だぶるばいせっぷす 新館

ホワイトカラーではないブルーカラーからの視点

ダイエット広告には騙されるな!

寒い冬も一段落し、これから徐々に暖かくなる季節となってきました。
こういう時期になってくると増えてくるのが、ダイエットの広告。
雑誌の裏などを見ると、結構数多く目にします。

しかしこれらの広告、どことなく胡散臭いと思ってしまうのは私だけでしょうか。


この様なダイエット広告の多くは、【before】 【after】形式で写真を載せている事が多いです。
しかしこれらの写真、よく見ると条件を同じにして撮られているわけではありません。
印象操作をするためでしょうか、明らかに条件を変えて撮っています。

個人的には、本当に効果的であるなら、条件を同じにして撮影すれば良い。
その方が比べやすいし、信頼度の上がるというものです。
にも関わらず、敢えて、わざわざ条件を変えて撮るというのは、同じに出来ない理由があるんだなと疑ってしまいます。

では条件を同じに出来ない理由とは何なのか。
もうお分かりだと思いますが、印象の違いは勿論、体型自体がそんなに変わっていないからでしょう。


この様な印象操作を目的に作られる【before】 【after】形式の写真ですが、まず決定的に違うのが姿勢です。

まず【before】
顔は顎を引いて、顔を首にめり込ませる様に下を向き、背中は丸めて猫背にします。
そしてお腹の力を抜いて、息を吸い込む。

この動作によって何が起こるのか。
顎を引く事によって、首のラインにある僅かな脂肪が、顔と顎の隙間を埋めて、二重顎の様な状態になります。
顔はむくみによっても印象が変わる為、塩水等を飲んで顔をむくませておくと、更に効果的でしょう。

次に猫背の状態にする。
人体の脂肪は、基本的に丸めた側が弛む様な状態になります。
背中を丸めて猫背の状態にすると、身体の全面部分の脂肪が弛んでいる様に見える。
また、胸の筋肉の力も抜いておくと、写真では筋肉なのか脂肪なのか判断できない状態になる為、弛んでいる印象を与えやすい。

そして、お腹に力を入れずに良い感じで抜き、息を吸い込む。
息を吸い込むと肺が膨らむが、背中を内側に曲げている為、肺は下方向に膨張する。
下方向には内臓が有るが、肺が膨張してスペースを奪ってしまうと、逃げ場を失った内臓は、お腹を内側から押す形になるり、お腹が出ている様に見える。

この様な姿勢を取るだけで、そこそこ鍛えた人でも中肉中背のビール腹の身体に見えます。
さらにいえば、白は膨張色なので、身体を焼かずに白い状態にしておくと効果的です。


次に【after】
これは逆に、背筋を伸ばして胸を張ります。
頭の位置も出来るだけ高い位置をキープするようにし、若干上を向くようにします。
そして、腹筋・胸筋に力を入れ、広背筋を外に開くようにして息を吸い込む。

頭を高い位置でキープして上を向く事により、首や顔についていた脂肪は、距離が伸びた分だけ薄くなります。
これによって顎のラインも綺麗に出て、スッキリ見える。

そして胸を張って背筋を伸ばす事により、身体の全面の面積が増える事で、先ほどと同じ様に前面部分の脂肪は薄くなる。
胸筋は力を抜いた状態だと下に垂れ下がるが、力を入れると重力に逆らって上に上がる為、本来の筋肉らしい見え方をする。
そして腹筋に力を入れることにより、ウエストは引き締まって見える様に。

この状態で息を吸い込むと、先程は行き場を失って下方向に内蔵を圧迫していた空気は、胸を押し上げる様に上方向で膨らむ。
結果的に、胸が強調されて逆三角形に見える。
最後の仕上げに身体を黒く焼き、身体に筋肉の凹凸に沿って化粧でシャドー等を入れ、オイルなんかを塗れば更に効果的。

言葉にすると非常に分かりにくいと思うので、恥ずかしい思いを押し殺して、私自身が2つの方法で写真を撮ってみました。

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体を焼くという面倒くさいことはしていませんが、照明は白と電球色で変えてみました。
【before】 【after】と銘打っていますが、2枚の写真を取るのに15秒ほどしか経っていませんので、ダイエットはおろかトレーニングすらしていません。
しかし、印象が随分違う様に見えないでしょうか。

素人が15秒で取った2枚の写真でも、ここまでの印象操作は可能です。
これがプロの手にかかり、大掛かりなな撮影道具屋を使用して時間をかけて撮ると、どうなるんでしょうかね。

溺れるものは藁をも掴むといいますが…
本来なら簡単に見破れるようなトリックも、『一刻も早く痩せたい!』という思いが、目を曇らせてしまうんでしょうね。

前にも言いましたが、夏までに痩せたいのであれば、バーベルを担いでスクワットをしましょう。
それが一番の近道だと思います。

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