の政治経済の理論が変わる可能性があります。
具体的には、ギャンブルに自由時間をつぎ込んでいる人は、何故その様な行動を取るのか。
お金のやりくりは、どのようにしているのか。
お金に対する考え方などを聴くことにより、自分の経済についての認識を修正できるかもしれません。
その様な視点で質問を続けることで、会話を成立させる。

この2つの方法で、どんな人と話したとしても、相手から情報が手に入れられるような状態を作れば、コミュニケーションがとりやすくなるのでしょう。

最後の1つは、諦める事です。
一番、元も子もない方法の様に思えますが、以外にこの方法を進めている人は多いです。
例えば、大人気のビジネス書・自己啓発本である7つの習慣には、自分自身が努力して自立するようになると、同じように努力して自立した人が集まってくる。
その人達とだけコミュニケーションを取れば良いといったことが書かれています。
別の方も、人生は忙しいのだから、意味の無いことをしている時間はないと主張している人もいます。

つまりこの方法は、コミュニケーションをとっても無駄だと思う人とコミュニケーションをとる努力をするより、為になる人と議論した方が良いと割り切ることです。

以上の3つが、苦手な人とコミュニケーションを取らなければならない際の対処法ですが、個人的には1.2が良いと思います。
3の割り切る方法は、本当に無駄だと断言できる人物に対しては有効だと思いますが、人生は視点が変われば価値観も変わる為、どの情報が無駄かという事が見極めづらいんです。
無駄だと思って切り捨てた人脈が、後から必要だと思ったとしても、既に手遅れということも十分にありますし、どの情報も使う時があると想定して、色んな人から情報を聞き出す姿勢を保ち続けることが重要だと思います。