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だぶるばいせっぷす 新館

ホワイトカラーではないブルーカラーからの視点

ギャンブル大国 日本

政治・経済

ここ数年間、日本では『カジノ法案』で揉めていますね。
反対派の意見としては、ギャンブルで人生を棒に振る人が出てくるといった意見をよく聞きます。
それに対して賛成派は、既に公営ギャンブル場が存在するし、パチンコというグレーゾーンのギャンブルが乱立していると主張。

個人的には、カジノ法案の反対派は、既に依存症などで悪影響が出ているパチンコを何とかした方が良いと思いますが…
パチンコや公営ギャンブルに限らず、既に日本はギャンブル大国といっても良い程、ギャンブルが浸透している気がするのは気のせいでしょうか。

『日本に、他にどんなギャンブルがあるんだ。』と思う方も居らっしゃると思うので、見方によってはギャンブルになるものを紹介していきましょう。
日本に存在して、既に社会に浸透しているギャンブルは主に2つ。

株と保険です。

まず株式投資ですが、経済云々、資本主義の下では…といった意見も有るとは思いますが、基本的には買った株が上がるか下がるかといった半丁博打です。
ルーレットでいえば赤か黒かの2択に賭ける様なものという見方も出来ます。
株式投資がギャンブルという見かたは納得出来ないという方も居らっしゃるでしょう。
それはそれで良いのですが、株式市場には金融派生商品を売買する市場というものが有ります。

元となる株式市場に紐付けされた商品の売買ですが、こちらはギャンブルとしか捉えられないような商品が存在します。
それがバイナリーオプション
バイナリーオプションはオプションの一つで、オプションとは何なのかというと、簡単にいえば保険です。
特定の価格で購入、または売却する権利の売買を行う市場で、元となる商品の価格変動によってオプションも変動します。

例えば、日経平均が2万円の時に、2万円で買う権利と得る権利を売買したとします。
日経平均の価格が2万円の時に2万円のオプションを売買する場合、価格差が無い為に純粋に保険料のみの取引となります。
この保険料が1株あたり100円だとすると、2万円で買う権利(コール)を購入すると、元の価格と保険料を合わせ、日経平均が20,100円以上になればプラスとなります。

ここで、『あれ?』と思う方も居らっしゃると思います。
というのも、オプションを買わずに素直に元の日経平均を購入しておけば、元値の2万円を超えればその分がプラスになる。
保険料の100円分だけ不利になっているのではないか。と…
それはもっともな疑問です。

では何故、わざわざオプションを購入するのかといえば、ポイントは、オプション市場は権利を売買する市場だということです。
つまり、2万円で買う権利を購入した場合、思惑通りに日経平均が上昇して20,100円を超えれば、権利を行使して2万円で購入して即座に市場で売却する事で、差額分の利益を得ることが出来きます。
逆に下がった場合はどうなるのか。
思惑とは違って日経平均が暴落し、19,000円迄値下がりした場合、オプション売買をせずに日経平均を2万円で購入した場合は、1,000円の損失です。
しかし、2万円で購入できるオプションを購入していた場合、予想に反して値下がりすれば、権利を行使しなければ良い
権利は義務ではないので強制では有りません。
権利行使を行わなければ、最大損失はオプション料金の100円となります。

また、投資家の負担が保険料のみという事は、少額で大きな取引をする事が可能となります。
この例で説明すると、日経平均を直接買おうとすると1株あたり2万円が必要ですが、オプションなら100円で良い。
仮に日経平均が20,200円まで上昇すれば、掛け金は倍になる。


しかし、オプション市場というのは保険料の値付けが難しく、オプション料を計算する為の数式を作った人がノーベル賞を受賞したほどです。
(余談になりますが、オプション料の計算方法であるブラック・ショールズ式を見つけた人物をメンバーに加えたヘッジファンド(LTCM)が設立されましたが、見事に倒産しました。)

この複雑な計算のオプションを、より簡単に解りやすく加工した金融商品が、バイナリーオプションです。
バイナリーオプションを簡単に説明すると、5分後の株価が現在よりも上昇しているか下降しているかを予測して、【上昇】か【下降】のどちらかを購入するという商品。
外れれば掛け金は全て没収され、当たれば倍になります。

これは流石にギャンブル性が強いとされ、5分・10分先といった極短期の商品は発売禁止となりましたが、2時間先で有れば合法の様です。
しかし普通に噛んがれば、2時間玉が周り続けているルーレットと差がない事は、だれでも分かります。
株式投資というフィルターを咬ます事でカモフラージュされていますが、立派なギャンブルといえるでしょう。


また、このオプションという概念は、他の市場にも飛び火しています。
一番代表的なのが商品先物市場です。
先物取引自体も、素材を取り扱う生産者や商社の方が売買する分には必要な市場ですが、全く関係ない投機家に取ってはギャンブル市場。
特に農作物市場は、豊作・凶作を当てるギャンブルで、価格変動の主な材料が天気予報だったりします。
(その商品先物にも、当然の様にオプション市場が存在します。)

そしてこのオプションという名の保険の様な商品は、天候デリバティブと呼ばれる商品まで生み出しました。
この商品は農家の方が、一定期間内に○日以上雨が降らなければ、金銭を受け取れるという内容の保険です。
雨が少なく干ばつになると、凶作になってしまう確立が高くなってしまいます。
そうなれば当然、収入も激減する為、その損失を補填する為の保険の様なもの。

でも見方を変えれば、天気を対象にしたギャンブルですよね。
一応、賭博目的で購入することは出来ないという注意書きはありますが、保険会社が納得できるようなストーリーさえ用意できれば、購入は可能。


こう考えると、日本はカジノを解禁する以前に、ギャンブル大国とはいえないでしょうか。
そもそも資本主義がギャンブルのようなものですし、そんな主義の元で運営されている国が、『ギャンブル反対』なんていっても、説得力が無いようなきがするんですけどね。

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