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だぶるばいせっぷす 新館

ホワイトカラーではないブルーカラーからの視点

【おすすめPodcast紹介】 福祉探偵団

Podcast

私の独断と偏見のPodcast紹介コーナー。
第118回。

過去に書いた投稿
タイトル紹介はこちら
エピソード紹介はこちら

今回は、【福祉探偵団】

福祉探偵団

福祉探偵団

  • 福祉探偵団
  • 社会/文化
  • ¥0
です。


今回紹介するwebラジオは、【福祉探偵団】
『福祉』と『探偵団』を合わせたタイトルなのですが、どちらがメインかというと『福祉』
ラジオを通して雑談形式で『福祉』について語られている、教育型のPodcast番組です。
公式の説明が分かりやすいのでを引用すると
『福祉探偵団は現場の第一線で活動するパーソナリティーが、福祉や介護などに関する物事を分かりやすく、沢山の人に福祉について理解を深めてもらう事を目的に配信するPodcast番組です。』
実際に社会福祉士として働いておられる方がパーソナリティーを務め、放送されています。

メインのパーソナリティーは、永遠の17才(16歳だったかも?)の設定のKELLYさんと、齢200歳を超えているという大魔女さんの2人。
私は、この番組を聴いてオモシロイと思ってから既に30回分ぐらい聴きましたが、この設定が役に立っている様子はなく、むしろ邪魔なんじゃないかとすら感じてたりしますが、とにかく大きく年が離れているという設定の2人がメインです。

放送時間は、大体1時間以内に収まる長さで、聞きやすい時間。
更新間隔は基本的に月1の月末更新。
一つのテーマが長引いて1時間を超えた場合は、前後編や4回に分けるといった感じで分割され、エピソード数も刻んでいきますが、その場合はその月にまとめて配信されるようです。
例えば、記憶に新しい『相模原障害者施設殺傷事件』もこの番組で取り扱われているのですが、この件は語ることが多くて長くなったせいか、1回の収録を3分割し、その翌月にも話し足りなかった分を話されています。
最初の3回は、エピソード128~130と刻まれていますが、配信は8月31日にまとめて3回分が配信されるという感じ。
月1更新なので、普通通りに1ヶ月で1エピソード鹿更新されないと、話が途中で終わると気になったまま1ヶ月待たなければならないわけですが、この配信方法だと区切りの良い所で放送が終わるため、ストレス無く聴けるのが良いですね。


実際に聞いてみた感想ですが、正直に言うと不思議な感じです。
パッと思いつく感想を一言で言えば『面白い!』って事になるのですが、その言葉だけでは言い表せない不思議な雰囲気を持った番組です。

もう少し具体的に書いてみましょう。
この番組は、先程も書きましたが大魔女さんとKELLYさんの男女で放送されている番組。
ハキハキしたお姉さんって感じの話し方をする大魔女さんと、どこか気の抜けた感じのフワッとした話し方をされるKELLYさん、2人の違いすぎるキャラクターが共通の話題で雑談形式で話されているので、その時点で楽しんで聴けます。
タイトルから推測すると暗くなりがちな印象を受けるかもしれませんが、業界あるあるネタなんかも交えて、気軽に聞ける雰囲気を持った番組です。

しかし、実際に取り扱われているテーマとしては、結構重いんですよ。
当然といえば当然ですが、介護とは人の生死に関わる職業ですし、綺麗事だけでは済まない仕事でも有ります。
『人として』とか『愛情を持って』なんて言う言葉は、私の様な畑違いの仕事をしている人間は、つい、口に出して言ってしまいがちですが、実際に現場で働かれている方は、どこかで気持ちを割り切らないと務まらない仕事だったりもします。
そんな割り切り部分などを、普通のメディアなどでは覆い隠したり、歯に布着せて…って感じでオブラートに包んで話されるんですが、この番組ではあっけらかんと思っていることを明るい口調で話されるんですね。
そういう口調で話されると、聴いているこちら側も軽い気持ちで聞き流しがちなんですが、よくよく聴いてみると結構重いんですよね。

また、内容だけでなく言葉としても重い。
介護や高齢者問題・虐待等の問題については、私達の身近にある問題なので、ついつい意見しがちです。
マスコミなどでもよく取り上げられますし、介護施設などで事件があるとワイドショーなどが取り上げますから、私達が耳にする機会も多い。
しかし多くの意見が、介護問題と直接関係がない人の意見だったりします。関係がある場合でも『自分の親を介護している』レベルで止まっている立場の人の意見を聞く機会のほうが多い。
実際に介護で働いていて、他人の介護を低賃金で行っている人の意見は、意外に聞く機会が少なかったりするんですよね。
それだけに、言葉一つ一つが非常に重い。

全ての問題にいえることですが、実際に働いている人以上の話以上の説得力ってありませんからね。
いくら専門家といっても、大学で授業を教えているだけで実際に体を使って体験していないけど『教授』呼べれて偉そうにしている人の意見は、どことなく薄っぺらいですし軽く感じられますしね。

この様な感じで、『ハキハキした頼れる年上女性キャラ』って感じの大魔女さんと、『男性だけどゆるキャラっぽい』KELLYさんという対象的なキャラクター。
そして、『パッと聴いただけだと明るく軽く話されているように聴こえる』のに、『実際のテーマは重く、発言としても重い』というギャップという絶妙なバランスによって、印象としては面白い番組なのに結構深くて重いという不思議な不思議な番組になっています。

介護分野は、これからも結構な問題が出てくるでしょうし、自分自身が年をとると直面してしまう問題でも有ります。
話されている内容自体が勉強にもなりますし、少しでも興味が湧けば、聴いてみては如何でしょうか。

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