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ホワイトカラーではないブルーカラーからの視点

【おすすめPodcast紹介】 千葉文化放送

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私の独断と偏見のPodcastド紹介コーナー。

第52回は、【千葉文化放送】

千葉文化放送 

千葉文化放送 

 

です。

 

 

今回紹介する番組の紹介ですが、番組概要がサイトの方に解りやすくコンパクトに書かれていたので、その引用を読んで貰えると理解が早いと思います。


東北、埼玉に続く第三の○○文化放送
主な話題は展覧会(現代美術)等のイベントリポートやゲストトーク

という番組です。

基本的には、ネットラジオ界の3大【ひろし】の内の一人の方が一人喋りでやっておられるラジオで、たまにゲストを読んでのゲストトーク回が入ります。
ゲストトーク回は、7つのニュースを取り上げてトークする時事ネタ回や、テーマを設けて話し合う等の雑談回。

個人的に好きなのは、ニュース回。
何が良いのかというと、取り上げられているニュースのチョイスが良い感じです。
どのようなものが取り上げられているかというと、世間を賑わせている様な大きなニュースでは無く、丁度良い具合のマイナーなニュースを取り上げてくれています。
その為、ここでネタを仕入れることで、普段の日常生活の雑談に使えたりもするんですよね。

ラジオの良さは、単純に話が面白いというのも重要ですが、使える情報を仕入れられるというのも結構な重要ポイントだと思います。
その点では、普段注目しないニュースを取り上げてくれるというのは、ポイントが高いですね。


しかし一番良いのは、美術の展覧会レポート。

美術を取り扱った放送ですが、昔の芸術作品の解説番組などは、探せば結構あります。
しかし現代美術を取り扱った番組は、私は殆ど知りませんでした。
恐らくですが、数は少ないと思います。

何故数が少ないのかというと、これは私の想像なのですが、放送で取り扱う場合、現代美術の方がハードルが高いからだと思います。
というのも、大昔の絵画や彫刻などの作品は、ものすごい数の専門家が何世代にも渡って、観方や解釈等を既に述べています。
その為、勉強さえすれば見方はわかります。
また、他の人に伝えるために書かれた解説書などの文献も数多く出回っている為、他人に伝え易い。
それに、昔の作品を考察したり自分なりに解釈したとしても、創作者は既にこの世にはいないわけですから、勝手なことを言っても反論されない。

しかし、これが現代美術だった場合はどうでしょう。
作品が生まれて間もないですし、解釈や考察なども進んでいない。
その為、作品に触れて解釈・考察する場合、自分の主観が大切になってくるんですよね。
自分で考えて自分で理解し、自分の言葉で他人に伝えなくてはならない。

これって、結構大変な事だと思います。
芸術品を創作するする方達は、あらゆるものに影響を受け、その思いを作品作りに活かしています。
その為、それを理解しようと思うと、かなり教養が高く無いと駄目です。
それに加えて、現代美術は創作者が存命の場合も多い。

よって、自分で勝手に解釈したとしても、創作者へのインタビューで全く違った事をいわれてしまう可能性もあるわけです。
それに加えて、現代美術は先人達が超えられなかった壁を超えようとする、挑戦的な態度をとりがちです。
その為、出来上がった作品が非常に解りにくかったりします。

その現代美術をレビューしようとする姿勢が、この番組の凄いところだと思いますね。
現代美術に興味の有る方は、一度聴いてみては如何でしょうか。

お勧めです!