だぶるばいせっぷす 新館

ホワイトカラーではないブルーカラーからの視点

【おすすめPodcast紹介】 ひいきびいき

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私の独断と偏見のPodcast紹介コーナー。
第117回。

過去に書いた投稿
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今回は、【ひいきびいき】
https://itunes.apple.com/jp/podcast/hiikibiiki/id532841119?mt=2&at=10l8JW&ct=hatenablog
です。


今回紹介するwebラジオは、【ひいきびいき】
公式サイトの説明文を引用すると『迫田大地(UXデザイナー)と木村はるか(声優)のふたりが「ひいきにしているもの」について楽しく語らうポッドキャストです。毎週土曜日更新。』
という事で、タイトルからも分かる通り、出演者の方が贔屓にしている事やモノについて紹介されている番組です。
男女二人で、聞き役と話し手は回ごとに交互に入れ替わるスタイルでの放送です。

放送時間は1時間前後で、毎週土曜日の週一更新です。

この番組。『おすすめPodcast』などで紹介すると結構な頻度でHITしますし、かなり今更感のある紹介なのですが、私が聴き始めたのは最近だったりします。
何故、こんな有名な番組を聴いていなかったのかというと、『おぎやはぎ』さんが放送している『メガネびいき』と勘違いしていたからです。
別に芸人の方が嫌いというわけではないのですが、最近の私は地上波ラジオでは無くPodcastにより興味を抱いているので、プロの方の放送は積極的には聴いていなかったんですよね。
しかし、勘違いということが分かり、ここに来て聴き始めた次第であります。

聴いた印象としては、非常に聴きやすい番組です。
絶えず、マイクの向こう側にリスナーがいることを意識している喋りというのでしょうか。伝わりづらそうな表現が出てくると、聴き手の側が質問をして解説を聞き出したり、フォローを入れたりしてくれている為、音声だけでストレス無く聴く事が出来ます。
これは、出演者のお二人がデザイナーだったり声優・役者をされているからかもしれませんね。
表現の仕事というのは、相手に伝わらなくては意味がない仕事が多いわけですし、普段からそういうことを心がけておられる方々だから作ることだできた番組のような気がします。
これらの事は、ラジオは音声コンテンツなので出来ていて当然と思われる方も多いと思いますが、しっかり意識して出来ている放送って結構少なかったりするので、やるべき事をやっている貴重なラジオの一つといえますね。

話されるテーマについては、結構幅広いジャンルについて話されます。
最初に『ひいきびいき』というタイトルと簡単な説明を聞いたときには、『そんなに好きなもの(贔屓しているもの)って沢山有るかな? ネタ切れにならないのかな?』なんて思ってましたが、実際に聞いてみると、自分がドハマリしている事を淡々と、または熱量を持って話すオタク的な内容ではなく、生活している上で『これ好きかも』と感じる程度の軽く贔屓しているものも紹介感じでした。
具体的には、マクドナルドの様な外食の話から映画や手帳といった小物まで、とにかく、お二人が少しでも興味を持って好きと感じたものについて話されています。

『ちょっと好きなもので、1時間も語れるの?』と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれませんね。
しかしこの番組は、単純に好きなものを挙げて好きな部分を羅列する番組ではありません。
例えば『手帳の回』などは、どんな場面で手帳を使うか、その際には、手帳はこんなレイアウトの方が良い。逆に、こんなレイアウトは使いづらいといった感じで、ディスカッションが行われます。
そんな中で、『私はこの手帳のこんな部分が気に入っている』といった流れで番組が進行していきます。
自分の好きなものをゴリ押しする感じの放送ではなく、一つのジャンルやアイテム・コンテンツについての考えや周辺の知識も知れて為になりますね。

幅広い物事を取り上げられる番組ですが、その中でも、最近聞き始めた私が一番面白いと思うジャンルが、映像コンテンツについて語られている回です。
この番組は、最初にも書きましたが、デザイナーと声優・役者を仕事としてされている2人が放送されています。
2人とも、お客さんに表現を通して感情を伝える仕事をされている為、例えば映画の話をする際でも、普通の人が作品を観た感想を語るという視点ではなく、クリエイターサイドでどう観えたのかを解説してくれるんですよね。

それが、非常に面白い。

どのコンテンツも、消費しかしていない側と作りて側では、観た際に受ける印象は変わると思います。
私達が日々見ている町並みも、建築関係者から見れば違った景色に見えるでしょうし、普段食べているものも、飲食店で働いている人から見れば味わい方は変わるでしょう。
この世にあるモノ・サービスは全て、観る側の立場によって変わると思います。
消費者側にいる人は、多少見る視点が違ったとしても、同じ消費者側で観ている人の意見とは共感しやすいですし、人によっては自分自身で思考を拡張して考える事も出来るかもしれません。
しかし、製作者サイドに立って観ることは、ほぼ無理です。その視点での解釈を聴けるというのが良いですね。

こういうことを書くと『製作者サイドの意見なんて、業界人のインタビューやレビュー番組を見れば良いじゃないか』というツッコミもあるかもしれません。
しかし、個人的にはその様なものはすんなり信じれなかったりするんですよね。
例えば、地上波ラジオでは宇多丸さんという方が映画のレビューを週一で行われています。この方もクリエイターサイドの方なんですが、地上波ラジオで仕事としてレビューされる場合、いろんなシガラミを感じさせて、全てを信じることは出来なかったりします。
その点この番組は、その様なシガラミを感じさせない丁度よいポジションで話を聞かせてくれるんですよね。


1回ワンテーマで時間的にも1時間と聞きやすく、聴いているうちに色んな見方や雑学が身につくので、興味が有る方は一度聴かれてみては如何でしょうか。
お薦めです!