だぶるばいせっぷす 新館

ホワイトカラーではないブルーカラーからの視点

ダイエットと減量の違い

徐々に暖かくなてきた、この季節。
偶にテレビの通販をみると、ボクササイズダイエットや、ボクサー公認のサウナスーツを目にする機会があります。

確かにあの商品を買えば、体重は落ちるのですが…
この様な商品を買ってしまう人達は、ダイエットと減量の意味を分かっていないのではないかと思ってしまいます。

この様な勘違いをしてしまう一番の原因は、体重に拘り過ぎているからでしょう。
前にブログでも書きましたが、ダイエットと体重は、全くといって良い程関係が有りません。
http://kimniy8.hatenablog.com/entry/2015/03/23/183543
体重がそこそこある人でも魅力的な体型の人はいますし、体重が低いだけで魅力が全くない人も数多くいます。
大切なのは見た目のプロポーションであって、体重という数値では有りません。


しかし、目に見える数値として一番手軽なのが体重。
その為、体重を減らすこと=ダイエットと思い込んでしまう人がかなり多い。

そして、その体重を短期間で大幅に減らすイメージが有るのがボクサー。
体重別の種目であるボクサーは、体重測定までに定められた体重まで落とします。
指定の日に定められた体重まで落とすという事で、ボクサー=ダイエットの達人と思い込んでしまう人が多いのも事実。


ですがハッキリ言って、その認識は間違いです。

ボクサーが行っているのは減量であって、ダイエットでは有りません。
両者の違いは、体重に重きを置くかどうかの差です。

先程も少し書きましたが、ボクサーがダイエットを行う目的は、体重別の試合に出場するために、規定内に体重を抑えることです。
健康的な体作りをする為でも、プロポーションを良くして魅力を増すためでも有りません。
その為、ボクサーが行う減量の手段としては、体から水分を如何にして抜くかという作業になります。

身体の体重の大半は水分で出来ています。
小学校でも習ったと思いますが、水は1リットルで1キロの重さが有ります。
つまり、身体から10リットルの水を出せば、単純に10キロの減量が可能になるわけです。
ボクシングの場合は、計量が試合の当日ではなく前日という場合もあります。
水分を抜く事で体重を軽くすれば、計量後に水分補給をすれば体重を容易に戻すことが可能となります。

体重別種目では体重が重いほうが有利である為、出来るだけ水分だけで体重を軽くします。
その後に補給をし、相手よりも重い体重でベストコンディションに持って行くことが出来れば、試合を有利に進めることが出来ます。

その為、ボクサーが行う減量方法は、汗を大量に出して体重を軽くする方法を取ります。
スタミナ増強の為に普段行っているロードワークを、サウナスーツを着て行う事で効率的に汗を出す。
運動後には水分を補給せず、ひたすら水分を抜くことに集中する。

ロードワークで無理ならサウナに長時間入り、それでも無理なら、ガムを噛んで唾液を出して吐き出す。
身体から限界まで水分を抜いて達成するのが、ボクサーが行う減量です。
当然のことながら身体に相当負担がかかる為、長期間行うことは出来ません。


少し考えれば分かりますが、普通の人がこの様な減量を行っても意味が有りません。
何故なら、目的が全く違うからです。
ボクサーは計量をパスする為に減量を行います。
しかし一般のダイエットをしたいと思っている人は、見た目を良くして魅力を増す、もしくは、健康的な身体をつくる為に行うわけです。
この目標を見失い、単に体重を落とそうとボクサーの真似をすると、体を壊してしまい、目標達成は遠のいてしまうでしょう。


では何を参考にすれば良いのか。
私の今までの経験では、一番参考にすべき人達は、ボディービルダーでしょう。
日本では、ボディービルダーはイロモノ的な目で見られることが多く、ビルダーについて余り知識がない人も多いと思います。
しかし私が知るかぎり、最も科学的なアプローチで身体と向かい合っている人々が、ボディービルダーです。

そんなボディービルダーが、どのように体づくりをしているか。

・カロリー計算をして、栄養価のある食事をとる
・筋力トレーニングをする
・休息を取る

単純化すれば、当たり前の事を淡々とこなしているのです。
夏までに、出来るだけ早く肉体改造したいという気持ちは分かりますが、地道な作業が一番の近道だったりします。

ダイエットを確実に成功させたい方は、○週間で○○キロ減量!といった甘い言葉に騙されず、地道に頑張りましょう。

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