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ホワイトカラーではないブルーカラーからの視点

【ゲーム紹介】 ウィッチャー3 ワイルドハント

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今回紹介するゲームは、ウィッチャー3 ワイルドハント



   

このゲームを買おうと思った切っ掛けですが、PS3でスカイリムが思いのほか楽しめたので、似たような感じのゲームがPS4で出ていないかなと思って検索したのが切っ掛けでした。
ウィッチャー3という名前は、広告バナーやゲーム紹介コンテンツ等、いたるところで見聞きはしていたのですが…
その内容自体は全く知らない状態だったんですよね。

その後、興味を持って調べている間に、ますます興味が出てくるという状態に。
毎日の様に紹介記事や動画を観ている間に、『買ったほうが早いな』と思ってしまい、購入に至りました。

このゲームですが、プレイする前は不安しか有りませんでした。
というのも、ゲームタイトルがウィッチャー3。
私は、1も2もプレイしたことがないんです。

『いきなり3からやって、理解が出来るのだろうか…』という気持ちに支配されていた感じでした。

ですが、実際にゲームをしてみると、そんな気持ちは何処へやら。
かなり初期に、過去のゲームの内容を尋ねられる事が有りますが、それ以降は過去のことを知らなくても困ることは有りませんね。

背景に関しては、実写を超えたと表現しても過言じゃないほどに美しい。
特に光の表現が素晴らしく、夕日が木々の間から見えた時は、思わず眩しいと目を逸らしてしまう程。
また、風が吹く毎に木々が揺れ、地面が砂地のところでは砂煙が舞い上がるところまで表現しているところは、素晴らしいと思いますね。
ここまで作りこまれると、没入感が凄いです。




気になる世界観ですが、スカイリムと同じ様に作りこまれている感じ。
戦争が起こっている世界で、ファンタジー世界で皆が普通に生活しているという感じではなく、現実感がより強い感じの設定でした。
軍人や一部の貴族は、食うのには困らない生活が出来ている一方で、農民達は、食糧難から木の根っ子を食べて空腹を満たしている状態。
そんな貧しい農民を食い物にする盗賊などが幅を利かせるなど、実際の中世でも起こっていそうな事を再現しているダークファンタジーですね。
現実路線で戦争を描いているので、残酷表現などが頻繁に出てくるため、そういうのが苦手な人には注意が必要ですけども。

気になるのがゲーム部分。
スカイリムが、舞台設定に負けないほどのキャラクターを自身で設定しなければ楽しみにくいのに対し、ウィッチャー3ではゲラルトというキャラクターが既に設定されています。
過去2作品の主人公という事で、性格などのキャラ付けがしっかりとされていて、プレイヤーはゲラルトになりきって操作するという、従来のRPGらしいゲームとなっています。
JRPGに小さい頃から慣れ親しんでいた私にとっては、どちらかと言うとウィッチャー3の方が、入り込みやすいゲームに感じましたね。
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先程は、従来のRPGを踏襲したゲームと表現しましたが、唯一違うと感じたのが、経験値システム。
従来のRPGでは、道中に表れる敵を倒すごとに経験値が得られ、経験値が一定レベル上昇すると、能力が上昇して強くなるというのが定番でした。
しかしこのゲームでは、敵を討伐したところで、殆ど経験値は入手できません。
ではどの様にレベルを上げるのかというと、クエスト。

エストをクリアーする毎に経験値が得られる作りになっているので、レベルを上昇させる為には、メインストーリー以外のサブクエストをこなしていなかければなりません。
一つ一つのサブクエストは、短時間終わるものから、クリアーする毎に新たなクエストが発生して、結果として長いストーリーに成るものまで様々です。
個人的な感想ですが、このシステムが素晴らしい。

従来のドラ○エの様なゲームでは、ストーリーを進めたいのに、強さが足りずにレベル上げをしなければならない。なんてことが有りました。
特に、メインストーリーをクリアーした後の隠し要素のボスを倒す時などは、最高レベル近くまで上げなくてはならないので、ひたすら【キング○タル】を探して狩る。なんて単純作業をしたものでした。
この単純作業が、かなり面倒くさかったんですよね。
その点、クエストをクリアーすれば強くなるという方式は、単純作業を繰り返さなくて良い。
そして何より、クエストを通して世界観をより知ることが出来る様になる為、プレイしていてダレることが無いのが良いですね。

エストの難易度も、推奨レベルを書いておいてくれるという親切設計なので、ゲームをプレイしていて困るという事が無いのも助かります。
スカイリムの様に、自分ごのみのキャラクターを設定して自由に振る舞うというのを求めている方にとっては、方向性の違いから楽しめないかもしれません。
しかし、従来のRPGに慣れ親しんだ人であれば、かなり楽しめるのではないでしょうか。