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だぶるばいせっぷす 新館

ホワイトカラーではないブルーカラーからの視点

【ゲーム感想】 ico

ゲーム

先日、PS3のicoというゲームをプレイしたので、その感想を書いていきます。




簡単なあらすじとしては、とある村が有り、その村には風習のようなものが有りました。
それは、角の生えた人間が生まれた際には、ある場所にある古城に取れていき、その者を封印するという習わし。

主人公の少年は、そんな村に生まれた角が生えた少年。
opでは、この少年が拘束され、棺桶のような入れ物に入れられます。
そしてゲームは、この少年がこの容器から逃げ出すところから始まります。

地震のようなものが起こり、びっくりした少年が容器を揺らすと、2つの振動の相乗効果なのか、容器が倒れて脱出できる程度の穴が飽きます。
少年はこの穴から抜け出し、城を徘徊している最中に、一人の囚われた少女に出会います。
条件反射的に少女を助けた少年は、その少女と一緒に、脱出する方法を探します。

城の中には様々な仕掛けがあり、主人公達の行方を遮ります。
その障害を一つ一つ解決していき、少年は少女とともに脱出が出来るのか?といった謎解きアクションゲームです。


このゲーム、私は一切の事前情報無しでプレイしました。
その為か、正直にいうと、最初はかなり戸惑ってしまいました。

城の中には、イベント的に影の様なものが登場し、少女を連れ去ろうとする以外で、他に登場人物は出てきません。
障害の殆どは、城の構造であり、色んな所にあるレバーを操作したり、跳ね橋を下ろしたりするのがメインで、ジャンル的には謎解きアクション。

ここで、何に戸惑ったのかというと、操作感ですね。
私はここ最近、主にアサシンクリードシリーズを遊んでいました。
あの作品も、敵に見つからないルートを探したり、仕掛けを作動させたりするアクションが多いのですが、圧倒的に違うのが、操作性とスピード感ですね。

というか、この2つの作品は比べるべきものではないと思うのですが、2つの作品を連続でプレイしてしまったせいか、その悪い部分が目立っちゃったんですよね。
それぞれを時間を置いて単独でプレイすれば、最初の印象は全く違ったかもしれませんけどね。

スピード感等は作品ごとの雰囲気なども有るので、少し横においておきましょう。
実際にプレイしていて、操作性で気になった点を書いておくと、カメラが固定という部分。
謎解きをする為には、周囲の状況を見渡して探索するというのが重要になってくるのですが…
このゲームでは基本的にカメラが固定で、一応は動かせるのですが、カメラの起動が固定されている感じ。
別の表現でいうと、監視カメラが固定されていて、首振りだけは出来る感じの自由度といったほうが良いですかね。

このカメラ固定が、かなりの曲者。
首振りだけでは絶対に見えない資格の部分に、上に登るための仕掛けが有ったり…
影の真っ暗な部分に、真っ黒なハシゴが有ったりするのが、個人的には納得が出来なかったり。
といってもこの程度であれば、『これも謎解きの一つ』と割り切ることも出来ます。

しかし、一番鬱陶しいのが、プレイヤーが移動すると固定カメラが独特の軌道で動く所。
このゲームは、細い通路などを通ったり、天井からぶら下がっている鎖にぶら下がり、反動をつけて飛び移るという動作が多いのですが、そこで無駄に難易度が上がるんですよね。
普通の角ばった通路であれば、落ちてもぶら下がってくれるのですが、丸くて細い配管の上を歩いている時にカメラが曲線を描いて移動をすると、直線の配管なのに、カメラの動きに合わせてアナログスティックを操作しなくてはならなかったり。
鎖や出っ張りに向かってジャンプをする時、軸合わせが非常に難しかったり…
ここら辺りの演出は、ちょっとストレスが溜まる感じでした。


…と、出だしからダメ出しをしてしまいました。
『そんなに嫌ならやらなければ良いのに!』と思われる方も多いかもしれませんね。
こんなことを書いていながら、実際にプレイしてみた感想ですが、結果的には面白かったです。

このゲームは、最初にも書きましたが、女の子と一緒に脱出するゲーム。
離れた位置にいる女の子を呼んだり、手を繋いで一緒に走ったりしながら、女の子を誘導しながら進行していきます。
最初の印象にも書きましたが、この女の子の誘導。
ゲーム全体のスピード感を奪い、最初は結構イライラとしていました。

しかし不思議な事に、数時間プレイをしていくと、そんなイライラが何処かへ吹き飛んでいくんですよね。
女の子と男の子を比べると、男の子の方が脚が速いので、女の子は男の子の手に引っ張られる様な、ちょっと痛々しい感じになるんですよね。
ですが、○ボタンを押す事で少年が周囲を調べならが慎重に歩くようになるので、女の子との歩幅も合って、調度よいスピードになるんですよね。

この、ゆったりとした雰囲気に慣れてくると、自然とゲーム内の雰囲気を楽しめるようになってきます。
こうなると、先ほど酷評してしまった固定カメラの視点も、絵本の様に思えてくるから不思議。
敵自体も、少女を別の部屋に一人にしない限りはイベント以外で出てこないので、誰もいない古城の中を、少女と二人で探索しているような、ほのぼのとした雰囲気に浸れます。

また、設定自体も細かく説明されているわけではなく、ゲーム内でも必要最低限のセリフしか話さない為、ゲームの設定を自分で好きな様に想像できるのも良い点ですね。
先程は、少女と二人で探索しているように見えると書きましたが、見方を変えれば、角が生えた少年が、兜を被った小さな騎士にも見えるし、少年よりも背の高い少女が、時には母親のようにも見えたりもします。

このゲームの発売自体が、ps2で2001年に発売されているソフトなので、少し古臭い感じも受けますが、それも感じ方によっては、結構良い雰囲気を出している様にも感じられます。
プレイ時間が10時間以内で2000円というのは少し高い印象も受けますが、少し違った雰囲気を味わいたい方は、やってみても良いと思います。

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