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ホワイトカラーではないブルーカラーからの視点

【プログラミング】 独学に飽きて paizaのスキルチェックやってみた (後編)

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前回は、『独学ではモチベーションが上がらないし、勉強もはかどらない』といった不満を、書き連ねてみました。
kimniy8.hatenablog.com

プログラミングを勉強するキッカケって、人それぞれで沢山あるとは思いますが、その中でも『今直ぐ作りたいものが有る!』『自分の夢を叶えるために、どうしても必要!』といった感じで勉強をされている方は、モチベーションの維持が比較的楽で、勉強も進むと思うんです。
実現したいものが具体的に頭の中に有るわけですから、後は、それを実現する方法を調べて実践していけば、自然と覚えていくことでしょう。
私が、htmlやcssを覚えたときがそうでしたし。

しかし、作りたいものが特に無く、なんとなく始めた人間にとっては、文法を一通りやってしまうと、その後、何をして良いのかわからない…
今勉強している文法を、その様に応用すれば、どんな事ができるのかが全く分からない。
そもそも、何の為に勉強してるの? って感じになってしまい、やる気が削がれていくんですよね。

スキルチェックとは

paizaが提供しているスキルチェックは、簡単にいうと、今の自分のプログラミングの能力を知ることが出来るテストです。
最高ランクがSランクで、一番下がEランク。
それぞれのランク毎に、ランクに合わせた難易度のテストが出題されています。
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このスキルチェックが、私のような人間に、程よいハードルを用意してくれる感じで、モチベーションの維持に丁度よいんですよね。
実際の難易度はというと、初心者用に書かれた入門書や、このpaizaで受けられる入門講座を観て理解できる状態であれば、取り敢えずCランクには上がれるという感じ。
EやDの場合は、数分で解ける簡単なものですが、Cになると、私ぐらいのレベルだと、2~30分かかる感じでしょうか。
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Cだと、1時間の制限時間が設けられていて、その時間以内に解かなければならないのは勿論、時間がかかればかかる程、減点対象になっていきます。
20分ぐらいで正確に動くプログラムを書けば、100点が取れる感じでしょうか。
Bランクになると、制限時間が2時間になり、問題も難しくなります。 ちなみに私は、このランクでつまづきました。

プログラマーの方が書いたブログによると、転職などをする際には、最低限、Bランクはないと駄目で、それ以下なら足切りにされるというレベルのようです。
複数のテストがありますが、それぞれのランクの問題を1問でも解けるとランクアップ出来る仕様になっていて、同ランクの他の問題が解けなかったとしても、ランクが下がることはないので、ドンドンと挑戦していける感じでしょうかね。
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現状で、これだけの問題数が有るので、全てこなせば、プログラミングにかなり慣れる事が出来そうです。

問題を解いてみて思ったこと

どんな問題が出題されるのかというのは、ここでは申し上げる事はできません。
というのも、問題を解く前に、いちいち、こんな感じの警告文が出るからです。
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『問題内容を晒さないでね』とか『答えを他の人に聞かないでね』といった感じで、これに承諾しないとテストが受けられないようになっているので、問題内容を教えることは出来ないのですが…
私が解いているレベルの試験では、本当に基本的な事の繰り返しの様な感じなので、解くだけで、基礎力が上る感じがします。
for文 と if文 listの使い方とかね。 

後、paizaのスキルチェックには、標準入力という入力方法で入力されたデータを加工するというのが殆なので、標準入力の受け取り方を学んでおく必要があると思います。
標準入力でのデータの受け取り方については、paizaで無料の講座が開設されてるので、それを観てみると良いと思います。

何故 このサービスは無料なんだろう

このpaizaのサービスですが、入門講座やスキルチェックは、アカウントさえ作ってしまえば、基本的に無料で行うことが出来ます。
アカウントを作るのにも、お金はかからないので、勉強にお金をかけたくないという人には、もってこいのサービスなのですが…

何故、無料で使えるのでしょうか?

これは、会社側にインタビューをしたわけではないので、私の憶測ですが、paizaの本業部分は、プログラミング育成ではなく、転職サービスが主力なんだと思います。
『スキルチェック』で回答する際に、会社側に答案を送るといった感じの表示がされるので、会員のスキルレベルを、提携している会社に売っているんだと思います。
これによって、会社は、どの人物がどれぐらいのスキルレベルを持っているかがひと目で分かるようになる。

また、paizaでは、プロフィールの設定で、転職希望かどうか、希望の場合、どれぐらいの年収を望んでいるのかを、必須で書き込まなければなりません。
paizaと提携している企業は、それらの情報とスキルレベルを観て、自分の会社の条件に合うのであれば、スカウトをし、人材が確保できれば、それに見合った報酬をpaiza側に渡しているんでしょう。
提携企業がpaizaにお金を払ってくれているおかげで、結構なサービスが無料で受けられるのではないでしょうか。

また、無料で入門講座を受講できるようにし、スキルチェックも無料で提供することで、プログラミングの世界に入る人を増やそうという思惑も有るのかもしれません。
嘘か本当かはわかりませんが、プログラマーという職業は、今後、日本で足りなくなる業種のようなので、今のうちに、興味のある人を増やしておきたい。 出来ることなら、その人材を囲い込んでおきたいという思いから、無料サービスが多くなっているのかもしれませんね。
どの様な理由にせよ、お金をかけずに勉強できる環境を整えてくれているというのは、私のような人間からすると『ありがたい』の一言なので、今後も、この方針でやっていってもらいたいですね。

鬱陶しいメールが頻繁に来ない?

転職サービスが主力ということで、プログラミング技術を既に持っている方が、更に勉強を進めたい。でも、現在、特に、転職しようと思っていない人の場合、企業側から頻繁に、お誘いメールが来ないか心配という方もいらっしゃるかもしれませんね。
しかし、その心配は無用だと思います。

というのも、アカウントを作る際に、企業からのスカウトメールを受け取るか受け取らないかを選択できるので、転職をしたくないのであれば、メールの受け取りを拒否しておけば、義業側からのメールは来ません。
ただ、paizaに登録するのにメールアドレスが必須で、その登録アドレスに対して、paiza側が、『こんな企業が人材を探していますよ』といった感じのメールマガジンを送ってくることはあります。
まぁこれも、1日に何通も来るわけではないので、無料でサービスを使わせてもらっているので、それぐらいは構わないですよね。

使ってみた感想

私自身は、まだ、使い始めて日の浅いサービスですが、このレベルの学習サイトが無料で使えるというのは、結構、ありがたいと思いました。
前にも書きましたが、特に目標のない独学の場合、『何がしたい』といったことがない為、モチベーションも維持できずに勉強に身が入らないんですが、小テストのような感じでハードルを設けてくれる事で、取り敢えず、目先の問題を解いてみようという動機で勉強が続けられるのが良いですね。

既に、何か作りたいものが有る方にはひつ余のないサービスかもしれませんが、私のように、『なんとなく、プログラミングが出来たら良いな』レベルで勉強を始める人にとっては、便利なサービスだと思いました。
無料の範囲でも、結構な勉強が出来るので、独学に生きづまた方は、是非、試してみては如何でしょうか。