だぶるばいせっぷす 新館

ホワイトカラーではないブルーカラーからの視点

死にゲーで有名なダークソウルを今更プレイしてみた ~DARK SOULS 2

広告

先日のことですが、steam を立ち上げると、ダークソウルシリーズのセールが行われていたので、衝動的に、2と3を購入してみました。
私はダークソウルシリーズは未経験者なのですが、以前にPSplus加入者に向けて配布されたブラッドボーンが思いのほか面白く、死にゲーというのに少し興味を持ち始めていたんですよね。
そんなわけで、PS store でセールになるのを定期的に確認していたのですが…

根強い人気が有るソフトだからか、中々セールにならない。
そんな中、『セールが安い』事で有名なsteamでダークソウルシリーズの大幅割引セールが行われていたので、思わず購入してしまったというわけです。
年末にパソコンを購入した際に、steamポイントを1万ポイントほど貰って持て余していた状態でもありましたしね。
f:id:kimniy8:20190410201028j:plain
それにしても、75%オフって凄いですね。
PSストアでも最大85%オフのセールが開催されることはありますが、人気の高い商品は30%オフが良いところ。
発売から何年も経つ海外のAAAとかだと、50%を超えるような大幅値引きもありますが、基本的には値下げがショボい中で、欲しい商品が75%オフは大変嬉しい。

2と3の本編とDLCを全部購入して4800円程度という事で、長期的にゲームをするならPC買うほうが良いという噂は、本当のようです。
特に私のように、1つの作品に集中するわけではなく、1度クリアーしたら次のゲームに興味が移るような人間は、尚更ですね。

簡単なゲーム説明

基本的には、主人公を後ろから見る感じの視点でのアクションゲームです。
無双ゲーの様に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、難易度が全く違います。 基本的に複数体に囲まれたら勝ち目が無い為、常に1対1の状況を作り出すように立ち回りをしなければなりません。

攻撃や回避などの全てのアクションでスタミナゲージを消費し、スタミナが切れれば何もできなくなります。 この状態でガードを固めていると、敵からの攻撃を受けた際に盾を吹き飛ばされて致命的なスキができてしまいます。
敵を倒すとソウルを得ますが、このソウルを一定数ためて拠点に持ち帰ると、ソウルを消費してレベルアップしたり、ソウルでアイテム購入をしたり武器の強化や修理をしたりする事が出来ます。
つまり、このゲームに置いてはソウルが全てなのですが、仮に道中で倒れてしまうと、このソウルを全て、その場に落としてゼロからやり直しとなります。

落としたソウルは、一度も倒れずに前に倒れた場所まで行くことが出来れば回収することが可能ですが、一度でも倒れてしまうと、そのソウルは消えて、今現在持っているソウルをその場に全て落とします。


はじめてのダークソウルシリーズ

フロム・ソフトウェアの死にゲーですが、先程も書き巻いたが、私はブラッドボーンをクリアー済です。
プレイヤースキル不足からか、DLCの攻略は途中で放置している状態ですが、本編の方は普通にクリアーしましたし、ラスボスも初見撃破出来た実力を持ってます。(クリアレベルは100近かったですが)
つまり、ダークソウルシリーズが始めただからといって、チュートリアルである前半部分で死にまくるはずがない!

そう思っていた時期が、私にもありました…

いざプレイしてみると、基本的な操作は同じなのですが、ブラッドボーンとは勝手が違い過ぎる。最大の違いは、盾の有無と回避行動です。
ブラッドボーンの場合は、敵をロックオンした場合は回避行動がステップに変わり、ステップ後に即座に攻撃することが可能です。
ステップやローリングなどの回避行動に必要なスタミナは少なく、連続で回避してもスタミナ不足に陥ることはありません。

何故、ここまで回避行動が行いやすいようになっているかというと、ブラッドボーンは基本的に紙装甲の服しか着れない上に、盾もない。
つまり、身を守るための手段が無いのです。 ですが、ブラッドボーンにはリゲインというシステムが有り、自分がダメージを食らっても一定時間の間に反撃をして返り値を浴びれば、体力が回復したりするのです。
その為、敵の攻撃をタイミングよく回避したり、相打ち覚悟で攻撃するといった責めの姿勢が求められるゲームです。

一方でダークソウルはというと、服・軽装鎧・重装鎧と装備自体が分かれています。
それぞれに装備重量があり、自分の体力によって、装備できる防具の重量が変わります。 装備可能重量の70%を超えてしまうと、ローリング性能が極端に落ちてしまう為に、それ以下の重量の装備を使うか、体力を増やす必要性が出てきます。
基本的には、思い装備の方が防御面で優れている場合が多く、重装でガチガチに固めれば、かなりのダメージをカットすることが可能です。
また、重量の高い武器は強靭さも備えており、強靭さが高くなると攻撃を食らった際に怯みにくくなり、攻撃を受けながらローリングで距離を稼ぐといった事も可能になります。

身に着ける防具だけではなく、盾にも小盾・中盾・大盾があり、大きくなれば大きくなるほど、強烈な攻撃を防御できるようになります。
つまり、体力に振ってガチガチに固めれば、攻撃を食らっても死ににくくなるというわけです。

一方で軽装はというと、防御面では紙に過ぎないわけですが、その分身軽なので、低体力でもローリングモーションに支障が出ない。大掛かりな金属鎧ではない為、歩いても音が出ない為、後ろからこっそり近づいて攻撃なんてことも出来てしまう。
小盾はというと、防御カット率が低く防御面では頼りがないですが、パリィ性能が良く、敵のスキを生み出しやすいという特徴があります。

どちらが良いかは人それぞれで、装備に必要な文だけ体力を伸ばしていくという自由度が有るのが、ダークソウルだったりします。

この様に、防御面の配慮がされている為か、ダークソウルでは回避行動に必要なスタミナ量がかなり多い印象です。
4回ぐらい連続でローリングをすればスタミナが切れてしまう。 また、盾での防御にもスタミナを消費する上、盾を構えている間はスタミナがほとんど回復しないという仕様なので、盾を構え続けて様子を見るということも出来ない。
ブラッドボーン以上に、スタミナ管理に気をつけなければならないシステムになっていたりします。

微妙な差と思われるかもしれませんが、この僅かな差によって、最初の間は死にまくるという状態になっていました。

作品の雰囲気

ブラッドボーンが、最初のステージを除くと暗い場所ばかりなのに対し、ダークソウルは拠点となるマドゥーラの夕焼けがきれいで良い感じ。
マドゥーラ以外にも太陽を拝める場所が結構あり、そこに所々に残されている他のユーザーのメッセージを読むと『太陽バンザイ!』と書かれていたりと、みんな陽の光が好きな様子。
f:id:kimniy8:20190410201816j:plain
ブラッドボーンがクトゥルフ神話をモチーフにしているのに対し、こちらは北欧神話が元になってるようですが、何方も共通しているのが、廃墟で気持ち悪いはずなのに、どことなく見とれてしまう風景を作り出しているところでしょうか。
これは敵も同じで、出てくる敵はゾンビ的なものなのですが、どことなく造形美が感じられたりして、それ程、嫌悪感を抱かないデザインになっているのが、個人的には好みです。
初見殺しが結構多く、突っ込むとやられてしまう可能性が高い為、最初は恐る恐る進んでいかないといけないという所も、共通している点ですね。

ただ、ストーリーが全くわからない為に、雰囲気ゲーになっている感じも否めませんが。
雰囲気だけで、ここまで面白いものが作れるというのは、それはそれで凄い事だとも思いますけれども。
f:id:kimniy8:20190410201825j:plain

やってみた感想

感想を簡単にいうと、面白かったです。
私は対人戦は好みではなかったので、常にオフラインでやってましたが(このゲームは基本、1人用だが、他人のマップに入り込んで他のプレイヤーと戦ったり、助けたりする事が出来る)、オンライン要素を抜きにしても十分に楽しむことが出来ました。

難易度も、本編は丁度よいぐらいではなかったでしょうか。
私も死にまくりはしましたが、なんだかんだで挫折すること無くクリアーは出来ましたし、本編のエンディングまでの作りは、一般人を意識した感じで作られている印象でした。

ただ、これがDLCになると話が変わってきます。
これはブラッドボーンでも同じなのですが、DLCの難易度は狂ってるレベルで難しい・・・

1体1でも辛いボス戦なのに、ボスが増援を召喚してきて多体1を強制されたりと、かなり辛い。
レベルを上げたり武器を変えたり、立ち回りを考えたりといった感じで挑戦するという楽しみ方を提供しているのでしょうが、それでも難しすぎる印象を抱きました。