【海外ドラマ紹介】ゲーム・オブ・スローンズ (Game of Thrones)
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今回紹介するのは、既に世界中で大人気になっていて、紹介するには、かなり今更感のある海外ドラマ
【ゲーム・オブ・スローンズ】(Game of Thrones)です。
何故、こんな有名なタイトルを今更ながら紹介するのかというと、単純に、私が最近になって観たからです。
何年も前から始まってるドラマなので、既に観ている方からは情弱と言われそうですが、私のように最近になって観始めたって人は、かなり多いと覆います。
というのも、今までは動画の定額サービスでゲーム・オブ・スローンズを観ようと思うと、huluに加入しなければならなかったのですが、最近になってから(2018年になってから?)、Amazonプライム会員向けのサービスであるプライム動画でも視聴が可能になったからなんです。
色んな所で『ゲーム・オブ・スローンズは凄い!』という話を既に聴き、前から興味を持っていたので、ゆっくり見れる時期になって観始めたのが、最近というわけです。
実際に見た感想としては、小学生並みの感想になってしまいますが、『凄い!』としかいえない作品です。
ネタバレを嫌う人は、この投稿すら観ずに今すぐ観て欲しいのですが、少しは情報が欲しいという方の為に簡単な作品の紹介をすると、ヨーロッパの中世を舞台にした物語。
物語中には7つの国があり、7人の王がそれぞれの国を収めているのですが、その7人は1人の王に忠誠を誓っています。
この7王国を統べる王が座るのが、敵兵の剣を集めて溶かし、固めてつくった鉄の玉座。
物語は、この鉄の玉座を狙う人物が現れることによる内乱。
北から迫る、驚異。 国を追われた、前王族の物語の3つが同時進行していく事で進んでいきます。
これだけを聴いてもピンとこない方の為に、この物語が始まる前の話を少ししていこうと思います。
繰り返すようですが、情報を一切入れずに観たいという方は、この投稿を読まずに今すぐ観てください。
この物語が始まる前の七王国は、ドラゴンの末裔と呼ばれるターガリエン家が鉄の玉座に座って国を治めていました。
何故、ドラゴンの末裔と呼ばれているのかというと、その昔、難攻不落の要塞と言われたキングスランディングという王が住む城を、使役したドラゴンで空から攻め落としたという伝説があるからです。
その後、数百年にわたってターガリエン家は鉄の玉座に座り続けたのですが、狂王と呼ばれたエイリス=ターガリエンが、徹底した恐怖政治を行った結果、謀反を起こされます。
キングスガードを勤めていたラニスター家のジェイミーが、忠誠を誓ったはずの王を殺し、バラシオン家とスターク家が手を結んで兵を出してターガリエン家と交戦。
その結果、ターガリエンは子供2人を残して滅亡し、残った子供は海を渡って別大陸に逃れます。
そして鉄の玉座にはバラシオン家のロバートが座り、共に戦ったエダート=スタークは、『王の手』と呼ばれる最高レベルの役職についた。
ここまでが、物語が始まるまでの話。
実際のドラマは、このロバート王が治めている束の間の平和から始まります。
束の間のというのは、平和なように見えて、実は水面下で物凄い権力争いが起こっていて、ドラマは、それが浮き彫りになったところから始まるからです。
これだけ聞くと、『権力者同士の権力争いの話?』と思われるでしょう。 まぁ、簡単に説明するとそれだけの話しなのですが…
この作品の凄いところは、この権力争いを物凄いスケールでやってのけているところ。
それなりの役割を持った人間の数だけでみても、100人を超えるというスケールです。
考えてみれば当然で、七王国という事は、最低でも7人の王が存在するわけで、その王には妻や子供がいる為、それだけでも30人を超える人数となります。
この他に、その王に仕えている従士や兵を率いている騎士が存在しているので、登場キャラクターは、かなりの数になってしまうわけです。
そしてそれらのキャラクターが、自分の信念や欲望にしたがって、それぞれの行動を取る為、単純な一本道のストーリーではなく、ストーリー自体が次々に派生していきます。
この様な感じで進んでいくため、このドラマは1話あたり1時間の放送なのですが、1時間の話の中に4~5の別々の話が同時進行で進んでいくという作りになっています。
例えば、ロバート王周辺の話をした後、全く違った話としてスターク家の話が入り、場所を大きく変えて、ターガリエン家の生き残りの2人の子供の話が入るという感じ。
分岐した話は1シーズンで決着が付くこともあるのですが、そのシーズン内で頭角を現したキャラクターが別の物語を始めたりもするので、常に4~5パートぐらいに分けられた放送が続くというスタイル。
この為、正直な話をすると、第1シーズンは意味がよく分かりません。
というのも、この物語をキッチリと把握する上では、登場する人物の家がかなり重要になってきます。
『この人物は、ラニスター家の次男。』『この人物は、スターク家の落とし子(不倫関係で正妻意外との間で生まれた子)』といった具合に、それぞれの家の家系図が頭に入っていなければ、登場人物の立ち位置も関係性も理解するのが難しいのです。
これがもし、日本のドラマであったなら、新キャラが登場する度に、『おお! お前は◯◯家の長男で、剣の腕前も凄く、父親から一番の期待を受けている◯◯じゃないか!』と、その登場人物のバックボーンを丁寧に解説してくれるんでしょうが…
このドラマは、良くも悪くも海外ドラマで、それなりのリアリティーを追求している為、その様な『その場にいない人間』に向かって懇切丁寧に解りやすく解説してくれるなんてことはしてくれません。
何なら、私が先程書いた前日譚の説明もありません。 各種様キャラクターが話すセリフをつなぎ合わせると、そんな前日譚があったんだろうなというのが分かる程度しか表現されていません。
その為、第1シーズンの第1話は、何の情報もないままに物語の世界に放り出される事になります。
ただ、この作品が凄いのが、そんな情報不足で手探りで観なければならない状態にも関わらず、ついつい、次のエピソード、次のエピソード…と観させる魅力を持っている事です。
そして、一通り観終わった後『家系図が頭に入った状態で、もう一回見直そう!』と思わせるところです。
今現在は7シーズンまで放映されていて、1シーズンあたり10エピソードなので、全て観ようと思うと70時間。
2周目に突入すると140時間も掛かる計算になりますが、それだけの時間を使ってでも『観て良かった』と思える作品は、そうそう無いと思います。
Amazonプライムに入っている人ならシーズン6まで。 huluに加入している人ならシーズン7まで追加料金無しで見ることが出来るので、興味がある方はぜひ、みてみては如何でしょうか。