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Podcastランキングで上位になる為に必要なたった1つの事

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私はブログだけでなく、音声コンテンツを作ってPodcastを通して配信もしているのですが、ここ2週間ぐらいでランキング上位に顔を出すようになってきたので、今回は、Podcastで上位を狙う方法を書いていこうと思います。
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目次


ランキング上位を狙うにはランキング上位にならなければならない

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結論から書いてしまうと、Podcastでランキング上位になる為に必要なたった1つの事は、ランキング上位になることです。
はい、物凄い矛盾ですよね。 お金持ちになる為にはお金持ちになる必要がありますし、有名になる為には有名になる必要があります。
これがこの世の真理です。 理解に苦しみますよね。

しかし実際問題として、ランキング上位に顔を出し始めると同時にアクセスが増え始め、最終的にはPodcastの【社会・文化ランキング】で100位ぐらいをうろうろしていた頃は2000ぐらいだったアクセスが、TOP10付近に顔をだすようになると、2.5倍の5000オーバーのダウンロード数をはじき出してます。
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有名になる為には、有名にならなくてはならない。 ランキングで上を目指す為には、ランキングで上を行かなければならない。
矛盾しているようですが、これが事実なんだから仕方がありません。
ただ、これだけ書いても意味がないので、私が思うランキング下位から上位に駆け上がりやすいコンテンツの作り方を書いていきます。

ランキングの仕組みを推測する

ランキングに上がりたいと思うのであれば、まずはランキングの仕組みをしならければなりません。
ただ、ApplePodcastランキングの詳細は公開されておらず、これは、現状でランキング上位の番組から推測するしかありません。 
その推測を元に、コンテンツ内容を考えていく必要があります。

まず、一番重要度が高いのが、新規購読者の増加数でしょう。
Podcastランキングでは、出来たてホヤホヤの番組がランキング上位に上がりやすいですが、これは単純に、購読者がゼロの状態から増加したからと考えるのが自然でしょう。
購読者数が200程度増加するだけでもランキングは跳ね上がるので、Podcastランキングで上位を狙うためには、初動が非常に重要だということが分かります。

次に、エピソードのダウンロード数。
総合ランキングにしてもカテゴリーランキングにしても、ランキング上位になっている番組は、エピソードランキングでも上位を取っています。
このエピソードランキングは、新しくアップロードした番組が上位に入りやすい傾向がある為、ダウンロード数の影響が大きいと思われます。

次は、エピソードの総再生時間。
Appleには、Podcastプロバイダー向けにPodcast connectというサイトが有り、そこでアナリティクスという機能が使えて、エピソードがどれぐらい聞かれているかが分かります。
これは、エピソードの再生回数だけではなく、例えば20分のエピソードがあった場合、リスナーが最初の5分で『つまらない』と思って聴くのをやめた場合は、5分でリタイアしたというのが分かります。
逆に、1つのエピソードを複数回聞く人がいた場合は、エピソード1回あたりの再生時間が伸びます。 20分のエピソードなのに40分再生されてると、リスナーは平均して2回ずつ聴いていることになります。

Podcastランキングには、随分前に更新が止まっているにも関わらず、ずっとランキングに入り続けているコンテンツがありますが、これらのコンテンツは、新規リスナーを常に獲得しているだけではなく、同じ人が事ある毎に繰り返し聴いていると思われます
これを考慮すると、エピソードの総再生時間も、それなりに影響を与えているものと思われます。

フリートークで上位を狙うのは難しい

Podcastネットラジオのコンテンツを作る人の多くはラジオ好きの人が多く、自分でもラジオをやってみたいという思いから始められる方が多いと思います。
どの様な理由で始めるのも自由なのですが、地上波ラジオに影響を受けたコンテンツ作りを行ってランキング上位を狙うのは、至難の業だと思います。
何故なら、Podcastランキングにはプロの芸人が携わっている番組が沢山あり、それらが全てライバルになってしまうからです。

貴方のフリートークが、笑い飯爆笑問題よりも優れていると思うのであれば、同じフィールドで戦って勝つことも可能でしょうけれども、彼らに憧れてラジオを始めるのであれば、辛い戦いを強いられるでしょう。
また、フリートークというジャンルでは、ランキング上位を狙うのは難しいです。
先程の、ランキングの仕組みを考えた際に、要素の一つとして【エピソードの総再生時間が関係している】と推測しましたが、時事ネタが多くなりがちなフリートークは、繰り返し聞かれることは少ないと考えるべきです。

時事ネタに関して、プロの芸人が思いつかないような切り口で面白い番組を作ったとしても、1回聞かれればそれで終わることが多いです。
ランキング上位を目指すのであれば、繰り返し聞かれることを前提とした番組作りが大切になるでしょう。

テーマを決めた番組作り

フリートークでは難しいと書きましたが、テーマを限定することで、芸能人たちとは違ったフィールドで勝負することが出来ます。
Podcastではカテゴリーが別れていて、カテゴリーごとのランキングもある為、レッドオーシャンとなっているフリートークで頑張るよりも、専門分野に絞ったディープな番組のほうが、まだ勝ち目があります。
台本など何も用意せず、とりあえずマイクの前に座ってフリートークという収録スタイルでは勝ち目は薄いです。
話のプロである芸人がやってるラジオでも、構成作家が構成を考えて台本を用意して収録するのに、素人が何も用意せずに勝てるはずがありません。
テーマやコンセプトをしっかりした状態で番組作りしていく方が良いでしょう。

とはいっても、あまりにマイナーなジャンルで攻めたとしても、そのジャンルで検索を掛ける人が少ない為、それなりにメジャーなカテゴリーで勝負をかけるほうが良いでしょう。
私の場合は、【社会・文化】という、ジャンルの中ではトップレベルの場所で勝負をしていますが、コンテンツ内容が【哲学・思想】というライバルが少なそうな所で頑張っているのが、ランキング上位に顔を出せた理由かもしれません。

番組作りはメインコンテンツに絞ったほうが良い

これまでで、テーマやコンセプトをしっかりして番組作りをする方が良いことが分かりました。これを更に、くり返し聞いてもらえるようなコンテンツに仕上げていく必要があります。
その為に必要なのが、番組はメインコンテンツに絞るということです。

ありがちな番組構成として、オープニング・オープニングトーク・メインコンテンツ・最期に雑談・エンディングといった感じで番組構成をしているところが多いですが…
番組を1回しか聞かれない前提で番組作りをしているとか、地上波ラジオのようなコンテンツを自分でもやりたいという目的で作られているのであれば、これで問題はないと思います。

しかし、ランキング上位を狙って繰り返し聞かれることを前提として番組を作る場合、オープニングやその後の雑談は必要がありません。くり返し聞く場合は、これらはノイズになる可能性が高くなります。
これらのノイズを極力減らし、いきなりメインコンテンツから話し始める方が、繰り返し聞かれやすいと思われます。
また、メインコンテンツのみに絞る方法は、新規リスナーの獲得にも役に立つと思われます。

私もたまに、Podcastの検索機能で気になるテーマを打ち込んでエピソードを検索することがありますが、自分が聞きたいメイン部分の前に10分も20分も関係ない話が続くと、その時点で嫌になってエピソードそのものを削除してしまう場合があります。
また、オープニングやエンディング前の雑談は内輪ノリになる事が多く、その番組をはじめて聞いた人にとっては輪の中に入りづらい空気を作ってしまう要因にもなってしまいます。

強いのは勉強系

Podcastのランキング上位を見てみれば分かりますが、強いコンテンツの殆どは、英語学習をはじめとした語学の勉強や歴史の勉強といった勉強系コンテンツです。
Podcastアメリカでは浸透しているインフラの一つでしょうが、日本ではまだまだ知名度が低く、聞いている人どころか、存在を知っている人を探すことが難しいレベルです。
そんなPodcastを知っている人は、自分で情報を探す能力が高い人達で、常に知識に飢えている人達と行っても過言ではないでしょう。

そういった人たちの知的探究心を満たすようなコンテンツを作れば、聞かれる可能性が高くなります。
特に、仕事に直結しそうなジャンルであれば、それだけで聞かれる可能性が高くなるでしょう。そういった意味では、ニュースやビジネスなども狙い目かもしれませんが…
このジャンルは、ラジオ日経というラジオ界ではそれなりの勢力を誇っている所と戦わなければならないので、個人では難しいかもしれません。

やはり個人でとなると、教育系が狙い目かもしれません。
私の作っているコンテンツも、紀元前のギリシャ哲学から哲学や思想をゼロから学んでいこうというスタンスで作り、それがウケているので、ニッチな分野の学習番組が今から参入するのには良いと思われます。

podcasts.apple.com

一番大事なのは続けること

いろいろと書いてきましたが、いちばん大切なのは、続けることです。その為に必要なのは、自分の興味がある分野の番組を作ることです。
ランキング上位の番組を作って有名になりたいからと、自分が全く興味がない分野の学習番組を作ったところで、その活動は長続きしません。
私の場合でいえば、1エピソード20分の番組を作るのに、資料の読み込みや台本の製作、収録や編集の時間を合わせると、数日かかってしまいます。
普通に仕事をこなし、趣味で更にこれほどの手間を掛けれるのは、好きなジャンルだけでしょう。

また、Podcastランキングの仕組みの考察でも書きましたが、ランキングにはエピソードの総再生時間が絡んできていると思われます。
エピソードが10個しか無い番組よりも、100個のエピソードが有る番組の方が、総再生時間は稼ぎやすいです。
週1や隔週更新をして苦じゃないペースで高いクオリティーの番組を数年単位で続けることが、ランキング上位になる為に一番必要なことだと思われます。

私も今の状態になるまでに、2年かかってしまいましたしね。

まとめ

考察した結果をまとめると
・ランキング上位をみて傾向を探る
・教育系番組
・繰り返し聞ける内容にする
・番組構成はメインコンテンツのみ
・長く続けられる様な好きなジャンルを選ぶ

…と、これらのことを続けてランキング30位ぐらいに潜り込めば、ランキングによって番組を知る人達の目に触れるので、一気にランキング上位にかけ上がれる可能性が増すでしょう。
つまり、一番最初に書いた【有名になる為には有名にならなくてはならない】という矛盾の前提をクリアーできるということです。
この作業、書くのは簡単ですが結果が見えない中で年単位の時間を注ぎ込まなければならない為、結構辛いですが… それを乗り越えれれば、可能性は高いと思います。

特に今現在は新しい番組を作ると、Appleさんが【注目番組とニューリリース】という一番目立つところで宣伝してくれます。
私が番組を始めた2017年頃は、アップルさんがこの部分の更新をサボり始めた為、私はその恩恵には全く預かれなかったわけですが・・・
それでも、なんとか這い上がることが出来ました。 その状態に比べれば、今はかなりのイージーモードだと思われますので、楽しく聞いているだけで知識が身につく番組さえつくれば、簡単に安定したリスナーを獲得できると思われます。