だぶるばいせっぷす 新館

ホワイトカラーではないブルーカラーからの視点

共通言語 『サブカル』

よく、英語は世界の共通語といった言われ方をします。
確かに、英語圏の人数も多いですし、母国語が英語で無かったとしても、英語を学習している人達の人数もかなり居る。
英語を話せるようになる事で、コミュニケーションを取れる人間が大幅に増えることは間違いないでしょう。

しかし、共通言語は英語だけなのでしょうか。
私はそうは思いません。
知る事でコミュニケーションが取れるようになるものは、他にも存在します。

それが何かといえば、サブカルです。


いきなりサブカルが共通言語だと主張しても、困惑する方も多いと思います。
というのも、英語等の言語とサブカルは、そもそもジャンルが違う。
それなのに一緒に扱ってしまうには、無理があるのではないかと。

確かにもっともな意見だと思いますが、その事を理解するには、言事は何なのかについて考えなければなりません。

言事は何なのか。
一言で言うなら、コミュニケーションツールが言語です。
人と人が理解する為にコミュニケーションを取りますが、理解し合う為には共通認識がなければならない。
自分の考えと相手の考えを共通の知識で橋渡しする事によって、理解を深める。
その橋渡しの道具の一つが言語です。

コミュニケーションの為の道具という視点で見れば、サブカルも立派な共通言語なのです。


分かりやすくする為に、自身の経験を元に一つの例を出しましょう。

私が先日、とあるbarに行った所、カウンターには2人の外国人が座っていました。
一人はオーストラリア人で、もう一人はスウェーデン人。
私は英語が話せず、コミュ力も高い方ではありません。
本来であれば、この方々と話して盛り上がることなんて無いわけですが、結果から見れば、3時間程楽しく会話をする事が出来ました。
天元突破グレンラガン】という言語で。

その2人の外国人は元々アニメ好きで、それが元となってTwitter経由で知り合った人達。
そして初めてオフ会で会い、意気投合して呑みに来たらしく、アニメや漫画の話ばかりをしていました。
このBARのマスターと、他のお客さんも漫画・アニメ好きで、私も嗜む程度ですが色んなコンテンツを観てきました。
結果的に、その場にいた全ての人がアニメ・漫画という共通の知識を持っている状態になったわけです。

先程も書きましたが、私自身は英語なんて話せません。
しかし、『カミナが迎えた壮絶な死と、それによるショック』は分かります。
その共通認識を分かち合うことも可能なんです。


ここまで読んで、『アニメの話題なんかしたくない』とツッコミを入れる方も居るでしょう。
ではあなたは、何の為に語学を勉強したいのでしょうか。
この質問に即答できる方は、それで構いません。

しかし、即答できない方は、恐らく語学を勉強したとしても挫折しますし、身についたとしても直ぐに忘れてしまうでしょう。
そういう人は、身につけてから使い道を探す様な語学を勉強する時間やお金を、打ち込める趣味に投じたほうが良い。
趣味がないのであれば、それを探すために使ったほうが良い。


根本的な話をすれば、コミュニケーションツールはコミュニケーションをとる為のツールなので、最終目標は当然、人とのコミュニケーションです。
しかし、その手段でしか無い道具の使い方を知る事を、最終目標にしている人って多いんですよね。
そして身につけたは良いが、使い方がわからない。
何故なら、日本語で日本人相手にコミュニケーションが取れない人が、語学を身につけたからといって外国人とコミュニケーションが取れるわけがありません。

人間的に面白みもなく、教養もなく、コミュ力もない。
でも語学だけは出来る人と話そうと思う人はいない。

逆の言い方をすれば、コミュニケーションが取れるのであれば、ツールはなんでも良い。
もっといえば、コミュ力が高ければツールがなくても良い。
相手が、『この人ともっと話がしたい』と思えば、こちらの伝えたいことを読み取ろうと努力してくれるし、分かりやすい方法で伝えようとしてくれる。
コミュニケーションが取りやすい状態を、向こうが演出してくれるわけです。

それなら、教養を高めて話題の引き出しを増やし、コミュ力を高める方が近道なのではないでしょうか。

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