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ホワイトカラーではないブルーカラーからの視点

【ゲーム紹介】 アサシンクリード ユニティ

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今回紹介するゲームは、【アサシン クリード ユニティ】です。





来月(2015年11月)に、最新作のシンジケートが発売されますが、これを書いている段階では、アサクリシリーズの最新作となっています。
アサシンクリードシリーズを今までプレイしたことがない方は、まずそちらの説明記事をお読みください。(若干ネタバレあり)
kimniy8.hatenablog.com

このゲームの舞台は、今よりも少し技術が進んだ近未来の話。
人間の記憶が遺伝子情報内に保存されている事を突き止めたアブスターゴ社が、遺伝子情報を読み取って過去の記憶を追体験する装置を実現させた世界です。

今回追体験するのは、フランス革命時代を生きたアサシン【アルノ】
このアルノの幼少時代から、物語は始まります。

アサシンクリード ユニティは、初のPS4専用ゲーム。
次世代機に絞った会派っと言うことで、グラフィックは凄まじい物が有りますね。
一番最初はベルサイユ宮殿から始まるのですが、そのグラフィックが美し過ぎ。
今までも結構凄いと思っていた過去作品が、チープに見えてしまう程でした。




今までのシリーズでも、かなり頑張って作られていたとは思うんです。
シリーズを重ねる程に改良され、グラフィックもかなり改善されてきました。
ですが、やはりハード的な限界があったのか、どうしてもミニチュア感が出てしまってたんですよね。

自分の部屋に、良く出来たミニチュアで箱庭を作っている感じと表現したほうが良いのでしょうか。
よく出来て入るけど、自分をその世界に投影して没入するまでには至っていませんでした。

しかし今回のユニティは、グラフィック面で大幅な改良がされていて、町並みだけを観ると、ほぼ実写。
またマップ移動の際の演出も凄く、本当に自分が革命時代の18世紀末のフランスに入りこんだような感覚がえられます。

具体的には、光の表現。
人が暗いところにいる時は、動向が開いている為、外の景色は明るすぎて、ハッキリとは見えません。
その逆の場合も同じで、明るい場所にいる時に暗い場所を見ようと思っても、暗くて見えにくい。
しかし、眼が慣れてくると、次第にハッキリと見える。

この様な経験は、普段の生活を行っていると、頻繁に体験しますよね。
しかし、今までのゲームでは、光があたっているところと影になっている所で色が違うという表現しか出来ていませんでした。
それが、今回のこの作品では、見事に再現されています。

この様な細かい部分は、些細な事といえば些細な事なのですが、些細なことの積み重ねによって、徐々に違和感が増幅していくことってあると思うんです。
その細かな違和感を出来るだけ改善したというのが、より没入しやすくなった要因の一つだと思いますね。


ゲームシステムや操作についてですが、正直にいうと、若干戸惑ってしまいました。
というか、今でも戸惑い中。
プレイステーションのコントローラーは、○△□×の四つが正面についているのですが、従来のシリーズ…というか、他の殆どのゲームが、選択画面では○が肯定で×が否定という設定でした。
しかし今回から、×が肯定で○がキャンセルと逆になっている為、選択画面では戸惑いまくりの状態。
これは慣れればどうということは無いのですが、商店で物を購入するという選択肢が連続する場面では、物を買ったはずなのに持ってないといったことが、最初の間は頻発しました。

他に操作で変わったところといえば、フリーラン。
×で上方向に、そして○で下方向にフリーランが指定できるようになった為、高いところに登っている最中に急に飛び降りて死ぬという事故が激減しました。
これは、かなり良い変更ですね。

ゲームシステム的に変わったのは、スキルの購入システム。
ダブルアサシンやライフの強化、現金のバラマキや椅子に座って背景に溶け込むといった、今まではイベント内で普通に習得でいていたものが、イベントを進めることで手に入るアサシンポイントを消費して購入するスタイルになりました。
シングルプレイでは全てのスキルを習得するのは不可能の様なので、アサシンの方向性を決める必要が出てきました。

当然の事ながら、取得したスキルによってイベントの難易度が変わったります。
人によっては『主人公のアルノが弱い』と不平をいう人もいるでしょうけども、考えながら楽しめるため、ゲーム性としては上昇しているように感じました。

ネットでは評判がよろしくない【ユニティ】ですが、個人的にはシリーズ内でもTOPクラスで楽しめた作品ですね。
正直、革命運動が起こっている当時のフランスを体験するだけでも、ソフトを購入する価値が有ると思う作品でした。