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ホワイトカラーではないブルーカラーからの視点

【おすすめPodcast紹介】 経済倶楽部-日本財政破たんに備える資産防衛&予測サイト

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私の独断と偏見のPodcast紹介コーナー。
第回。

過去に書いた投稿
タイトル紹介はこちら
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今回は、【経済倶楽部-日本財政破たんに備える資産防衛&予測サイト】
https://itunes.apple.com/jp/podcast/jing-ji-ju-le-bu-ri-ben-cai/id478937544?mt=2&at=10l8JW&ct=hatenablog
です。

まず、紹介文を書く為に最初に書いておきますが、このPodcastでは、投資関連の話題が頻繁に出てきます。
私はこのコンテンツが面白いと思うので紹介文を書きますが、ここで話されている内容を全面的に信用しているわけでもなく、意見の一つとして捉えています。
その為、仮にこのPodcastの意見を鵜呑みにして投資行動をとられ、損失を出したとしても、責任は一切負いませんので、ご了承ください。


今回紹介するwebラジオは、【経済倶楽部-日本財政破たんに備える資産防衛&予測サイト】
タイトルからもわかる通り、経済系の番組ですね。
横森一輝さんという、元ヘッジファンドマネージャーの方に対して質問していくというスタイルでの放送す。
放送時間は短く、10分前後。
一回の放送に対して、1つの質問に答えていくという感じでしょうか。
放送時間が短いせいなのか、更新頻度は高く、1~3日に一度は更新されています。

この番組は、経済倶楽部という有料サービスの広報のような位置づけの番組のようです。
私自身は、有料サービスである経済倶楽部には入会していませんので、その会の事はわかりません。
もし興味のある方は、ご自身でお調べください。

番組の流れとしては、リスナーが横森さんに対して質問を投げかけるという形式で、番組が進んでいきます。
インタビュアーの方が質問を投げかけて、横森さんがそれに答える。
その回答でわかりにくい部分や専門的な用語が出てきた際には、インタビュアーがさらに突っ込んだ質問をしていくという感じですね。

経済番組は、基本的には経済用語が頻発し、前提知識がないと聞けないものが多いです印象があります。
しかし、この番組に関していえば、インタビュアーの小崎壮平さんがリスナー視点に立ち、難しい部分をかみ砕いてくださるので、ラジオ日経系などの他の経済番組に比べると、予備知識無しでも聴き易いと思います。

インタビュアーというのは、質問をしていけば良いだけとお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、この様なインタビュー形式の番組の場合は、インタビューの質の良し悪しで、番組の評価がガラッと変わったりすることも珍しくありません。
質問者が無知であれば、コメンテーターが何を話されているのかが理解ができない。
知識はあったとしても頭が良くて全体を見通す目がなければ、リスナー的に聴き易いのか、番組構成としてどんな質問を投げかければよいのかがわかりません。
そういった意味で、インタビュアーはかなり重要なポジションといえます。

その点、この番組では、インタビュアーは『アメリカ経済ニュースBlog』というサイトで経済ニュースを発信されている方。
こちらが聞いて欲しい事を汲み取って聴いてくれる為、かなり聴き易い放送になっています。

そしてメインの横森さん。
この方の意見が、他ではなかなか聴けない意見で、結構面白い。
これは、日本経済が破たんも考慮に入れている番組タイトルからも、分かると思います。

『日本経済が破たんする』
結構衝撃的なタイトルで、心配になる人もいれば胡散臭さを感じてしまう方もいらっしゃるでしょう。
正直、私たちが生きている間に破たんするのか、それとも、そもそも破たんしないのか…
これらは楽観的な予測で、数年後には破たんするのかといったことは、実際にはわかりません。

ただ、『経済学の常識では~』とヘラヘラと笑いながら、さも何でも知っているような顔をして話す経済学者の意見を信用できるのかといえば、出来ないというのが現状だったりします。
何故できないのかは、去年の暮から年始にかけて、経済学者の方が出した株価予測が、1月の末には全て外れていることからも分かると思います。
どの本だったかは忘れましたが、私が過去に読んだ経済本によると、経済アナリストと呼ばれる専門家の意見は、統計的には95%位の確率で外れるそうです。

何故こんなことになるのかというと、経済学が不完全すぎる学問だからです。
経済学という学問は、最初に前提を置いています。
その前提は、人間は合理的経済人であるというもの。
簡単に説明すると、自分の利益のために合理的に計算して動く人間ということです。
もし人間が全て、合理的経済人であるのなら、胴元が確実に活用にできているギャンブルなんて、客が一人も来なくて廃業してしまいますよね。

こんな無茶な前提条件のもとに計算されて出来上がったのが、経済学なんです。
その為、経済学の常識に世の中を当てはめると、大抵、間違うんです。

では、経済を観ていく上で何が重要になってくるのかというと、経験と臨機応変・柔軟な考えなんだと思います。
そんな柔軟な考えを養うためには、あらゆる前提に立った意見を聞くのが重要です。

そういった面でいえば、経済は破綻するという前提に立ったこの番組は、新たな視点を与えてくれるという点で、非常に面白い。
横森さんの話されることは、経済学という型にはまったものではなく、自身の経験等も考慮して柔軟に考えた結果を話されている印象を受け、非常に興味深く聞けます。
経済番組をこの番組だけ聴いて盲信する事は勧めませんが、いろんな経済系番組を聞き、それらの番組の一つに加えるという聴き方をすると、世界をいろんな方面から観る事が出来る為、良いのではないでしょうか。

放送時間も短いため、気軽に聴けるという点でも、お勧めです。