だぶるばいせっぷす 新館

ホワイトカラーではないブルーカラーからの視点

【マンガ紹介】 にゃん天堂 

今回紹介するマンガは、【にゃん天堂(1)】です。




この作品を知った経緯ですが、私が愛聴しているネットラジオ【アマゾンプロダクツ】で度々紹介されていて、興味をもったからです。
そこでは、ゲーム業界のモノノフが最後に行くヴァルハラといった感じの紹介がされていて、妙に興味を惹かれたんですよね。

という事で、早速アマゾンで注文し、読んでみました。

まずは、この漫画のあらすじ。
にゃん天堂という名の玩具会社で働く、ゲーム制作部の日常を描いた話です。
このゲーム制作部ですが、普通の制作部とは一味違います。
簡単に云うと、時代に取り残されたゲームの制作部。

解りやすくする為に、現実の会社の話で例えてみます。
現実の世界では、○ニーがP○4を開発し、マイク○ソフトがxboxを開発。
世の中のゲーム機合戦は次世代機へと移行し、グラフィックは向上。
ゲームシステムもドンドン複雑になっていき、据え置き機は子供の物から、一部マニアのものへと移行していってます。

そんな中で、任○堂だけが次世代機を出さずに、未だにスーファ○だけで頑張っているという設定です。

次世代機戦争が巻き起こっている中、時代遅れのスーニャン(にゃん天堂のゲーム機)にこだわる理由は単純で、社長とゲーム開発部の人達が、スーニャンを愛しているから。
他社がフルCGでゲームを作る中、未だにデッサンをしてドット絵で書くというアナログな手法でゲームを作るのも、愛故なのでしょう。
そんなゲーム制作部の日常を書いたのが、【にゃん天堂】です。


読んだ感想ですが、基本的にはギャグマンガなので、面白く笑える作品という印象が一番強いのですが、それだけではないんですよね。
どう表現したら良いのでしょうか…
ここに出てきた【にゃん天堂】という会社のゲーム事業部の様な職場環境でやっていけるような社会が、幸せな社会なんじゃないかと思ったり。

創りたいものを思いつきで創るので、ゲームの路線変更も急に変わる。
直属の上司である社長へのホウレンソウも完全無視。
そして、暴走するときのゲーム開発部の団結力は凄まじい。
一見するとメチャクチャな職場ですが、そんなゲーム開発部の人達を、社長はなんとなく許してしまう。

この事業部は、時代の流れどうなろうとも、自分たちの好きな道を突き進んでいるんですよね。
といっても、世の中の大半の人には見向きもされない。
でも、そんな人たちの事を認識していて、応援してくれてる人もいる。(ウッド森田さんとか)

そんなわけで、なんだかんだでゲーム開発部は、ギリギリ黒字。

大儲けは出来ないけども、自分の好きな仕事が出来て、それで生活出来る。
これって、結構理想的なんだなって思うんですよね。

市場調査をして、消費者動向を調べて、どんな作品が受けるのかを調べた上で、売れそうなものを創る。
これもひとつの仕事でしょうし、重要な事だと思います。
生活する上で、お金は必要なものですしね。
ですが、そういう作り方をするのって、結構しんどい事だと思うんですよね。

その一方で、やりたい事をやって、それを受け入れてくれる人達がいて、それで生活まで出来るって、クリエイターの夢の世界なんじゃないかなって。

そんな夢の世界に浸りたかったのか、最近ではマンガは一回読んだら終わりってケースが多かったのですが、この作品は何度も読み返してしまいました。
絵的に幼い子が対象かな?と思われる方も居らっしゃるかもしれませんが、基本的に会社ネタなので、真の面白さは社会人にしかわからないと思います。

ギスギスした現代社会につかれた方は、一度読んでみては如何でしょうか。
きっと、癒やされると思います。

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