だぶるばいせっぷす 新館

ホワイトカラーではないブルーカラーからの視点

dマガジンとKindle unlimited に加入してみた

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私は過去の投稿で、『動画定額見放題サービスなどが登場し、今後は書籍の見放題サービスも始まるのではないか?』なんて書いたことが有ったのですが、どうやら私の勉強不足のようで、既に雑誌見放題サービスは2年も前から存在していたようです。
この事実を知ったのは、少し前(2016年夏)にWBSで『楽天が雑誌読み放題サービスに参入!』といった感じの特集を観たからです。
特集を最初に観た時は、『とうとう、雑誌読み放題がはじまったか。』なんて感じで余裕を持って観てたのですが、その後『値段は2年前にサービスを開始しているdマガジンよりも安く…』と追加情報が流され、自分の情弱っぷりに布団を頭から被ったまま出たくない衝動に駆られてしまいましたけどね。
その後、調べてみると、楽天と時期を同じくしてAmazonKindle unlimitedという読み放題サービスを開始していることが判明。
世は正に、大読み放題時代に突入って感じになってきていますね。

という事で、情弱の私も時代に取り残されないために、早速、2つのサービスに加入してみました。
1つは『dマガジン』で、もう一つは『Amazon UNLIMITED』です。
楽天については随分前に楽天で買い物をした所、スパム紛いのメールが大量に届くようになってから、楽天関連のサービスは極力使用したくないと思い、今回も見送りました。
ラインナップにファミ通も無かったですしね。

使用してみた感じですが、まず、Kindle unlimitedから書いていきます。
Kindle unlimited』は、雑誌に限らず指定されているタイトルは全部読み放題というサービス。
冊数は、日本語対応のものが12万冊で、洋書を合わせると120万冊が読み放題となり、料金は月額980円となっています。
もの凄い数量が読み放題でこの金額。単純な割り算で考えると1冊あたりの料金ではぶっちぎりの安さでしょう。

実際に使ってみた感想としては、タブレットで操作する場合に検索がし辛い。
私がパッと見渡した感じでは、Kindle unlimitedの対象商品がまとめられているページに簡単に飛ぶことが出来るリンクは発見できませんでした。
その為、Kindleストアでunlimitedと打ち込んで探す必要が有るのですが、ジャンル分けもされておらず、その中には稀に、読み放題対象外の商品が含まれていたりしていて、本を探すのに一苦労といった感じ。
最初から読む本が決まっていれば問題は無いのでしょうが、何を読むのか決まってない状態で好みの作品を探すのには苦労するといった感じでしょうか。

PCサイトの場合はタブレットよりも検索しやすくなっていて、Kindle unlimited用の専用ページが設けられています。
ただ、Amazonのトップページから分かりやすいようにリンクが貼られているわけではないので、自分でブラウザの検索窓に『Kindle unlimited』と打ち込んで探す必要があります。
専用ページでは、おすすめタイトルなどが分かりやすいように並べられていて、カテゴリー分けされているので自力で検索して探しだすよりかは見つけやすくなっています。
また、PCのKindleストアでは、左側に細かいジャンル分けがされていて、絞り込み検索が出来るようになっています。
読み放題対象タイトルだけを表示させることも容易にできる為、現段階では、PCを持っていないと満足に楽しむことが出来ないかもしれません。

実際の本のタイトルですが、私が読みたいなと思っていた本をタイトルを入れて検索してみたところ、何もヒットはしませんでした。
この部分に関しては、人それぞれの好みも有るでしょうから、一概にダメだとは言えませんが、人気タイトルは含まれていない印象でした。
雑誌が読み放題ということでしたが、ファミ通も無かったですし、個人的には、1ヶ月間の無料期間が終わったら解約する予定。

次に『dマガジン』ですが、160誌以上の雑誌が読み放題で月額432円です。
先程のAmazonのサービスに比べると1冊辺りの単価は割高となっています。
ですが、タブレット上での操作は非常に直感的で分かりやすく、使いやすいサービスとなっています。
アプリのホーム画面で160誌の雑誌がカテゴリー分けされている為、目的の雑誌が非常に探しやすくなっています。

また、私はまだ使用していませんが、雑誌記事を切り取ってスクラップしておく様な機能も搭載されているようです。
雑談やブログネタを探す時など、使いこなせると便利そうな機能ですね。

ラインナップに関しては、雑誌がメインということも有り、雑誌に関してはAmazonのサービスに優っています。
ざっと調べた所、ファッション誌では女性誌の『an an』や男性誌で人気の『Leon』
ビジネス系雑誌の『週間ダイヤモンド』『東洋経済』『日経マネー』『エコノミスト』といったものはAmazonでは対象外となっております。
そして結構重要なのが、IT系の『週間アスキー』やゲーム系の王道雑誌『ファミ通』が楽しめるのは、今のところ『dマガジン』だけとなっております。

この手のサービスは、取扱商品数や1誌あたりの単価で考えがちですが、数が多くても読まなければ意味はありません。
今回はほぼ取り上げなかった『楽天マガジン』は、雑誌取り扱い数は200誌と『dマガジン』よりは多いですが、観たことがないようなマイナー雑誌で数を稼いでいる感があり、メジャーどころで読みたい雑誌の数は負けていたりします。
雑誌というのは、世間一般の人と共通認識を持つために読む側面もある為、皆が読んでいる雑誌に目を通すという事も重要になってきます。
そういった意味では、名の通ったタイトル数がどれだけ揃っているかが重要であって、単純なタイトル数だけでは比べることが出来なかったりします。

これはAmazonも同じで、数は多いけれども読みたい本がどれだけ有るかと問われれば、考えこんでしまう様なラインナップとなっています。
その点『dマガジン』は、メジャーどころを抑えてくれている為、その中の1誌でも定期購入しているのであれば、雑誌購入を止めてdマガジンを申し込んだほうが家計としては安上がりとなります。
だって、ファミ通を書店で買えば500円ですが、このサービスだと過去1年分のバックナンバーと1ヶ月内に発売される最新版込みでで432円ですからね。
ファッション誌も同じで、1冊買う値段で他のファッション誌も全部読み放題になってしまいます。

今の世の中は、多くの情報はネットによって無料で手に入れることが出来ます。
しかし、お金を払って手に入れる情報も、それはそれで結構重要だったりするんですよね。
そんな情報誌の情報が月額432円で手に入れる事が出来るっていうのは、結構、画期的なサービスだと思います。
電子書籍でダウンロードなので、書店に買いに行く、読み終えた雑誌を捨てるといった手間がなくなるのも、地味に助かりますよね。

AmazonKindle unlimited もdマガジンも、初回1ヶ月は無料で試せるので、興味が有る方は、一度試してみては如何でしょうか。
既に雑誌を定期購読されている方は、10インチ程度の安いタブレットを買っても、長期的にみれば特になるかも知れませんしね。